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文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2第3篇 神戦の経過
文献名3第14章 水星の精〔64〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-12-08 14:54:04
あらすじ田依彦と中裂彦は、稚桜姫命を慰めるために、ヨルダン河の上流で千引の岩をとり、広い石庭を造った。すると稚桜姫命はにわかに身体に大痙攣を起こし、激烈な腹痛に悩まされることになった。
言霊別命が天津神の神示を受けたところによると、ヨルダン河上流の水星の精から出た長方形の霊石を掘り出して、庭園の石として地上に放置したため、水星の精が警告を発したものである、とわかった。
また神示には、まわりの岩石を取り除いて、霊石を黄金水で清め、宮を作って鎮祭すれば、稚桜姫命の病は癒えるだろう、とあった。
果たしてそのとおりに取り計らうと、不思議にも稚桜姫命の病は癒えた。
しかし、この霊石を掘り出してから、ヨルダン河の水は土砂を流して濁水の川になってしまった。また、中裂彦は心狂ってヨルダン河に身を投じ、悪蛇と変化して死海に流れた。
水星の霊石を祭った宮は、言霊別命が斎主として奉仕することになった。
稚桜姫命は病は癒えたが、その後の健康は勝れず、ときどき病床に臥すことがあった。常世姫はそれを聞いて、信書を兄の真道知彦に送った。真道知彦は稚桜姫命の長男である。
常世姫の信書には、言霊別命が水星の精によって稚桜姫命を日夜呪詛しており、それが命の病の原因である、というものであった。
それを聞いて怒った稚桜姫命は、水星の霊石を打ち砕くことを命じた。言霊別命はやむなく天に謝して霊石を芝生の上に投げうった。すると霊石から旋風が起こり、高殿の稚桜姫命を地上に吹き落とした。
これより稚桜姫命は不具となり、歩行に困難を覚えることとなった。言霊別命は梅の杖を作って奉った。
また、霊石は新たに石造りの宮を作り、月読命の従神として永遠に鎮祭した。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月30日(旧09月30日) 口述場所 筆録者加藤明子 校正日 校正場所
OBC rm0214
本文の文字数1697
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本文  ここに田依彦、中裂彦は麗しき庭園を造り、稚桜姫命を慰め奉らむとし、ヨルダン河の上流にあまたの神々を引きつれ、千引の岩をとり、広き石庭を造らむとした。稚桜姫命はにはかに身体に大痙攣を発し、劇烈なる腹痛に悩まされたまうた。諸神司は驚き集まりて、あるひは天に祈り、あるひは薬を献じ、百方手を尽せども、何の効をも奏せなかつた。このとき小島別は言霊別命の前に出で、命の重病に罹り給ひし原因につきて神界に奉伺し裁断を請ひ、神示を得むことを依頼した。言霊別命は大いに驚き、ただちに神言を奏上し神示を請ひ奉つた。天津神の神示によれば、
『ヨルダン河の上流に、水星の精より出でたる長方形にして茶褐色を帯べる烏帽子型の霊石あり、これを掘りだし持ち帰り、汚れたる地上に奉置し、その上にあまたの岩石を積みたり。水星の霊苦しみにたへず、これを諸神司に知らさむがために稚桜姫命に病を発せしめ、もつて警告せるなり。すみやかに種々の巌岩を取り除きて、その霊石を黄金水にて洗ひ清め、宮を作りてこれを鎮祭せば、命の病はたちまち恢復せむ。しかしてこれを掘り出したるは中裂彦にして、これを汚したるもまた同神司なり。田依彦以下の神司も共に、水星の祟りを受くべきはずなれども、その責任は主神たる稚桜姫命に負はせたまへるなり。されば諸神司は慎みて水星の神に陳謝し恭しくこれを祭れ』
との神示であつた。
 小島別はこれを聞きて大いに恐れ慎みてその命のごとく取計らつた。不思議なるかな稚桜姫命の病苦は、霊石を洗ひ清めて恭しく神殿に祭るとともに拭ふがごとく癒えたのである。
 ヨルダン河の上流に、この水星の精なる烏帽子型の霊石ありしため、河広く水深く、清鮮の泉ゆるやかに流れて、あたかも水晶の如くなりしを、この霊石を掘り出してより、山上よりは土砂を流し河を埋め、濁水の流れと変化してしまつた。そして中裂彦はここに心狂ひてヨルダン河に身を投じ、その霊は悪蛇と変じ、流れて死海に入り、変じて邪鬼となつた。水星の精を祭りたる水の宮は、言霊別命特に斎主として日夜奉仕さるることとなつた。
 一時霊石を祭りて恢復し給ひし稚桜姫命は、その後健康勝れたまはず、時々病床に臥したまふことがあつた。茲に常世姫は信書を認め、熊鷹の足に結びこれを放ち、真道知彦に何事かを報告した。真道知彦は稚桜姫命の長男であつた。この信書を見てたちまち顔色を変じ、怒髪天を衝き竜宮城に参入し、神国別命、花森彦、真鉄彦、小島別その他の神司を集めて、何事か凝議したのである。そしてその結果は、稚桜姫命に進言された。稚桜姫命はこれを聞きて大いに怒り、言霊別命にむかひ、
『汝は水星の霊石を祭りもつて吾を苦しめ、或ひは呪咀し、つひに取つて代らむとの野心ありと聞く、実に汝の心情疑ふにあまりあり。もし汝にして誠意あり、吾が疑ひを晴らさむとせば、すみやかに水星の宮を毀ち、その神体なる霊石を大地に抛ち、これを砕きて誠意を示せ』
と厳しく迫られたのである。あまたの従神は集まり来りて、異口同音に宮を毀ちて、神体を打ち砕けと迫るのであつた。
 言霊別命は衆寡敵せず、涙を呑んで天に訴へ、霊石に謝し、恭しく頭上に奉戴し、ついで麗しき芝生の上に擲げつけた。敬神に厚き言霊別命は、このとき熱鉄を呑む心地をせられたであらう。たちまち霊石より旋風吹きおこり、その風玉は高殿に立てる稚桜姫命にあたり、高楼より地上に吹き飛ばされ、腰骨を挫き身体の自由を失ひ、非常に苦悶したまうた。諸神司は群がりきたりて命を介抱し、奥殿に担ぎ入れ、心力をつくして看護に余念なかつた。稚桜姫命は久しうしてやや恢復され、神務に差支なきにいたられた。されど遂に不具となり、歩行に苦痛を感じたまふに立ちいたつた。
 言霊別命は庭園の八重梅の枝を切り、御杖を作りてこれを奉つた。これが老衰者の杖を用ふる濫觴である。ここに言霊別命は神威を恐れ千引の巌を切り、うるはしき石造の宮を造り、月読命の従神として、霊石を永遠に鎮祭し置かれた。
(大正一〇・一〇・三〇 旧九・三〇 加藤明子録)
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