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文献名1霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
文献名2第5篇 金竜世界よみ(新仮名遣い)きんりゅうせかい
文献名3第22章 神樹〔1597〕よみ(新仮名遣い)しんじゅ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-09-13 09:43:43
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月14日(旧03月29日) 口述場所 筆録者隆光 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版252頁 八幡書店版第11輯 216頁 修補版 校定版275頁 普及版61頁 初版 ページ備考
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本文の文字数3043
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本文
  第四六二

    一

 葦原の瑞穂の国のことごとは
  天津御神の御許に仕ふ。

    二

 天地のすべてを造り玉ひたる
  神の御前に山河寄り来む。

    三

 山河も皇大神の大前に
  より来仕ふる御代ぞ尊き。

    四

 言の葉も胸の思ひもよろこびも
  みな皇神のめぐみし賜もの。

    五

 大前に地のことごと集まりて
  みいづ称へむ日は近づきぬ。

    六

 石の上ふるき神代の初めより
  神の御国とえらまれし大和。

    七

 神の民とえりぬかれたる国人の
  さすらひの夢も今は醒めけり。

    八

 葦原の中津御国に降ります
  教への主を仰ぎつつ待つ。

    九

 よろこびを胸にたたへて皇神の
  いづの救ひをまつの代のたみ。

    一〇

 わが魂よ貴の教によみがへり
  雲より来る神にならへよ。

  第四六三

    一

 限りなき教の神の御恵みを
  心にとめて夢な忘れそ。

    二

 いたづきの身もやすかれと朝夕に
  わが皇神はわづらひたまふ。

    三

 ほろびゆく生命を救ひ愛の雨を
  そそがせ玉ふ瑞の大神。

    四

 ゆたかなる恵の雨の降りそそぎて
  怒のちりを清めさせたまひぬ。

    五

 とこしへに怒らせたまふ事もなく
  せむることなき瑞の大神。

    六

 人の罪を数へたまはず憎みまさず
  只愛のみを御身となしたまふ。

    七

 天津空の高きがごとく皇神の
  みいづはスメール山も及ばじ。

    八

 東西分るるごとくわが罪を
  遠ざけたまふ仁愛の大神。

    九

 始めなく終りも知らに栄えませ
  すべてを造り守る大神。

  第四六四

    一

 千引岩動かぬ主の御恵を
  力となして進む嬉しさ。

    二

 喜びの声を揃へて皇神の
  あれます都を讃め称へかし。

    三

 天地の総ての神を統べ玉ふ
  誠の神は厳の大神。

    四

 足曳の山の頂き海の底も
  皆皇神の御手にありけり。

    五

 海陸を造り玉ひし皇神の
  御子と生れし人は神なり。

    六

 跪きてわが身生ましし元津祖を
  綾の高天原に伏し拝むかな。

    七

 村肝の心の清き供物
  受けさせ玉へ元津大神。

    八

 地の限りその大前に畏みて
  いと美しく称へまつれよ。

    九

 正しきと誠をもちて諸々の
  民を審かせ玉ふ時来ぬ。

    一〇

 元津御祖厳と瑞との二柱の
  御稜威常磐にあれと祈りつ。

  第四六五

    一

 神国には御栄光あれや地の上は
  平穏あれよ恵みあれかし。

    二

 皇神を讃めつ称へつ拝みつ
  御栄光仰ぎて御稜威を崇む。

    三

 天にます大国常立大神は
  総てのものの誠の祖なり。

    四

 祖神は瑞の御霊の瑞の子を
  下して世をば救はせ玉ふ。

    五

 世の罪をわが身一つに引受けし
  瑞の御霊の恵み畏し。

    六

 穢れたるわが魂を洗へかし
  瑞の御霊の教の主よ。

    七

 皇神の右にまします瑞御霊
  わが祈りをも受けさせ玉へ。

    八

 いと清く尊き瑞の神霊
  厳の御霊は世を生かしますも。

    九

 厳御霊瑞の御霊は祖神の
  栄光の中にいや栄え玉ふ。

  第四六六

    一

 神路山五十鈴の川の水上に
  世を照します神はましけり。

