文献名1霊界物語 第67巻 山河草木 午の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3総説よみ(新仮名遣い)そうせつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日1924(大正13)年12月19日(旧11月23日)
口述場所教主殿
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1926(大正15)年8月19日
愛善世界社版3頁
八幡書店版第12輯 28頁
修補版
校定版3頁
普及版
初版
ページ備考
OBC rm670002
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本文
言霊別命の化身にして、照国別の従者と変化したる梅公宣伝使が、オーラ山に立籠つて、印度七千余国の統一を夢みてゐた山賊の張本、ヨリコ姫、シーゴー、並に悪僧玄真坊を言向和し、シーゴーはサンダー、スガコを助け、両人が親の所有地を托されて、開墾の事業に数千の部下と共に着手し、玄真坊は再び悪化して、三百の部下と共に姿を晦まし、ヨリコ姫及其妹なる花香は梅公司に導かれて、照国別の隊に合すべく、オーラ山の間道を渉り、ハルの湖の岸辺に着き、波切丸に身を任せ、スガの港へ渡る途中、海賊の襲来や、浮島の嶺の陥没や、船長とスガの港の富豪の娘ダリヤ姫との、数奇極まる関係などを描写し、次にタラハン国カラピン王に対する種々の奇怪な物語や、左守司たりしシャカンナが、タニグク山の山麓の岩窟に立籠つて、二百人の部下を集め、大望を企ててゐる所へ、悪僧玄真坊がダリヤ姫を拐かして乗込んで来る場面、並にカラピン王の太子が、新左守司の倅アリナと共に、山野の遊覧に出かけ、山奥に迷ひ込み、旧臣のシャカンナに、計らずも山奥にて邂逅し、絶世の美女スバール嬢に会つて、太子が恋慕の情を起し、其艶麗な姿を絵に写して帰城したる顛末や、太子が行方不明の為に王を始め重臣共の狼狽の有様等千変万化の経緯を、極めて簡明に口述しておきました。入蒙に際し最も因縁深き、並松の祥雲閣に於て、本巻を編み了つたのも、何かの因縁が結ばれてゐるのだらうと思ひます。あゝ惟神霊幸倍坐世。
大正十三年十二月廿九日 於祥霊閣
此日教主殿の床の間に安置したる紅葉宝石盛に水を噴き出す。早速神示により隣室床の間に遷す。