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文献名1霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻
文献名2第1篇 大台ケ原よみ(新仮名遣い)おおだいがはら
文献名3第2章 三神司邂逅〔302〕よみ(新仮名遣い)さんしんかいこう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-04-29 18:36:06
あらすじ
そこへ、康代彦と真鉄彦が大台ケ原を登ってやってきた。康代彦と真鉄彦は、大事忍男がウラル山の八岐大蛇の化身であり、神山・大台ケ原に立て籠もっていることを歌いながらやってきた。

そして、日の出神、康代彦、真鉄彦は、天の御柱大神の導きによってここにやってきたという。

二神は、日出づる国の礎を照らす日の出大神は、この大台ケ原に永遠に鎮まって、天津日嗣の皇神の御位を守り奉れ、真鉄彦は左守、康代彦は右守となろう、と歌った。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年01月30日(旧01月03日) 口述場所 筆録者高木鉄男 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年5月31日 愛善世界社版13頁 八幡書店版第2輯 41頁 修補版 校定版15頁 普及版6頁 初版 ページ備考
OBC rm0702
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本文  山の頂より涼しき声聞えて、
『世は常闇となり果てて  黄泉国に出でましし
 国の御柱大神の  見立て給ひし八尋殿
 真木の柱の朽果てて  倒れかかりし神の世を
 起し助くる康代彦  心も堅き真鉄彦
 天津御国に現はれて  瑞の御魂と諸共に
 この世の元を固めむと  天津誠の御教を
 天と地とに隈もなく  行き足らはして神の世を
 いと平けく安らけく  親の位を保ちつつ
 漂ふ国を弥堅に  締め固めたる大事の
 忍男神の現れまして  神政成就成し遂ぐる
 吾らは神の御使ぞ  千代に八千代に日の本の
 礎堅く搗固め  神世の長と成り出でて
 教を四方に敷島の  吾は康代の司なるぞ
 吾は真鉄の司なるぞ  いま汝が前に現はれて
 大事忍男神と云は  ウラルの山に蟠る
 八岐大蛇の化身にて  今より十年のその昔
 この神山に立籠り  瑞穂の国の中国の
 神の胞衣をば打破り  この世を乱す深企み
 これの深山に隠ろひて  数多の邪神を狩集め
 再挙を図る浅間しさ  天の御柱大神は
 魔神の企みを悉く  覚らせ玉ひて現世を
 千代に八千代に康代彦  堅磐常磐に真鉄彦
 造り固めて浦安の  日出づる国の礎を
 照らす日の出の大神ぞ  仕組も深きこの山に
 導き玉ふ雄々しさよ  東南西に海原を
 控へて聳てるこの山は  難攻不落の鉄壁ぞ
 汝が命はこの山に  堅磐常磐に鎮まりて
 天津日嗣の皇神の  御位を守り奉れ
 吾は左守の司となり  大和嶋根の神国を
 真鉄の彦の弥堅に  弥常久に揺ぎなく
 治めてここに立岩の  深き企みを打破り
 曲神の悉平げむ  康代は右守の神となり
 荒浪猛ける浮嶋を  神の稜威に搗固め
 康代の彦の神となり  浦安国の心安く
 千代に八千代に守るべし  朝日の直刺す神の山
 夕日の直刺す神の峰  百山千谷のその中に
 聳り立ちたる大台が  原の御山と永久に
 日の出神と現はれて  天教地教の神々の
 教を守る朝日子の  日の出神と成りませよ』
と歌ひながら、巌窟の前に立てる日の出神の傍近く進み来る。
(大正一一・一・三〇 旧一・三 高木鉄男録)
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