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文献名１大本神諭
文献名２よみ（新仮名遣い）
文献名３明治35年旧6月3日よみ（新仮名遣い）
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-06-29 21:37:47
年月日1902（明治35）年7月7日（旧6月3日） 神霊界掲載号大正8年7月15日号（第90号） 2頁 神霊界八幡書店復刻版第5巻 166頁 七巻本第6巻 28頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻なし 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成なし
OBC os197
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本文の文字数1084
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本文 　艮の金神の経綸は他に判る所は何処にも無いぞよ。綾部の大本で無いと、判りた所は世界に無いぞよ。大本の艮の金神の筆先を説いて聞かせるのは、真心の松の心で無いと説けんぞよ。艮の金神の取次ぎを致すのは、表面体を飾り度い様な事では、トテモ聞けんから、誠の用を聞いて呉る人は、チト違ふ事が命して在るから、皆取りぞこないを致すのは無理なき事なれど、考へたら能く判るなれど、曇りが深大いから、少々では判り難くからうぞよ。燈火が消えて今が真暗黒の世の中で在るぞよ。差添え致す種ぞ恋く思ふなれど、今の教会の行り方は気のばし半分、世に出て御いでます神に神力なき故に、強い者勝ちの暗黒世界で、見えも聞えも致さんから罰も当らず、気障りも無かりたなれど、夜が明けて日の出の守護と成ると激烈き成るぞよ。是迄の世は紫陽花の花の如くの世で在りたから、世界の人民の心も同じ事で在るぞよ。何事も道が余計に有ると迷ふから、迷ひ心の起らん様の持ち方に世を替る綾部の大本は、何に附けても大事業で在るぞよ。山家育ちの鶯も、ホーホケキョのカタコトで貫く経綸ぢゃ。此の綾部の大本は、一条で貫ぬかねば成らん御ン道、都会の鳥は間に合はんぞよ。誠の道は一すじで無いと物事が成就致さんぞよ。是迄は都会と申して、都会の人民は我利我利亡者之学理主義で、人民からは間に合ふたなれど、今度の世の立替の御用を致すのは、我利我利亡者之学理主義な人民は、間に合はんぞよ。差添の種は山奥に寵りて居る様な精神で無いと、都会へ出てうろつき度い様な精神の人は、大本の差添の種に成らんぞよ。容色良い花は山に咲く、誠の人はモトに在るぞよ。うわつら良くても腹の中に誠が無いと、世の元の御用は命せんぞよ。筆先を見ずに行り放題に行りよると、肝腎の時に、大本へ立ち寄られん様な事が、誰に由らんぞ出来るから、先きに気を注けて置くが今改心なされ。
　大本の行り方は何処の下にも成られん行り方、今では世の立替致す大本が、余り粗末な事に致して在るなれど、田舎が都に成るので在るから、他の教会と同じ様な開き方をすると、同じ様な事より出来んぞよ。綾部の大本は、艮めで在るから、今迄の真似は出来んから、肝腎の人の行なえを変えて貰はんと、他所から人が出て来て貰ふた折に、神の徳が落ちるぞよ。世は持ち切りには為せんと申して、筆先に毎度出口の手で知らして在るが、何でも、チットなりとも人民を改心を為せ度いと思ふて、延ばし延ばし致せば、今の人民は極悪精神じゃ、ソンナ事は無いと申して御不足斗り、良くして欲しいのは無いのか、悪き事を待つ様な悪党な人民は、何事が在りても神は知らんぞよ。
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