    二

 暗き世を照さむ為に厳御霊
  教祖の宮に下りましけり。

    三

 更生主の魂に宿りて天地の
  奇き誠を諭し玉へり。

    四

 攻め来る醜の仇さへ憎まずに
  言向和す瑞の大神。

    五

 遠津祖世々の祖等に仕へよと
  教へ玉ひぬ瑞の御霊は。

    六

 世を照す油の教主はあれましぬ
  古き誓ひを証しせむため。

    七

 御教の聖き義しき言の葉に
  仕ふる身こそ楽しかりけり。

    八

 精霊を充たし玉ひて更生主に
  天降りし国の常立の神。

    九

 老の身を賤が伏屋に横たへて
  明き尊き道を宣べけり。

    一〇

 皇神の深き恵に罪人を
  救はむとして下りましけり。

    一一

 御恵の珍の光は死の影と
  暗き身魂を照しましけり。

    一二

 わが足を安き大道に導かむと
  輝き玉ふ厳の大神。

  第四六七

    一

 わが心厳の御霊を崇つつ
  喜び祝ふ更生の神を。

    二

 元津神厳の御霊の御教を
  伝へ玉へる更生の御神。

    三

 瑞御霊万代までもわが魂を
  真幸くあれと守りますかも。

    四

 御力に富ませ玉へる厳の神は
  わが身を尊きものとなしませり。

    五

 名は清く恵の深き皇神を
  畏るるものは世々恵まれむ。

    六

 村肝の心驕れる枉人の
  曲を散らして救はせ玉ふ。

    七

 高山の伊保里を分けて谷に下し
  いやしきものを上らせ玉ふ。

    八

 飢渇く人をば飽かせ富めるものも
  許させ玉ふ日は近づけり。

    九

 神孫と其御裔をば限りなく
  憐れみ玉ふ元津大神。

    一〇

 遠津祖に誓ひ玉ひし言の葉を
  現し玉ふ時は来にけり。

    一一

 古の神の誓ひを詳細に
  証させ玉ふ瑞の大神。

  第四六八

    一

 新しき御歌を神の大前に
  向ひて歌へ声も涼しく。

    二

 神津代の奇き尊き物語
  中に交はる厳の御歌を。

    三

 御救ひを知らせ正しき理を
  世の悉に示させ玉ふ。

    四

 瑞御霊現れまして五十鈴の
  家を堅磐に守らせ玉ふ。

    五

 地のはても神の救ひを得たりけり
  聞けよ諸人神の言葉を。

    六

 琴の音と歌の声もて皇神を
  崇めまつれよ上にある人。

    七

 海も山も皆諸共に鳴り動み
  やがては神の御代となるべし。

    八

 瑞御霊神の御前に手を拍てば
  山川共に声挙げて答へむ。

    九

 地の上の総てのものは大前に
  戦き畏み仕ふる御代かな。

    一〇

 地の上の総ての民を審かむと
  下り玉ひぬ神の言葉に。

  第四六九

    一

 節分の夜に退はれし我神の
  再び現れます時は来にけり。

    二

 邪心と悪徳を捨てて愛善の
  誠の種子を地の上に蒔け。

    三

 瑞御霊東の空に甦り
  雲に乗りつつ来る日近し。

    四

 罪に死し神に生きたる瑞御霊
  今は此世の柱なりけり。

    五

 至聖なる旧の都に雲の如
  降らせ玉ふ時は来にけり。

    六

 時満ちて救ひの神は元津国に
  甦りましぬ来りて崇めよ。

    七

 瑞御霊五六七のもとに寄り集ふ
  誠の人に生命賜はむ。

  第四七〇

    一

 三柱の御前に向ひて喜びの
  声を上げつつ謡ひ舞へかし。

    二

 わが身魂生ませ玉ひて懇に
  哺育みたまふ元津祖神。

    三

 身体も霊魂も神のものならば
  只御心に任すのみなり。

    四

 綾錦厳の御門に寄り来り
  讃めよ称へよ厳の御前に。

    五

 千早振る神代は愚か万代の
  末も守らす元津大神。

  第四七一

    一

 惟神御霊幸ひましませと
  三柱神の御前に祈る。

    二

 スメールの山は何処と打仰ぐ
  わが目に映る紫の雲。

    三

 わが魂を助け守らす皇神は
  三柱神の外なかりけり。

    四

 わが持てる五官の機関あるうちに
  祈れよ称へよ勤しみ仕へよ。

    五

 葦原の地の悉を守ります
  神は夜昼眠り玉はず。

    六

 人は只神の守りを受くるより
  外に栄光の道こそ無けれ。

    七

 夜の守り日の守りと月日の神は
  光り恵みを与へ玉ひぬ。

    八

 諸々の醜の災打払ひ
  わが魂を守らせ玉ふ。

    九

 皇神は永久までも汝が身の
  出づると入るとを守り玉はむ。
(大正一二・五・一四 旧三・二九 隆光録)
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