文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治33年旧8月6日よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2017-06-18 19:31:14
年月日1900(明治33)年8月30日(旧8月6日)
神霊界掲載号大正8年6月15日号(第88号) 2頁
神霊界八幡書店復刻版第5巻 62頁
七巻本第5巻 185頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻147頁
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os181
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本文
艮の金神の筆先、末代名の残る筆先であるぞよ。昔からの因縁、化けて世界へ聞して与るが、是れ丈日本の国が悪く為るのを、誰一人気の附くものが無いやうな事に成るのは、外国人に自由に服りて居るからで在るぞよ。日本の国が悪く化りて、神の住居が出来ぬやうな畜類の世、強いものが覇張りて、我れさえ好けりや親兄弟とでも公事を致すやうな、悪道な世に成りて居るが、此んな世で万劫末代続きは致さんが、此れと申すのも此の世を持ちて行かねば成らぬ神を、押込めて了ふて居るからであるぞよ。神が蔭から見て居れば、内地雑居と云ふやうな許可を制定して、神が苦労を致してこしらへた国を、畜生の自由に為られて、尻の毛まで引き貫かれて、行きも戻りも成らぬ事が出来るが、此難渋が出て来る事が判りて居るか。先の戦争も今度の戦ひも、日本の人民の力で何も出来たやうに思ふて居るのか。コレが判らんやうな事では、神が許さんぞよ。先戦も勝ち今度も勝ちて、エライ御手柄で結構で在るが、ドウして此の小さい国が人民の力で勝ちたと思ふて居るか。何程幸運が良くても神が守護な、此の小さい国は、人民同志で外国と戦ひ致しても一コロじゃ。ソレが判らんようでは、是れからの戦ひは、一旦は日本の国が危ぶない所迄行く程きつく成るぞよ。神の手伝ひが判らんと、日本の兵は気の毒が在るぞよ。戦争中には変な人が手伝ふて御座ろうがな。人の力ばかりと思ふて居ると、目覚しの為の戦、ドコへ飛沫が致さうも知れんぞよ。人民は今さえ好けりゃ、何時迄も平和が続く様に思ふて、先途の事は何も見えぬ、世界は今治まった様でも、仕組が致して在る事で在るから、ナンドキ何が起ろうやら判らんから、神界の消息の判りた御方から、其の用意を致して下されよ。先途の見え透く、申した事の違はん艮の金神、世界救助の為に気を附けるぞよ。屠裂れたとて、タタキ潰されたとて、微躯とも致さん神、世界から何と申しても、一寸も応へは致さんぞよ。今は世の変り目で、善悪の境界の所で在るから、此の御用は誠に辛い事で在れども、変らぬ心で神にすがりて居りて下さりたら、誠の人は判るぞよ。今では世界が曇りて居るから、何結構な事を申して聞かしても、やう判けんから、出口直に筆先に書かせ置くから、前途に成りたら違ひ無く出て来るので在るぞよ。今の人民は我欲斗りで目の前の欲が強いから、思う事が皆罪ばかり、世界の事物が一ツも成就せずに、何時に成りても乱れ勝ちじゃぞよ。皆天地へのオソレで斯う成るので在るぞよ。天地の神の思ひが判らんと、世界に誠の事が出て来んから、夫れで世の立替の御用は、神の苦労が判る様に成らんと、誠の神の用には使はれんぞよ。教祖教主の気苦労を助ける位ひでないと、誠の神徳は頂けんぞよ。神は心丈けの報酬より与らんぞよ。教親は喉から血の出る程気苦労を致して居るが、其の心も判らいで、まだ其の上に教親を悪く申してでも、自分さえ好れば良いと云ふ様な心では、ナカナカ此の神は腹の中まで見貫かぬと、誠の御用は為せんぞよ。一寸とした試金石に遭ふて信仰を止める様な浅い心の器は、到底力に成らんから、ソレじゃと申して今度は力に成る身魂を揃へねば成らんから、神も中々気苦労を致すぞよ。此の気苦労の判りたものが誠の力に成るのじゃぞよ。余り大望な事を用命せるので、出口、上田の胸の中は辛いぞよ。化かして御用を命せて居れば、教親を見下げて、教親に不調法がありたら、我が大将に成りたいと云ふ様な精神の者が在るが、ソンナ者は神が夫れだけの応酬を命すぞよ。教親を敬ふ心なれば結構が出来るし、初発から鏡が出して在るが、いづれは善し悪しの身魂を整理ぞよ。皆心得て下され、筆先に別けて見せるぞよ。誰一人失意逆境には落さぬ神、信心致せば夫れ夫れ霊徳丈けの天慶は与るぞよ。何と申すも、世の立替と云ふ大きな事であるから、取次役員にも判らん様な事であるから、皆御苦労で在れど、実地の神が何も知らすから、御安心して下されよ。