本巻は、大正十一年の陰暦三月二十五日から二十七日(新暦四月二十一日から二十三日)の三日間に口述されたものである。
丹波村お節親子の比沼真名井ケ原への参拝、黒姫撃退の段、鬼ケ城に割拠する鬼熊別・蜈蚣姫夫婦の邪神が天の磐船で逃げていくところまでの、山岳を中心とした神代物語です。
三五教の宣伝使、悦子姫、音彦、青彦、加米彦をはじめ、三岳山の岩窟に囚われていた紫姫主従三人が救われて参加した言霊戦で終わっています。
地名は現代と変わっていますが、解かりやすくするために、現代の地名を用いています。
特に注意すべき点は、神界幽界現界共通の面白い場面が現れていることですので、注意深く読んでください。