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文献名1霊界物語 第54巻 真善美愛 巳の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-04-20 13:55:33
あらすじ
主な人物 舞台 口述日 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年3月26日 愛善世界社版 八幡書店版 修補版 校定版 普及版 初版 ページ備考
OBC rm548801
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本文の文字数1662
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本文 天恩郷の花
経綸の花の香匂ふ春は来ぬ
    燃ゆる陽炎殊にうるはし〈序文(初)〉
新しき御代の開くる心地して
    いそしみ仕ふわが身嬉しも〈総説(初)〉
万代をことほぎ奉る亀山の
    下津岩根に立つる礎〈総説(初)〉
梓弓春立ち初めて信徒の
    心の園に白梅かをる〈総説(初)〉
遠寺の鐘の響きも何処となく
    淋しく聞えぬ天恩の郷〈総説(初)〉
古の大英雄の住みしてふ
    城跡に千代の礎固む〈総説(初)〉
戦ひの激しき暗の世の中の
    光とならむ三五の月〈総説(初)〉
言さやぐ醜のものしり多き世に
    かくれて説かむ救世の御教
    (大正十四年二月、於亀岡万寿苑)〈総説(初)〉

草の葉の露に等しき醜の世は
    月光にさへ恐れをののく〈第2章(初)〉
朝日影草葉の露に照り初めて
    もろくも散らむ高山の雲〈第5章(初)〉
常世往く暗世を照らす月光を
    蔽はむとする高山の雲〈第6章(初)〉
久方の大空わたる三五の
    月の姿を世人さげしむ〈第6章(初)〉
風荒び雨しきりなる今の世に
    雷なくば如何で晴れなむ〈第6章(初)〉
濁流を逆しまに妨ぐ手力男
    神の出でずば御世はとこやみ〈第6章(初)〉
天地を吾ものとして楽しめば
    心の園に常永の花咲く〈第6章(初)〉
神の国聖界霊語読みながら
    あつき一日を今日も送りつ〈第8章(初)〉
根の国や底の国をば幾度も
    探険したる吾面白きかな〈第8章(初)〉
衣は裂け手足は霜に破れつつ
    御用いそしむ尊き献労〈第8章(初)〉
身も魂も捧げて高天の聖場を
    守るは神子のつとめなりけり〈第9章(初)〉
からやまと月の国まで言霊の
    光を放つ三五の月〈第11章(初)〉
天地に唯一つなる神苑に
    千年の松の一本茂れる〈第11章(初)〉
蒙古野に一度隠れし月影の
    再び空にかがやく御代かも〈第11章(初)〉
花もかをれ蝶も来て舞へと朝夕に
    望み抱へて待つ人のあり〈第12章(初)〉
日の国の御空を包む黒雲も
    何時かは晴れなむ神の稜威に〈第12章(初)〉
言さやぐ君が御代こそ忌々しけれ
    山川海の神もなげきて〈第12章(初)〉

功験録
世以七年人示盛衰果  人胆以三年世示進退
世与人関係五年之後  心然興新陳代謝要求
諺日十年星霜是一昔  有祥慶有変遷有後悔〈第14章(初)〉

空顕録
大正辛酉九月八日晨  沐浴斎戒待神命降下
弥勒神聖忽感応来格  宣日爾速説苦集滅道
可開示道法礼節本義  瑞月謹発表霊界真相
    ○
文芸講談其他諸雑誌  日夜耽読反覆養神気
惜哉其程度為極低級  不適進取的男子趣味
回首覩神諭霊界聖語  光照赫燿有照暗夜思〈第14章(初)〉

惟神教かしこみ進み行く
    誠の道に障る曲なし〈第15章(初)〉
今は只神の心にまかすのみ
    人の心の儘にならねば〈第15章(初)〉
天の下四方の国々和め行く
    吾が玉の緒の在らむ限りは〈第17章(初)〉
櫟原きり開きつつ常磐木の
    千年の小松植ゑて楽しむ〈第18章(初)〉
限りなき希望に充ちて天恩の
    郷に静かに時臻る待つ〈第18章(初)〉
天の下四方の国々乱れ行く
    様をながめて立つ人もあり〈第20章(初)〉
地獄にも堕す術なき曲人の
    醜の叫びの耳を打つかも〈第20章(初)〉
もろこしも西洋も大和も押並べて
    靡き伏しなむ神の御旗に〈第21章(初)〉
何となく心急ぎぬ天地の
    神の御業に尽す吾が身は〈第21章(初)〉
ある時は死なましくおもひ或時は
    活きむと思ふ救世のために〈第21章(初)〉

天恩郷
幗松森々茂満山   神苑清浄無俗塵
祝詞言霊洗乾坤   月高風薫亀城跡。
巨石掘出亀城跡   献労集来悉信徒
高壁堅三五道場   青松繁茂天恩郷。
千歳青松鶴来遊   万寿苑内充瑞気
億兆慕集天恩郷   神教宣伝大道場。
蒙古帰来無寧日   神務多端百事忙
得小閑遊万寿苑   畳巨石築天恩城。
乙丑如月九日朝   当陽暦三月三天
三時三十三分開   鶏鳴明美交子領。〈巻末(初)〉
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