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文献名1霊界物語 第3巻 霊主体従 寅の巻
文献名2第1篇 国魂の配置よみ(新仮名遣い)くにたまのはいち
文献名3第2章 八王神の守護〔102〕よみ(新仮名遣い)やつおうじんのしゅご
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-02-11 03:45:12
あらすじ
国治立命は十二の玉を世界の各山に配置して、国魂神とした。それらの玉を夫婦で守護する神人らを任命し、八頭神と称した。

一方で、各国魂を納めた山を守護する八王神たちを、各山に任命して主権を握らせた。

八王八頭の神司らは善神であったが、次第に悪霊邪鬼に汚されて天則違反をなし、最後には国治立命が御隠退せざるを得ない状況に至らしめるのである。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年11月13日(旧10月14日) 口述場所 筆録者河津雄 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月3日 愛善世界社版11頁 八幡書店版第1輯 264頁 修補版 校定版13頁 普及版5頁 初版 ページ備考
OBC rm0302
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本文  日天使国治立命は、シオン山に鎮祭せる十二の玉を世界の各所に配置し、もつて国魂の神と定められ、新高山には青色の玉を鎮め、高国別、高国姫の二神をして、これを永遠に守らしめたまひけり。
 つぎに万寿山には赤色の玉を鎮め、瑞穂別、瑞穂姫をしてこれを守護せしめ、またローマに白色の玉を鎮め、朝照彦、朝照姫をしてこれを守護せしめ、モスコーに黒色の玉を鎮め、夕日別、夕照姫をしてこれを守護せしめ、ロツキー山に紺色の玉を鎮め、靖国別、靖国姫をしてこれを守護せしめ、つぎに鬼城山に灰色の玉を鎮め、元照彦、元照姫をしてこれを守護せしめ、また長白山に白色の玉を鎮め、磐長彦、玉代姫をしてこれを守護せしめ、コンロン山に紅色の玉を鎮め、大島彦、大島姫をしてこれを守護せしめ、天山に黄色の玉を鎮め、谷山彦、谷山姫をしてこれを守護せしめ、つぎに金色の玉を青雲山に鎮め、吾妻彦、吾妻姫をしてこれを守護せしめ、ヒマラヤ山に銀色の玉を鎮め、ヒマラヤ彦、ヒマラヤ姫をしてこれを守護せしめ、タコマ山に銅色の玉を鎮め、国玉別、国玉姫をして、これを永遠に守護せしめたまひける。この十二の玉の守護神を称して、八頭の神といふ。
 さて国治立命は十二の玉を鎮め、八頭の国魂を任命し、つぎに八王の神を配置したまひぬ。すなはち新高山には花森彦をして主権を握らしめ、万寿山には磐樟彦、ローマには元照別、モスコーには道貫彦、ロツキー山には貴治彦、鬼城山には真鉄彦、長白山には有国彦、コンロン山に磐玉彦、天山には斎代彦、青雲山には神澄彦、ヒマラヤ山には高山彦、タコマ山には吾妻別の十二神将を配置して王となし、各主権を握らしめたまひぬ。これを八王の神といふ。この八王八頭の神司は、もとより至善至美にして天則を厳守しゐたりしが、天地の邪気より現はれいでたる八頭八尾の悪竜と金毛九尾の悪狐と、六面八臂の悪鬼の邪霊のために、月かはり星うつるにしたがひ、漸次神の国は穢され、つひには天則違反の行動をとるのやむを得ざるに立ちいたり、ここに世はますます混濁し、つひには国治立命御退隠のやむを得ざるにいたらしめたる繁雑なる経緯は、章をおうて略述することとすべし。
(大正一〇・一一・一三 旧一〇・一四 河津雄録)
(序~第二章 昭和一〇・一・一五 於新居浜 王仁校正)
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