文献名1霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3凡例よみ(新仮名遣い)はんれい
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データ凡例
データ最終更新日2017-02-17 10:25:22
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年02月19日(旧01月23日)
口述場所
筆録者編者
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年3月30日
愛善世界社版前付 9頁
八幡書店版第1輯
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm040002
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本文
一、本巻は現代の海軍制限案討議の華府会議にも匹敵す可き、神代に於ける武備撤廃の常世会議を其の巻頭に掲げ、次に最も悲歎愁傷の念に堪へざる国祖の御隠退及び天文地文学に大立替を促進す可き神示の宇宙観が巻尾に輯録されてあります。元来神示の宇宙は国祖大神を始め奉り、諸正神の御隠退遊ばされし箇所を示さむために口述されたものであります。想へば吾々は木の葉一枚造られぬ身でありますから、洪大無辺の神示に対して云為する資格無きものであります。憖に先入主に執着して居ては雁も鳩も立つた後に後悔し、又耻かしいことがあると思はれますから、素直に神示を肯定する方が上乗であらうと考へます。
一、第一巻より第三巻までに得たるものは、唯執着の二字を心底より取り去らねばならぬと言ふことでありました。然らざれば或は大切な玉即ち日本魂を此の上にも引抜かれることは請合だと思ひます。総ての先入主に執着せずして神に任すといふことが、何より大切だと考へます。誠を以て赤子の心で本巻を味はひ得る人は、国祖大神の御隠退と御仁慈の御心に対し、万斛の涙を注ぐと共に黙つて改心さるることと信じます。
一、本巻第二一章迄と、第二五、二八章及び第四三章より第四五章までは、瑞月聖師自ら執筆されたものであります。
聖師が一度執筆さるるや些の渋滞もなく、淀みもなく、すらすらと書き誌され、しかも一字一句訂正を要せらるることは無いのであります。故に一日に二百頁も原稿を綴らるるので、其の実况を熟視した人々は迚も人間業とは思へぬといふのであります。
一、各章の末尾に筆録者の署名をしてあるのは、其の全文に對して責任を有たねばならぬことに定めてあるのです。兎に角編輯印刷を急ぎますので、種々の点に於て不満に思はれるでありませうが、読者幸に諒せられむことを希望します。
大正十一年二月十九日 於瑞祥閣 編者識す