文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治36年旧6月7日よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2021-07-29 02:35:55
年月日1903(明治36)年7月30日(旧6月7日)
神霊界掲載号大正8年5月15日号(第86号) 3頁
神霊界八幡書店復刻版第4巻 447頁
七巻本第5巻 83頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os165
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本文
艮の金神変性男子の御魂、出口の神と現れて、世界に出現ることを以前に知らして与らねば、人民と言ふ者は、一寸も先の見えんもので在るから、今度世界に善悪審判宇宙之大修斎は、何に付けても大事業斗りであるから、神誓神約的事変を出口の手で以前に知らしてやる、変性男子の御役で在るぞよ。此の世の改製、光華明彩の世に建替て、此の矛盾不合理無不至き世を整然透明の世に致す変性男子は至重重責な御役で在るから、何時までも喉から血を吐く如く、今日一日楽と言ふ事も無いぞよ。世の立替の大本は、他の教会の行り方とは、根本的行り方が違ふて、是から判る程人が出て来るが、此の大本は人民の身魂の修祓を致す大本であるから、他の教会とは骨が折れるぞよ。余り見苦るしき身魂は、此の大本の高天原へは寄り付かれんが、其の身魂が大多数あるぞよ。磨ける身魂は磨きて与りて、日本神国の中の守護をさすなれど、磨きかけの出来んのは暗黒地獄に放りて了ふから、茲まで気が付けてあるから、立替に掛ると忙しく成るから、人民を引寄せて一々言ひ聞かせるやうな事をして居りては、世界の救済事業が遅く成るから、世界の人民には明治二十五年から出口の手と口とで知らして在るのを、真実に致す人民が無いので在るから、もう知らせやうが無いから、と申してもこの世界に大修祓を一度に致しては、此の世がどろうみに成るから、筆先に知らしてあるとうり、龍宮様が肉体で御守護遊ばすと余り激しいから霊で御守護が在るから、何も綾部の大本は明治二十五年から出口直に知らして居るのじゃぞよ。金光殿の取次ぎを引寄して、金光殿は三分なり、出口直に守護致して、化して置いて、奥村にも足立にも七分力を、艮の金神が加けて与りて居るのが判明らなんだで在らうがな。大本に出て来るのは、此の方が皆引寄して神力を注けて与りて在るのを、皆直に慢心を致して出口を尻敷に致すから、皆間違ふて神業扶翼に成功う役員は無かりたぞよ。それもその筈じゃ、是だけ世に落して、世界中に外には無い結構な事がさして在るから、皆人民が誤観誤解を致して居るからじゃぞよ。足立が神話講を致すと直ぐ出口が居眠りたり、話の間断には出口の右の手の拇指がツンと立てりたり致しても、出口は知らずに居らうがな。お直さんが余り眠りなさるでかなわんと足立が申したで在らうがな。此の実際を見て居るのは以田村の四方すみが見付けて、人は一ぱいお広間に居るし、柿の種をあててあれ見やれと、塩見順に知らしたこともありたぞよ。神は人民の知らん処から守護致して居れども、皆判りては居ろうまいがな。初発から綾部の広間は金光殿のやうに思ふて居れど、艮の金神が出口直を使ふて、何事も経綸て居りたのじゃぞよ。此の度は霊縁のある身魂ばかりを引寄て、天地本然之真を為せて居るから、程無く判別て見せてやるなれど、何と申しても三千世界の事であるから、誰が何を致すのも皆神に使役はれて居るのじゃぞよ。暫く致したら皆が眼が覚めるぞよ。世界は一切万物に皆此の方が本源で在るのに、神にも人民にも此の由来を知りたものは無いから、世界は一切万事に険悪く成りたのじゃぞよ。政治界実業界教育界宗教界思想界軍人界等に活動ておいでる神にも御存じ無き事が人民に知れそうな事は無いから、申すやうに致して天然惟神之清心に成りて居りたら、二度目の世の立替も速やかに成りて、心安静き尊厳而平穏な世になりて、運不運の無きやうに致して、御土を大事に敬ふて、作物を栽培れば天から守護うし、地から守護うし、中界を守護わすし、思ふやうに何事も成就くなれど、肝腎の世界を守護致す大元の神を、他所におしこめて置いて、世に出て居りて世を構うて居りた神が、此の世は自己欲主張さえすれば良いのじゃと申して、前後構はん方針の世の経綸策で在りたから、世界中動きも微躯りとも成らん様に成りて了ふたのじゃ。斯うなる事は世の初発から見え透いて居るから、御意見致したら御聞入れ無かりたが、申した世が循環りたぞよ。
