文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治34年旧7月15日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考七巻本未収録
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
年月日1901(明治34)年8月28日(旧7月15日)
神霊界掲載号大正10年4月1日号(第136号) 8頁
神霊界八幡書店復刻版第9巻 140頁
七巻本なし
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻なし
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os277
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本文
艮の金神が、明治三十四年の、文月の十五日に書き置くぞよ。此の綾部の大本は、他の教会とは違ふから、余程魂を研いて掛らんと、神の気障りが出来て来て、往きも戻りもならんことになるぞよ。此の大本は、金銀では出来ん世話であるから、能く心得て呉れよ。人を欺して金を取り、神や教祖を松魚節に致して、信者を苦しめることは、此神の第一の気障りであるぞよ。今迄は故意とに眼を塞いで居たなれど、是れからは、何も彼も激しくなりて、ビクリとも出来んやうに致すぞよ。途中で横奪するやうな根性のものは、此神是れから許さんぞよ。誰によらず、早く改心致されよ。此の曇りた世の中を、水晶の御魂に立替へねばならぬから、余程骨が折れるぞよ。金光殿の折のやうに思うて居ると、今度は気の毒があるぞよ。早く改心をいたされよ。改心すれば赦してやるぞよ。皆慾信心で、神が眼を開けて見て居れんぞよ。
今度は二度目の天の岩戸を開くと申せば、日本の天皇陛下でも、お変り遊ばす様に思うものもあらうが、ナカナカ、其んなことは、神は為さんぞよ。天津日継の御位は、幾千代までも、天照大神様の御血統故、ますます栄えますやうに、艮の金神が、世界の事を知らして、日本人に日本の行為を致さして、神の国建てる日の本のみかどの光を、三千世界へ告げ知らし、外国から攻めて来て、サア敵はんといふ所で、神が誠の者を集めて、日本の国を護り、大君の光を世界へ照らして、世界中一つに致して、日本の天皇様に服従はすやうに致すために、艮の金神が、三千年の昔から、苦労致した初まりであるから、此の事が腹へ這入らんと、真実のお蔭は無いぞよ。四方春蔵が好い鏡じゃ。
明治二十五年からの筆先を、能く腹へ入れてみよ。此の神は日本の大将に何事も知らして、蔭から護ると申してあらうがな。日之出の神の苦労と、出口の苦労を、基礎に致すと書いてあらうがな。日本魂を研き上げて、天子様へ一つの忠義を立てさして、末代名を残す綾部の大本であるぞよ。
此所は誠の鏡を出す所であるから、一つでも身慾致したり、途中で物喰ふやうな精神のものは、九分九厘まで出来たとこで、クレンと転覆して了ふぞよ。神は正直者が好き、口上手の誠の無きものは、嫌ひであるぞよ。
マダマダ出口海潮を敵対ふものが、役員の中にも、出来てくるかも知れんぞよ。一つ違えば、国事犯とか、朝敵とかと申して、此の神の経綸を、邪魔致すものが出来て来るぞよ。神も出口も海潮も皆承知であるから、少しも影響ぬが、人が悪い悪いと思うて居ると、アチラコチラに船が覆りて、誠に気の毒なことが出来てくるから、一寸前に、神が気をつけて置くぞよ。人民の一人や二人千人が敵対ふたとても、不影響ん神じゃぞよ。歯節は些っとも立たんぞよ。其様なことにヒヨロツク様なことでは、三千世界の身魂の立替は出来んぞよ。今度は身魂で出世が出来るのじゃぞよ。
艮の金神は、天朝で判けて貰ふのであるから、この事が判りて来たならば、出口はお抱えになるのじゃぞよ。十年後から筆先に出して置いた事は、皆出て来がな。一厘相違が無い筆先であるぞよ。
此神は人を苦しますのが気障りで、天地の神へ申訳が無いぞよ。要る様になりたら、神が一度に致さすぞよ。今金を集せるといかん事があるから、故意とに集せんぞよ。今集せても、途中で邪魔が這入りて、誠の道が立たんぞよ。信者傷めて、金光教や天理教の様な真似はさせんぞよ。是れから誰によらず、改心が第一等であるぞよ。
余り現世が醜るしさ故、一度は火が消えるぞよ。其の覚悟で御座れよ。何も彼も、天へ引上げになるから、近慾は為て呉れなよ。上が裸で下が袴穿くと申して置いたが、時節が来たぞよ。世が登り詰めて、もう此の上に至りやうがないので、此の世がサツパリ暗雲になりて、強い者勝の世になりたのであるから、艮の金神が、天地の神の命令を戴きて、三千世界の人民を、改心させるための、金明霊学であるから、却々大望であるぞよ。誠の分るは遅いなれど、此の事が判りて来たら、悪も善に立帰るぞよ。
訴願ふ如何仕様のと言うて、騒ぐ者が出来て来ても、役員心配は不要ぞよ。艮の金神が天朝で申し開きを致して、昔から無き手柄を致してみせてやるぞよ。其の時は、敵対ふた者が、ヂリヂリ舞をして、眩暈の来る御方が大分出来て、気の毒じゃぞよ。指をくはへて、後へ退りみて居らんならん人も、出来てくるぞよ。