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文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2第1篇 神界の混乱よみ(新仮名遣い)しんかいのこんらん
文献名3第5章 黒死病の由来〔55〕よみ(新仮名遣い)ぺすとのゆらい
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-12-23 06:51:35
あらすじ
邪神が美山彦、国照姫の名を騙って活動を始めたため、稚桜姫命の命により、美山彦命は以降、言霊別命と改名し、国照姫も言霊姫と改名した。

さて、長白山の山腹に古くから鎮まる智勇を兼ね備えた神将に、神国別命、佐倉姫の二神人があった。彼らは国治立命のご系統で、木星の精が降ってここに顕れた神人であった。両神は力を蓄えつつ、天使の来迎を待ちわびていた

言霊別命は神国別命一派を地の高天原に招致しようと自ら赴いた。神国別命は承諾し、部下に長白山を守らせて、自ら地の高天原の部将となることを承諾した。

ここに美山彦命は神国別命の動静を察知し、長白山に言霊別命も滞在しているときを狙って多数の邪鬼・悪竜・毒蛇を派遣して急襲を仕掛けた。また、邪神軍は死海の黒玉を爆発させて、山の周囲に邪気を発生させた。この邪気は無数の病魔神となって襲い掛かり、神国別命の神軍には死者が続出した。

佐倉姫は天の木星に向かって救援を請い、神言を奏上した。すると木星から一枝の榊が降ってきた。佐倉姫はこの榊に神霊を取り掛けて左右左に打ち振ると、長白山の邪気は東風に散逸した。

ここに神軍は蘇生した。神国別命は神恩に感謝し、神授の榊葉を部下の豊春彦に授け、長白山を守らせた。そして神国別命、佐倉姫は地の高天原に参向することになった。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月28日(旧09月28日) 口述場所 筆録者谷口正治 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年1月27日 愛善世界社版28頁 八幡書店版第1輯 168頁 修補版 校定版30頁 普及版14頁 初版 ページ備考
OBC rm0205
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本文  死海の悪霊となりし竹熊、木常姫は、再生して棒振彦、高虎姫と化り、ふたたび初志を貫徹せむため、神界に声望高き美山彦命、国照姫の神名を偽り、種々の謀計をもつて正神界の諸神司を攪乱せむと必死の活動を続けてをる。茲に美山彦命は諸神司の正邪去就の判別に迷はされむことを慮り、稚桜姫命の神命を奉じて言霊別命と改名し、これを諸神司に内報しおかれた。また国照姫も言霊姫と改名されることになつた。したがつて以下述ぶるところの言霊別命は、真の美山彦命のことであり、言霊姫は真の国照姫のことである。さうして美山彦といふのは真の棒振彦のことであり、国照姫といふのは真の高虎姫であることをあらかじめ述べておく。

  月の夜にそのに立出でながむれば 黄菊白菊一つ色なる

 長白山の山腹に古くより鎮まります智仁勇兼備の神将に、神国別命、佐倉姫の二神人があつた。その麾下には豊春彦、猛虎彦ありて一切の神務を掌握し、八百万の神司を集めて天下の趨勢を観望し、鋭気を養ひ、潜勢力を備へて天使の来迎を待ちわびてゐた。この神人は国治立命の御系統にして、木星の精降つてここに顕はれたのである。大八洲彦命は、一旦神界は平穏無事に治まりしといへども、執念深き僣偽の美山彦、国照姫および鬼熊の再生なる鬼猛彦、杵築姫等の、各所に魔軍を集めて、ふたたび世界を撹乱するの気勢明らかとなりたれば、これらの魔軍を殲滅し、世界の憂慮を除かむがために種々の神策をめぐらされた。そこで、言霊別命に滝津彦を副へて長白山にのぼり、神国別命、佐倉姫を地の高天原に招致せむと計りたまうた。神国別命は神命を奉じて豊春彦、猛虎彦をして長白山の神営にとどまつて守備せしめ、みづから進んで地の高天原の部将たるを拝授された。
 このとき偽美山彦の一味の邪神は、言霊別命の長白山に到りしことを探知し、あまたの邪鬼悪竜毒蛇を遣はし、八方より言霊別命、神国別命を攻め悩まさむとした。神国別命は三徳兼備の神将なれども、あまりの巧妙なる邪神の戦略にいかんともする能はず、言霊別命とともに非常なる苦境に陥つた。
 偽美山彦、国照姫は死海に沈みたる黒玉を爆発せしめ、山の周囲に邪気を発生せしめた。この邪気は億兆無数の病魔神と変じ、神国別命の神軍に一々憑依して大熱を発せしめた。神軍はのこらず、この病魔に冒されて地上に倒れ、中には死滅する者も多数に現はれてきた。この病魔は漸次に四散して世界の各所に拡がり、つひにペストの病菌となつた。
 ここに佐倉姫は神軍の惨状を見るにしのびず、天の木星にむかつて救援を請ひ、神言を朗かに奏上された。このとき木星より一枝の榊の枝がくだつてきた。佐倉姫は天の与へと喜び勇んで感謝し、この榊葉に神霊を取懸けて「左右左」と打ちふられた。東風にはかに吹ききたり、長白山の邪気は遠く散逸してロッキー山の方に向かつて消滅した。たちまち神軍は蘇生しその元気は平素に百倍した。ここに神国別命は神恩の深きに感謝し、神授の榊葉を豊春彦に授け、猛虎彦とともに長白山を守らしめ、二神人は地の高天原に参向さるることとなつた。
(大正一〇・一〇・二八 旧九・二八 谷口正治録)
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