○
出口直明治三十六年の六月七日
月の形の簾の中、日に日に変る大本の様子付け留めて置いて呉れいと申して在るが、簾が上がると日の出の守護に成るから、日の出の守護になると日に増しに激しう成りて、大本の中は何となしに気遣ひに成るから、何も気が注けて、気色も無い以前から知らして在るぞよ。
○
是迄の世は余り世界に幸不幸之懸隔が在りて、隠から此の方見て居れば、余り可愛想で見て居れんから、末法の世を縮めて、二度目の世を立替て、根神の世に致して、むかしの神代に復活る経綸が仕て在るのが、神運発顕之時運が循環て来たのじゃぞよ。二度目の世の改整時業は骨が折れるぞよ。
○
従前の世界は肉欲的強者優勝の時代で在りて、如何罪穢のある金銭でも、栄輝に致せば人が崇めて、他人は難渋いたしても自己さえ足けりゃ良いと思ふて、後運の判らぬ世で在りたから、我が子孫に毒を皆が呑まして居るが、親の運は子に在り、子が苦しむと親が苦しむが、人を苦しめたら我れに出て来るぞよ。
○
清浄世界、汚濁世界の境界の金輪際の、天地が変る、世の末が世の元に成る折の神示を、出口の手で世界に在ることを書きのこして置くぞよ。是丈け世界に喧嘩口論が有りては、世界の人民の心が悪くなる斗かりで在るから、世界には悪言争論の無き事に世を建替るぞよ。
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永らく世に隠伏て居りて、神連関発万有安堵之時節の来るのを待ち兼ねて、夜、昼、暑さ寒さの厭ひも無くして世界一切之事象事物を審査致しての今度の二度目の世の建替、骨ば折れるなれど、然るかわりには今度の天地改整邪悪分子順和並掃蕩大神業は、他所からは指一本さえる故障も無いぞよ。
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いろは四十八文字で世界の経綸法を書かすから、此の四十八文字で何事も通用致すやうに成るぞよ。此の四十八文字に応服じて、何事も心気静粛き世に成るぞよ。従来の世の経綸法では、外国の行り方で在るから、モウ世は立たん事に成りたぞよ。日本の国は、混沌境裡争擾をしては不可ん国、上下親睦相助致さな不治ん神国神聖の国土。
○
親が罪穢を償りて置いたら子の成業が早いなれど、親が罪科を積みて置くと子が苦しむが能く判り切りて居るぞよ。此の世で傷人徳書世風をして置いたら、其れが道義的借銭に成りて居るから、夫れは艮の金神が帳面に付け留めて在る同様に知りて居るから、今度身魂を審判めて、何彼の罪科をあらはして、道義的負債を取りて与るのじゃぞよ。
○
艮の金神変性男子の身魂は、何事も邪悪に見せて、天地真義発揚事業を働いて来たのであるから、誤解を致さんやうに致されよ。自己本位方針は表面からは善美に見えるぞよ。今の世界の人民は取り違いを致す筈じゃ。体主霊従は、人に巧言令色申して、自分は善い子に成りて居るぞよ。
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従来の世は真黒面の世で在りたから、岩戸開きに行った折は、昼の日中に、てふちんを燈けて行きたであろうがな。道がチットも判明らなんだなれど、岩戸を開らいたら世が明けて、日の出の守護と成りたから、道が少々判明り出したから、心の洗濯致さんと是迄の心では行けんぞよ。
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是迄の世は天地之真義不判明の世で在りた故、表面から見て名義さえ美しう在りたら、人が重宝がりたなれど、根本的世が変るから、表面から見ては判らん処の掃除を充分致さんと、誰も相手が無く成るぞよ。薩張り国家経綸法変転ると申して在るぞよ。
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天地之大道が反覆て居るのを、本元へ復帰して改善く致すに付いては、一ツ境に日本神国之使命と物欲本位団との大衝突、侵略主義国から始りて大決戦が在ると申して在るが、此処を一ツ凌ぐには、日本の人民が余程神魂を磨いて、神に信服て居らんと、顔の色の変る事が一旦在るぞよ。
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今の人民は世が逆様に転覆て居るから、世を経綸つ神と今の人民とは薩張心が反対で在るぞよ。神の好く人民は、人民からは悪く見えるぞよ。人民界から善く見える人民は、神の尊慮に叶はんことが在るぞよ。善と思ふ事が悪い、何事も逆様に反覆て居るぞよ。