文献名1霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
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データ凡例
データ最終更新日2017-05-24 13:02:22
あらすじ
主な人物
舞台
口述日
口述場所
筆録者
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年5月24日
愛善世界社版
八幡書店版
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm578801
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本文
竹藪を切り払ひてゆ小雀の
声さえもなき長閑な城趾〈序文(初)〉
土堤に立ちて亀岡城趾眺むれば
巨石たたみの最中なりけり〈序文(初)〉
会心の友なき吾はただ一人
事業を友とし春を楽しむ〈序文(初)〉
夜もすがら蚤に攻められ眠り得ず
都にゐます君ぞ偲ばゆ〈序文(初)〉
酔どれが千鳥足にて歩み行く
千鳥の渕辺いとも危ふく〈序文(初)〉
大本教スタイルゑいぞとぞめかれて
川の上を降る舟のまばゆさ〈序文(初)〉
円山や空に金柱みろく塔
五六七塔片側濡らす春の雨
光照殿地均し工事雨三日〈総説歌(初)〉
石垣の高さに見ゆる経綸かな
諸々の人寄り来たる万寿苑
瑞霊の恵みも高し天恩郷
丸窓に弥生の満月影おぼろ
雨やみて頬白の声いと清し〈総説歌(初)〉
夕焼けの空を眺めて翌日を祝ぎ
初雷も交りて花のあらし山
火喰い(低い)鳥金光の空に高く舞ひ
普選通過猫も杓子も腕まくり
鉄筆を振つて鉄外彫刻詩〈第1章(初)〉
夕日落ちて潜客晩来猫の家
灯燈を股につるして夜這かな
臘燭が立てば灯燈皺が伸び
法城を築いて王仁は安息し
春の夕野渡る風の微笑かな〈第2章(初)〉
川の辺に小鳥の影も流る春
物をいふ他の花香に花見かな
渓流もいと清瀧の舟あそび〈第3章(初)〉
花よりも団子と皆が食道楽
汽笛をばきいてかけ出す駅の前〈第4章(初)〉
かけ付けて見れば馬鹿らし上り汽車
華を去りて実に就かんと団子食ひ
汽車を待つプラツトホームや風さむし
花園のあたり走るか汽車の音
お土産の団子で客を花むけし〈第6章(初)〉
人の子の吾を神のごと崇め立て
仕へむとする人ぞ歎てき〈第7章(初)〉
吾がために鞭を加ふる人もがなと
朝な夕なに祈る淋しさ〈第7章(初)〉
我思ふ一つ汲み取る人あらば
かほどに胸をば傷めざらまし〈第8章(初)〉
形ある宝はよしや失するとも
愛と信との宝おとさじ〈第8章(初)〉
霊場はたとへ毀たれ了るとも
いよいよ光を添ふる大本〈第8章(初)〉
今はただ誠一つの限りをば
尽して神の裁き待つのみ〈第8章(初)〉
艮のわが大神の教ませる
道にすすまむ顕幽ともに〈第8章(初)〉
身はたとへ根底の国に沈むとも
愛と信との道に魂生く〈第11章(初)〉
吾は今浮世の風に散らされて
空しからんとすももの功も〈第12章(初)〉
空しきは形の上の功なり
神に尽くせし功は朽ちず〈第13章(初)〉
もろこしの空を包みしむら雲ゆ
降るあめりかを防ぐ傘なし〈第13章(初)〉
燃えさかる胸のほのほを消さんとて
水の御魂に朝夕祈る〈第13章(初)〉
身はたとへ障りありとも愛信の
熱と光に心は勇む〈第14章(初)〉
うき事の限りをなめて吾は今
ただただ神の道に息する〈第15章(初)〉
まがつみの魂の猛びは強くとも
吾は命の限りを忍ばむ〈第15章(初)〉
三五の月日かがやくうまし代は
四方の山野も笑ひ栄えむ〈第16章(初)〉
二三年さきに来ること狼狽て
今日蓮が言挙げをする〈第16章(初)〉
弥勒神顕はれ初めて満三年
過ぎし綾部の秋の大空〈第16章(初)〉
三御玉五ツの御玉の麻邇宝珠
神の用ゆる時は来にけり〈第17章(初)〉
弥勒の世早や来よかしと祈りつつ
岩戸開きの瑞祥待つかな〈第17章(初)〉
夢の世と夢にも知らず飛び出して
蒙古の空に夢を見しかな〈第18章(初)〉
新玉の年の始めのよろこびは
不二の高嶺の夢にぞありける〈第20章(初)〉
心にもかけずうとみし夢枕
なほざりにせぬ新年の朝〈第23章(初)〉
ある時は死なまくおもひ或時は
活きむとおもふ人心かな〈第24章(初)〉
今日もまたあたら一日を消しにけり
神仕ひすべき忙しき身を〈第24章(初)〉
天人の座に進みて地の上に
神の食す国建てむとぞ思ふ〈第25章(初)〉