文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治36年旧6月(日不明)よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2017-07-03 22:20:31
年月日1903(明治36)年0月0日(旧6月0日)
神霊界掲載号大正8年7月1日号(第89号) 5頁
神霊界八幡書店復刻版第5巻 117頁
七巻本第5巻 259頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os191
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本文
変性男子の御役は、此の世一切の事を書き置かせるので在るから、善き事も悪き事も何も末代残る事斗りで在るぞよ。何も末代残るから、身魂の改善調整致す大本と申すのは、善の身魂と悪の身魂とを立て別けて了はんと、本来の純日本に成らんから、善し悪しの亀鑑の出る大本で在るから、悪亀鑑に成らん様に、各自に心得るが能いぞよ。物を気にする様な小さい心を捨てて了ふて、神心に早く成りて貰はんと、世界は騒わがしく成るし、此の大本の行状が神代の行り方に薩張り変らんと可愛想な事が出来るから、善悪神之大葛藤も知らずに、此んな文明い世は無いと思ふて居る世界の人民が、顔の色が変るぞよ。此の中の行ひが変らねば誠の教は出来んぞよ。教を致さな、判りかけが致さんぞよ。
世界からは追々と出て来るし、筆先を見るが後れて来て、大変物事が遅く成りて居る故に、一度に忙しく皆がなるぞよ。世界の洗濯、人民の身魂の洗濯致すのが遅く成りて、チト延して人民の改心を為して、成る可く良く致して与ろうと思ふ程、悪が栄て悪く成る斗り、人民も余りくもりが甚いので磨きかけが出来んから、イツ何時に、世界はドンナ混雑に成ろうか知れんから、各自に用意を致さんと、此の世が出て来るから、日々気を附けたので在りたぞよ。此の世界の地面は、見苦しき事に汚れて居るぞよ。地へ降臨て住居をする処が無い、此の世が余り甚深い曇りようで、人民の道は結構な新道が拓いて結構で在るなれど、神の道が全然潰れて了ふて居るのを、艮の金神が稚日女君命出口の神と現はれて、天の規則を定めて、世界の洗濯、人民の身魂の洗濯を致して、元の此の世を創造た神が守護致せば世は治まるぞよ。往昔は天で規則を定めて、誠に結構で在りたなれど、天の規則を破乱りてから、世が段々と乱れて来たので在るぞよ。夫で規則を破りた身魂は稚日女君尊、此の身魂は、世一代は苦労を致して、経綸の大事業を成就させねば、天から許して貰へん身魂に成りて来て居るので在るから、是れは出口直で勤め上げて賞はな、代りを命せる身魂は無いから、此の中の二人が助ねば成らんぞよ。三代になりたら水晶の種に成るなれど、金輪際世の乱れた中に育ちた人民で在るから、天地をヒックリ覆へして綾部の大本から水晶の世に捻直して、大の字逆様に成りて居るのを、真直ぐに致して、お返し申さねば、天地は正しうならぬから、行ひや行り方を変へて、此の行り方で在るなれば大丈夫で在ると言ふ命令を戴くまでは、チットも安心は成らん、極度敵はん様に成りて来たら、我れ丈の行ひ位は変るなれど、変性男子の御役は人の行状を変えさせねば成らん、世界を改心さして、物事を変えさせる大辛苦な御役で、一年か二年の辛棒なら楽なれど、夫れでも此の御用はやう辛棒を致さんぞよ。此の御役は今では悪役じゃ。悪に見せて致さな改心致す人民が無い、善の儘で居りては、此の暗りた悪鬼斗り世の中の、悪る開けに開けて居る見苦しき人民に改心為すのは、化て致さな出来はせんぞよ。錦の旗の仕組、大望な世の立替、道無き所に道を着たり、有る道を潰したり、二度目の世の立替致すには、天照皇太神宮どのの岩戸へ這入りなされた折とは、何倍がけ骨が折れるか知んなれど、仕組通りに成りて来るから、此の中さえ揃ふたら、世界は何時でも始めるのじゃぞよ。