文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治33年旧5月20日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
年月日1900(明治33)年6月16日(旧5月20日)
神霊界掲載号大正8年10月1日号(第95号) 7頁
神霊界八幡書店復刻版第5巻 417頁
七巻本第6巻 102頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻132頁
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os210
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本文
艮の金神国武彦命が出口の筆を借りて、何も前ツに知らせ置くぞよ。毛筋も違はぬ筆先ざぞよ。もう疑がひの雲が晴れ行きて、出口の心もチトは安まる世になるぞよ。誰一人肉体分るもの無き故に、出口の気苦労、チトは判る世になるぞよ。永らくの気苦労さしたが、今では身体の筋肉も動鳴りて居れど、此の大望な御用であるから気苦労致せども、神が指命して居るのであるから、何も別条無いから、御安心致して下ざされよ。永がらく海の底に住居いなされた竜宮の乙姫様、出口に御苦労になりて御守護遊ばすぞよ。出口に明治二十五年に申したが、時節参りたぞよ。これから世界は大悶雑があるぞよ。皆筆先に示してあるぞよ。実現来るぞよ。外国だいぶ厳しき事変あるぞよ。是が来るに依って、出口の手を借り、口を借りて知らしてあるぞよ。
此の内の大将が今から出て歩く如うな事では、この大本内紛筈ざ、もチト胴据えて下されよ。出口に言はしてある神言、毛筋も違がはん出て来るぞよ。是から出口に功名さして、出口と日の出の神とを基本に致して、世界の亀鑑に致す御方、御世継出口の胸の内を推量してやって下されよ。澄は実の子でないか。御世継と筆先に出てをるでないか。我が子の行状悪き故、出口の気苦労、澄殿行状代えて下されよ。大神業が初まりたら、此の艮の金神の大本は漸次と激しくなるぞよ。是から竜宮の乙姫様が御守護なさるぞよ。此の乙姫様の御守護遊ばす世になりたらば、世界大分混雑になるぞよ。是から出口が乙姫様に御願ひ申せば、早速御聞済なさるぞよ。
今度の戦大戦ざぞよ。一旦顔が青なるぞよ。小さい欲を思うて居ると、谷底に投られるぞよ。永らく出口に言はしたが、今ざ疑うて皆居るが、可哀相なものざ。言て遣りても悪く感得て真実に致さんし、余り世が曇りて居るので、何を言い聴しても真の暗黒ざ。何が眼の前に居りたとて、何も判らんのであるから、神の眼から見ると、可哀相でならんから、煩う申してやるのざぞよ。
今に世界の大望、今は外国であれど、日本の今に心配になるが、人民は足下に火が燃えて来ねば判らんのざなう。可真相なものざが何した無残ものに堕落て居るざ。是が神の分身分霊と申して、大和魂と言はれるか。此の世に成れば薩張り改心致さねば、斯様曇りた世の中を水晶の世に致して、神界に御目に掛ねばならんのざが、艮の金神大望な役ざぞよ。
それに就て出口の気苦労、肉体で誰一人知りた人なき故、日々の気苦労致すぞよ。近側に居る上田今力になってやらねば、手柄出来んぞよ其方は気苦労無しの取次じゃに依って差細事が辛いのざぞよ。此の中辛い様な事では、此大本の神事は、土に噛り付いても貫りて行くと云ふ大和魂で無いと、苦労能う忍んエライ、辛棒能う耐んと云ふ如うな量見では、モチト胴が据らんと、此の出口が日々気苦労で、恩惑の神力が渡されんと、物事遅くなるぞよ。今度の神業は大謨ざ。陽気浮気では駄目ぞよ。上田度々筆先に出してあろうがな。出口は是程気張りてをりても、後釜に坐る御世継となる人が、未だ胴の据わらん如な状実では手頼無いから、嫌なら嫌と言ふて下されよ。先々日も出口に口で申してあろうがな。大将に成るがよいか、乞食に堕落がよいかと言うて出してあるが、大将に綾部に坐りたら、崇められて結構であるが、最早慢心致して居ざるが、慢心は大怪我の原因ざ。用心なされよ。気を付けて置くぞよ今から慢心致すやうな量見では、到底間に合はんぞよ。足立がよい手本ざ。此の神の経綸潰したもの、誰に由らず、是から竜宮の乙姫様に御苦労になりて、何事も覿面の懲罰致すぞよ。足立よき鏡、この手本を鑑て居りて失敗たら死も生も出来ん如うに致して、見せ示に世界に鏡に出すぞよ。神、世に落ちて三千年余りての仕組、今潰した罪人は、誰に由らず今初まりであるから、懲罪厳しきぞよ。夫れが承知なら御好な様になされよ。所用に籍口て何時迄なりと滞在て来なされ。此の神敵に致すもの誰に由らず乙姫様御力を見せなさるぞよ。此度大神業で御手柄なさるは一等ざ。今迄変化て守護致した艮の金神、今度世に顕した海潮でないか。跡から筆先送りて貰う如うなことでは価値ないぞよ。人が大切に致せば、良い気になりて永居すると、神の位が下落るぞよ。モーツ改心なされよ。是が腹立つ如うなことでは、到底ドモならんぞよ。面白無くば人の口車に乗る如うな心では、此の神の御用奉仕不能ぞよ。