酷熱の太陽が一度に数個現れて、大地の氷山を溶解させた。水は大地の中心にある集まり来たり、地球の水位は刻々に増加して、高い山の上にまでも迫った。
竜宮城の三重の金殿は、ふたたび中空に延長して金銀銅の天橋となり、霊線を垂らして正しい神人を引き上げて救い始めた。天教山の宣伝使たちは、黄金橋の上に立って洪水に漂流する神人を救いつつあった。
ウラル彦・ウラル姫もまたなぜか、銅橋の上に救われた。盤古神王と常世神王は黄金橋の上に救われた。しかしウラル彦・ウラル姫はアルタイ山に下ろされた。アルタイ山の山頂には多数の蟻が洪水を避けて非難していたため、ウラル彦らは蟻に身体をたかられて非常な苦痛を覚えた。
アルタイ山には、極悪の神ばかりが送られたのである。平素利己主義によって甘い汁を吸った悪者は、蟻に身体を破られたのである。