仕組は世界は仕て有るぞよ。早く良く成ろうと悪く成ろうと心次第で在るから、今度は早く神心に成りて、申す様に仕て居れば出来て来るぞよ。今度の綾部の大本の経綸は余り大きな神業で在るから、判るまで出口の手で書かして置くから、誤解いを致さん様に致して、器量の大きなのを持て来んと、今度は器量が小さいと、大きな神慶が小さい御蔭に変る事が出来るぞよ。仕組は変えぬとは申せども、出来ん事を命せても、出来る御用を使せねば、勤め上らいでは荷が重たうて、半分途まで行た処で閉口垂れる様な事では、連の人も各自に重荷が持たして在るから、中途から輔助て貰ふ事は、今度の御用は出来んから、持る丈の肉体に、夫れ丈の御用を申し付けるから、勤め上るまではドンナ苦労辛棒も堪忍り詰めて、神国の威勢を出して下さらねばならぬぞよ。神は申した事は違はせねど、其人が心得違い在りては、止むを得ず仕組を変えねば成らぬから、神の方は永い経綸が致して在るから困らねど、経綸が延びた丈けは世界が困しむから、誠の人民を神は信頼と致すぞよ。二度目の世の立替を致す大本の経綸は、他所には何処にも無いから、他では問ふ事も出来ず、矢張り本へ参りて身魂を磨いて来ねば、世界の真相は何も解りは致さんから、艮の金神が出口に書かせる筆先通りを用ひて、汚ない心を捨てて了ふて居ると、小さい心が大きに成りて、人から見るとナントシタ人に成りたじゃろうと申して、吃驚を致す様に成る、綾部の大本で在るぞよ。此の中へ這入りて実地を見て居らんと、其の神徳は貰へんぞよ。此の神事が判明りて来たら、唯物的主義者の身魂も改心を為るなれど、判らん中に解る身魂で無いと、判りてから綾部結構と申して来ても、十人並の事ほか無いぞよ。他の教会とは有差異と申すのは、昔から世に落ちて居りて、悔しい残念なを忍耐て居りた本元の神を、世に上げる起源的輔賛で在るから、此の御用は万劫未代に今度より、後にも前にも又と再びは、此の世に無き事であるから、今の差添の役員は、今迄に無かりた事を致して、九百九十九人と一人との辛棒を致して貰はな成らんから辛いなれど、大経綸が成就致したら結構な事で在るが、此の御用は因縁の身魂で無いと出来ん、此中の辛棒をやう忍耐らんぞよ。
鬼門の金神は悪神崇り神と、世界中の人民が申した此の方で在るから、その悪神崇り神と申した恐い此の方が、出口の霊格が同じ性徳で在るから、出口直が変性男子と申して代りの無い身魂、此の身魂で無いと、艮の金神は体内へ憑依る体が無いので在るから、コンナ激烈き根神が体内へ這入りて、出口をガンジリ巻きに為て置いて、此の方が何事も為て居る、その体がアチラ向いて居れ、ハイ、コチラ向いて居れハイと云ふて居るやうな魂でないから、人民の手には合はん出口なれど、今では化かして在るから、之れを見分ける人民は偉いなれど、真似の出来る人民は偉いなれど、判からん中には因縁ある身魂で無いと、此の中の修業はやう致さんぞよ。余り世界が非道い事に成りて居るから、因縁の身魂を一ト処へ引き宿せて、大望な事が命して在るから、皆が気苦労を致すなれど、仕上げた処では皆が喜ぶ経綸が仕て在るぞよ。錦の機の仕組で在るから、手間も要るし気苦労も在るなれど、細工は仕上げを見て貰はんと、人民から先きには見当は取れん事で在るぞよ。
国々所々の人の心性が調査てあると申して在ろうがな。日本の国が是れ丈に乱れたのは、交易からじゃぞよ。始まりあれば終局が在るぞよ。所々に神柱を建さして、先駆りに教祖教祖の心性の事が命して在るのも、天地からの事で在るぞよ。天で調整致しての先駆りなれど、世が乱れて居る故に、何処の教会も純真純美の教会は在るまいがな。神にも人民にも世に出て居れる方には、誠の在るはチットも無いから、酷い事に曇りて居るから、この方の守護が在り出したら、夫れ夫れ審判を致すから、是から世界は段々辛く成るぞよ。