文献名1霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻
文献名2後付よみ(新仮名遣い)
文献名3跋よみ(新仮名遣い)ばつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年07月20日(旧閏05月26日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年6月5日
愛善世界社版267頁
八幡書店版第5輯 232頁
修補版
校定版293頁
普及版96頁
初版
ページ備考
OBC rm269901
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本文
日輪様の御親切
あつい情に包まれて
小田の稲木はむくむくと
生ひ立ち茂る三伏の
暑さに弱りむぐらもち
日見ずの今日も家の内
蚤には刺され蚊に喰はれ
汗をたらたら拭ひつつ
横に立ちつつ二十余り
六つ目の巻の物語
瑞月現代流行の
怠業気分に襲はれて
口述代用の歌口調
吐き出す糸は蜘蛛の如
尻からブウブウ口からも
ブツブツ繰出す花詩歌の
止め度も知らぬ口車
全巻残らずウタウタと
夢かうつつか寝言の余り
暑中休暇の覚悟して
三つの神宝や五つ神宝
高天原に納まりて
言依別の神司
千々に心を砕きつつ
日の出神の生宮と
自称自認の高姫が
執着心の雲深く
迷うて進む竹生島
元より玉なき神殿の
床下深く掘り上げて
性凝りもなき玉探し
述ぶるも悲惨の極みなれど
それの経緯の大略を
月照彦の御守りに
写す神代の語り草
花も実もある三五教の
尊き神の大精神
うまらに具らに汲みあげて
水の御魂の神業に
仕へ奉らむ信徒の
一人も多く生れかしと
祈るは瑞月のみならず
国常立の大御神
豊国主の大神の
仁慈無量の御心ぞ
卑近な文句言の葉も
婦女子小児に成るべくは
徹底させたき真心ぞ
如何に名文卓説も
数多の人に解らねば
夏木に囀る蝉の声
何の効果もあらざらむ
あゝ惟神々々
御霊幸はへましまして
瑞月霊界物語
厳の御霊の御諭しを
並べて一々読み行けば
忽ち迷夢は醒め渡り
瑞の御霊の世を救ふ
清き神慮を悟るべし
団扇片手に採りながら
膝をたたいてバタバタと
巻の終りに喋舌り置く。
(大正一一・七・二〇 旧閏五・二六 松村真澄録)