文献名1霊界物語 第49巻 真善美愛 子の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2023-06-06 16:37:33
あらすじ霊界物語もようやく累計四十九冊に達し、本巻も着手三日間にて完成することを得た。
このとき、東京の某新聞に、天城山麓の八丁池に悪竜が六百年以前から潜伏して〇〇に祟りをなすので、法華宗の僧がこれを退治しようとその筋へ出願したとの記事があった。
そこで自分も国家の一大事と霊眼で見てみたところ、悪竜どころか魚族でさえ一尾もいない。ただ蠑螈がうようよいるだけである。こんなことを大本教がいおうものなら大変なことになったかもしれないが、法華経の狂勢には感じる外はない。
いよいよ本巻は初稚姫の大活動に入った。紆余曲折、波乱重畳の物語、現幽神三界における宇宙の真相は、本輯十二巻の上に展開されることになる。信者・未信者の区別なく、愛読あって広大なる神徳に浴し玉はんことを希望する次第である。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年01月16日(旧11月30日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1924(大正13)年11月5日
愛善世界社版前付 1頁
八幡書店版第9輯 29頁
修補版
校定版前付 1頁
普及版前付 1頁
初版
ページ備考
OBC rm490001
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数517
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
霊界物語も漸く累計四十九冊に達しました。本巻も着手日数三日間にて完成することを得ました。この時東京の某新聞紙上に天城山麓の八丁池に悪竜六百年以前より潜伏して○○に祟りを成すを以て法華宗の僧が退治せむと其筋へ出願したりとの記事があつたので、直に国家の一大事と考へ霊眼にて洞察するに悪竜どころか魚族一尾も居ない。只腹部に髭題目を赤斑にあらはした蠑螈がウヨウヨして居るのみであつた。実に世の中と云ふものは妙なものである。こんな事を大本の人間の口からでも云はうものなら、それこそ大変なことになつたかも知れない。法華経の狂勢には感ずるの外はない。綾部の井上会長より左記の花句が届きましたから御紹介しておきます。
やみにひそむ枉津の神もまつろはむ
言霊の幸月の光に
天城山畔八丁池 聞説千年潜怪螭
何日了縁出崖口 月光澄徹水逶迤
いよいよ本巻より初稚姫の大活動に入りました。迂余曲折波瀾重畳の物語。現幽神三界に於ける宇宙の真相は本輯十二巻の上に展開さるる事となります。信者未信者の区別なく、愛読あつて洪大なる神徳に浴し玉はむことを希望する次第であります。アヽ惟神霊幸倍坐世。
大正十二年一月十六日 於伊豆湯ケ島温泉 湯本館 王仁識