第七巻までは各巻五十章ずつ編集していたが、本巻以降は特にそういった章数の制限を設けていない。
第六篇「黄泉比良坂」は、瑞月大先生がかつて五六七殿において講演された、古事記の言霊解である。
本館は南アメリカ(高砂洲)における宣伝隊の活動を口述されたものである。蚊々虎(珍山彦)という木花姫命の化身が面白おかしく誠の道を説き諭す様が描かれています。
栗原古城氏の「青い鳥のおしへ」の序文には、神の霊智と慈愛の極地に達した真の哲人は、われわれ俗衆に向かって説法するとき、夢物語のごとく御伽噺のごとく、架空談のように説くが、それが敬虔な心をもって深く考慮する人の心にとっては、この上ない霊性と霊感の源泉なのである、とあります。
霊界物語もまったくこのようなものであると信じます。われわれの工夫と修省によっては凶を変じて吉となし、禍を転じて福とし、地獄の焦燥・苦悩から、天国楽土へ無事に到着することができるのである。