文献名1霊界物語 第22巻 如意宝珠 酉の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ過去・現在・未来を通じ宇宙精神の片鱗を漏らした霊界物語も二十二巻に達した。本巻は中でも執着心を戒めたものである。
なるべく誤りないように焦慮して口述したものの、凡夫の身をもって広大無辺の宇宙の意思を述べるので、口述者が霊界に至ったとき、神々から天下に誤謬を伝えたとお目玉を頂戴することの恐ろしさに沈みながら、やむを得ず口述したものである。
霊界に行ったときに大神様に平身低頭の覚悟を持って、舎身的に何神様かに口を貸して使ってもらっているばかりであるから、各階級の神々が思い思いの物語をして、当世の智者学者を失笑せしめ、軽侮の念を抱かせることもあるかもしれません。
善言美辞が脱線しました。皆様ご用心あれ。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年05月29日(旧05月03日)
口述場所松雲閣
筆録者王仁
校正日
校正場所
初版発行日1922(大正11)年7月30日
愛善世界社版前付 1頁
八幡書店版第4輯 377頁
修補版
校定版前付 1頁
普及版前付 1頁
初版
ページ備考
OBC rm220001
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数498
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
過、現、未三界を通じたる宇宙精神の片鱗を漏らせし霊界物語も、漸く二十二巻、原稿用紙二万六千七百余枚に達しました。其の中に於て最も執着心を戒めたるは、本巻の物語であります。
今日まで現界の何人にも発表されざりし霊界の物語、成る可く誤りなきやうと焦慮しつつ口述致しましたが、何分凡夫の身を以て広大無辺の宇宙の意思たる神意並びに出来事や、状況を述ぶるのでありますから、口述者が幾十年かの後、霊界に到つた時、神々より天下に誤謬を伝へた『太い奴』とお目玉を頂戴することの恐ろしき思ひに沈みつつ、止むを得ず口述したのであります。
神界の大神より本書を御覧になれば、九牛の一毛にも及ばず、且つ群盲象評的脱線物語をしよつたと叱責さるるは当然でありませう。併し私は霊界へ行つた時、大神様に平身低頭陳謝するの覚悟を以て、舎身的に何神様かに口を藉して使つて貰つて居る計りでありますから、何れ各階級の神々が、思ひ思ひの物語を遊ばし、当世の学者智者をして失笑せしめ、軽侮の念を抱かしむるやうなことも沢山あるでせう。
アヽ善言美辞鉄道の汽車が脱線しました。皆さん、御用心あれ。
大正十一年 旧五月三日 於松雲閣 王仁識