文献名1霊界物語 第37巻 舎身活躍 子の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日
口述場所
筆録者
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年3月3日
愛善世界社版
八幡書店版
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm378801
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本文
一度二度墜落身越して飛行便
脱線汽車の代用として〈二章(初)〉
王道は正道を行き政党は
横道覇道を進み行くなり〈二章(初)〉
震災後きつく瘠せたる印紙かな〈四章(初)〉
デンデン虫苦しさ内殻這ひ出し〈五章(初)〉
農相農相と這ひ出したる田々虫
蝸牛角上の小ぜり合から〈六章(初)〉
国民が待ちに待ちたる普選権
また危ふしと空を仰ぎつ〈六(初)〉
風船の様にあやふい普選権
いづこの嶋に落ちむとするか〈六章(初)〉
入超の声聞く度に国民は
また巾着を締めむとぞする〈七章(初)〉
日地月あつめて造る串団子
星の胡麻かけ喰ふワニロ〈七章(初)〉
関東の地震に勝る人造の
地震治むる神の権力〈十章(初)〉
醜司自身神也火の車
乗りて市中を駆けめぐりつつ〈十一章(初)〉
何事の勃発すとも惟神
任す真人の自信神也〈十一章(初)〉
神勅の地震雷火の雨は
乱れたる世の状をいふなり〈十二章(初)〉
極楽の野に休らふもしばしの間
やがては苦しき牛と馬なり〈十四章(初)〉
おく霜に庭の白菊しほれけり
凩しげき冬の初めに〈十五章(初)〉
大空をおほへる傘も破れはて
白菊の花霜になやめる〈十五章(初)〉
月の夜に宿を立出で眺むれば
黄菊白菊一つ色なる〈十五章(初)〉
うす暗き廐の中に繋がれて
淋しく孤独を送る馬かな〈十六章(初)〉
たまさかに外に出づれば重き荷を
負はされ悩む牛馬の吾れ〈十七章(初)〉
桐一葉音なく散りぬ天地の
淋しき秋の空寒くして〈十八章(初)〉
今朝見ればシーポー(船)の屋根真白なり
夜明けの霜のつるぎかざして〈十八章(初)〉
木枯の吹く冬の日もあたたかき
人の心にかほる花の香〈十九章(初)〉
五大教神の司をおくりおき
あとはゆるゆるエス語歌つくる〈十九章(初)〉
過ぎ去りし昔の夢を偲びつつ
何時とはなしに若やぐ吾は〈十九章(初)〉
夢の世の夢を誠の夢として
いや永遠に忘れざらまし〈二十章(初)〉
別れても又逢ふことのある世ぞと
世の諺を便りに生くる〈二十章(初)〉
煙だに立たずばわかじ奥山の
杣の住むなる炭がまの在処〈二十章(初)〉
雀の子数多つどへる女護島へ
移住なしたし六部の昼寝〈二十二章(初)〉
千歳のよはひを保つ鶴の子も
ヽ離れては十年となる〈二十三章(初)〉