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文献名1霊界物語 第59巻 真善美愛 戌の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3総説歌よみ(新仮名遣い)そうせつか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
昨夜見た不思議な夢に、顔も知らない神人と日本海の空高く、黄金の翼に乗せられて、金剛不壊の山の根に苦も無く降りてゆく。

「弥勒菩薩」と呼ぶ声にはっと気が付いて我が身を見れば、紫磨黄金の肌となり、諸々の天人に囲まれて世界の人の前に立ち、苦集滅道の真理を完全に委曲に説き出だす。

天地はたちまち震動し、道法礼節は遅滞なく治まり、海の内外もたがいに睦び親しんで一天一地一神の治世を見ることこそ尊いことである。

折りから春風が窓を打つ声に目をさませば、月の光はキラキラと二階の方舟を照らしつつニコニコと笑み給う。惟神御霊幸はえましませよ。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年04月01日(旧02月16日) 口述場所皆生温泉 浜屋 筆録者北村隆光 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年7月8日 愛善世界社版3頁 八幡書店版第10輯 485頁 修補版 校定版3頁 普及版 初版 ページ備考
OBC rm590002
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本文  昨夜見た見た不思議な夢を  顔さへ知らぬ神人と
 日本海の空高く  黄金の翼に乗せられて
 金剛不壊の山の根に  何の苦も無く降りて行く
 弥勒菩薩と呼ぶ声に  ハツと気が付き我身を見れば
 紫磨黄金の肌となり  諸々の天人に囲まれて
 世界の人の前に立ち  宣る言霊は苦聖諦
 世界一度に集聖諦  神に反きし曲霊の
 終りを示す滅聖諦  漸く至誠が現はれて
 公平無私の更生主と  仰がれ乍ら道聖諦
 完全に委曲に説き出す  天地忽ち震動し
 山の尾の上や河の瀬や  海を披いて寄り来たる
 神の出口の口車  道法礼節遅滞なく
 治まり海の内外も  互に睦び親しみて
 一天一地一神の  治世を見るこそ尊けれ
 折から過ぐる春風の  窓打つ声に眼さむれば
 月の光はキラキラと  二階の方舟照らしつつ
 ニコニコニコと笑みたまふ  あゝ惟神々々
 御霊幸はへましませよ。
   大正十二年四月三日
      於皆生温泉場   王仁識

 今日京へ上りてきのゑのたび休み
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