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文献名1霊界物語 第27巻 海洋万里 寅の巻
文献名2第4篇 竜神昇天よみ(新仮名遣い)りゅうじんしょうてん
文献名3第14章 草枕〔796〕よみ(新仮名遣い)くさまくら
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-11-04 18:36:08
あらすじ
比治山の麓、比沼真奈井の豊国姫命の聖場に使えていた照子姫と清子姫は、麻邇の宝珠が秋山彦の館にやってきたと聞いて、大神の許しを得て山を越え、由良港の秋山彦館までやってきた。

しかしすでに麻邇の宝珠は聖地に出立した後であった。二人は聖地に上って錦の宮に玉照彦・玉照姫を拝顔し、神勅を乞うた。すると言依別命の口を借りて託宣が下り、琉球に渡るようにとの神命が下った。

二人は出立に際して高熊山に登って岩窟に籠もり、木花姫命の神勅を受け諭され、来勿止神に送られて西へと旅立った。

生田の森の玉能姫の館に一泊して、兵庫の港から船出をした。瀬戸内海を行く折りしも、暗礁に乗り上げて苦しんでいたが、馳せ来る船に助けられて、一行は琉球の槻の木の洞穴までやってくることになった。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年07月27日(旧06月04日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1923(大正12)年6月20日 愛善世界社版224頁 八幡書店版第5輯 323頁 修補版 校定版231頁 普及版98頁 初版 ページ備考
OBC rm2714
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本文
 雲に聳ゆる比治山の  麓に清き比沼真奈井
 豊国姫の永遠に  鎮まりゐます聖場に
 朝な夕なに仕へたる  心の色の照子姫
 身魂もすぐれて清子姫  神の御言を蒙りて
 三五教の宣伝使  梅子の姫を始めとし
 初稚姫や玉能姫  玉治別の一行が
 海洋万里の波の上  永久に浮べる竜宮の
 一つ島なる諏訪の湖  麻邇の宝珠を永久に
 守り玉ひし玉依姫の  神の命の御手より
 手づから受けて八咫烏  黄金の翼に跨りて
 大空高く翔めぐり  十重に二十重に包みたる
 天の岩戸も秋山彦の  人子の司の珍館
 常磐の松の茂り生ふ  御苑に降りますと聞き
 二人の女神は大神に  許しをうけて久次の
 錦織なす里を越え  四方の峰山紅葉して
 行く手の道も長善寺  大野、山田を乗り越えて
 神の宮津に着きにけり  天津御神の神宮を
 右に拝してスタスタと  岩淵、文珠、紅葉坂
 荒波たける磯端を  由良の港に辿りつき
 秋山彦の門前に  佇み様子を伺へば
 後の祭か十日菊  麻邇の宝珠は逸早く
 綾の聖地に安々と  着かせ玉ひしと聞くよりも
 二人の女神は気を焦ち  月の顔丸八江の
 田舎を過ぎて田辺宿  日は又空に余の内
 池の内をば乗り越えて  山と山との谷間の
 日蔭も見えぬ真倉郷  片方の上杉月照りて
 心も開く梅迫や  西八田、縁垣、味方原
 綾の大橋打渡り  小雲の流れに心胆を
 洗ひて進む聖域に  太しき建てる神館
 十曜の神紋キラキラと  月の光に反射して
 絵にもかかれぬ美はしさ  秋は漸く深くして
 木々を染めなす綾の里  錦の宮の御前に
 やうやう辿りて伏し拝み  玉照彦や玉照姫の
 二柱神の御前に  現はれ出でて神勅を
 再度請へば言依別の  瑞の命の口を借り
 言葉静かに宣らすやう  汝はこれより聖地をば
 一日も早く立出でて  南に向ひ瀬戸の海
 浪かき分けて琉球の  神の御島に渡れよと
 宣らせ玉ひし言の葉を  畏み奉り二人連れ
 錦の宮を伏し拝み  小雲の流れを溯り
 山路を駆り鷹栖や  山家、音無瀬、才原の
 細谷路を辿りつつ  流れも広瀬の丸木橋
 渡りて進む和知、本庄  中山、新田、胡麻の郷
 尋ね行くのは殿田川  乗せて嬉しき船岡の
 其行先は千妻や  曽我谷、園部の花の里
 小山、松原後にして  羽はなけれど鳥羽の駅
 道も広瀬や八木の町  深き川関、千代川の
 大川小川を打渡り  神の御稜威も大井村
 天田神徳嬉しみて  玉照彦の生れませる
 穴太の山の奥深く  高熊さして登りゆく
 あゝ惟神々々  御霊幸はひましませよ
 朝日の直刺す神の山  夕日の日照らす神の峰
 三つ葉躑躅の其下に  小判千両埋けおいた
 黄金の鶏の暁を  告ぐる神代を松林
 折柄吹来る秋風に  木々の梢は自ら
 微妙の音楽奏でつつ  小鳥の歌ふ声清く
 あちらこちらの山柿の  赤き顔してブラブラと
 玉照彦の御姿を  今見る如き照子姫
 神の宝座も清子姫  岩窟の中に忍び入り
 木花姫の神勅を  三七二十一日の
 秋の夜長に細々と  教へ諭され両人は
 深き御徳を拝しつつ  山を降りて谷路を
 スタスタ降る山の神  水音高き滝の辺に
 又もや身魂を洗ひつつ  来勿止神に送られて
 松の大木の大空を  封じて暗き堺山
 息急き登る雄々しさよ  三五の月の光をば
 頭上に浴びて六箇谷  犬飼、法貴、湯屋ケ谷
 崎嶇たる山路分け乍ら  止止呂美坂や細の川
 又もや渡る中河原  木部の里をば打過ぎて
 思ひも深き池田郷  神田草鞋も桑津村
 足や伊丹の郷こえて  稲野、常吉向う脛
 秋の芒に傷つけて  屡休む柴野村
 日は早空に西の宮  茲に一夜を宿りつつ
 朝日と共に打出て  葦尾痛めん憂もなく
 無事に進むは大神の  まさしく本庄、御影町
 生田の森に名も高き  稚姫君の祀りたる
 玉能の姫の神館  一夜を爰に明かしつつ
 心も勇む駒彦に  いと親切に歓待なされ
 兵庫の港に進み行く  浜辺に繋ぎし新船を
 代価を呉れて買ひ取りつ  誠明石の海の面
 波高砂の浦を越え  家島、西島、小豆島
 左手に眺めて豊の島  児島半島のそば近く
 進む折しも暗礁に  船乗りあげて両人は
 如何はせんと村肝の  心を苦しむ折柄に
 月照る波を分け乍ら  此方に向つて馳来る
 一つの船に助けられ  茲に二人の姫神は
 危き所を救はれて  神のまにまに竜宮の
 石松茂る磯端に  船を繋ぎて上陸し
 莓の実る山路を  一行四人の男女連れ
 常楠翁の住家なる  目出度き人に大槻の
 天然ホテルに着きにけり。
(大正一一・七・二七 旧六・四 松村真澄録)
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