文献名1霊界物語 第69巻 山河草木 申の巻
文献名2余白歌よみ(新仮名遣い)
文献名3余白歌よみ(新仮名遣い)よはくか
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじ
主な人物
舞台
口述日
口述場所
筆録者
校正日
校正場所
初版発行日1927(昭和2)年10月26日
愛善世界社版
八幡書店版
修補版
校定版
普及版
初版
ページ備考
OBC rm698801
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本文
森々と天に伸び行く鶴山の
樹々の梢に栄ゆる我道
(昭和十年六月二十三日)〈第4章(再)〉
五月雨晴れて涼しき風いたる
鶴山神園に静かに筆持つ
(昭和十年六月二十三日)〈第6章(再)〉
夕月を打ち仰ぎつつ鶴山の
神苑に立てば仏法僧啼く〈第7章(再)〉
フクローの声に交りて仏法僧
啼く音を聴けば重たかりけり
(昭和十年六月二十三日 於鶴山)〈第7章(再)〉
夏雨は降りみ降らずみ久方の
御空くもらひ暑き今日なり〈第9章(再)〉
山麓の樹々の梢を揺るがせて
下りの汽車は辷り行くなり〈第9章(再)〉
本宮山樹海の波を立たせつつ
吠え猛り行く青嵐かな
(昭和十年六月二十三日)〈第9章(再)〉
賤機を織れる乙女の姿見て
涙ぐましくなりし入梅なり〈第10章(再)〉
金竜の池のおもてに静やかに
浮ける緋鯉の大いなるかも〈第10章(再)〉
神苑に吾が植ゑ込みし常磐樹は
茂り栄えて隠るる三重閣
(昭和十年六月二十三日)〈第10章(再)〉
鶴山に帰りて見れば風清く
神苑の樹々は茂り重なる〈第11章(再)〉
吹きわたる風に若葉の打ちなびく
状をし見れば浪に似たりき
(昭和十年六月二十三日)〈第3章(再)〉
曲神に誑かされしまめ人の
眼を覚ましたる話聴きけり〈第12章(再)〉
父親の遺産残らず浪費して
漸く気の付き正道に入れり〈第12章(再)〉
四尾山尾ノ上に高くほととぎす
啼く夕暮の静かなるかな〈第12章(再)〉
ほととぎす五月の空に啼きながら
遠方の山辺に飛び去りにけり〈第12章(初)〉
どんよりと曇りし空に飛行機の
音高々と聞こゆる鶴山
(昭和十年六月二十三日)〈第21章(再)〉
青垣山四方に巡れる鶴山に
夏を休らひ時鳥を聴く〈第13章(再)〉
そよそよと椎の若葉をなめて来し
風のすがしき高殿の朝なり
(昭和十年六月二十三日)〈第22章(再)〉
アリナ山の懸橋御殿に辿りつき
主従息を休めて語らふ〈第14章(再)〉
砿泉染の水源深く掘り下げて
鉄管布設せむと努むる〈第15章(再)〉
鶴山の砿泉染の声望は
高くなりつつ機場忙はしも
(昭和十年六月二十三日)〈第15章(再)〉
高殿の窓明け放ちながむれば
弥仙の神山雨煙るなり〈第18章(再)〉
雨煙る何鹿平野の真ん中に
清しく立てる本宮の山〈第18章(再)〉
汽車の行く音を聴きつつ高殿に
吾校正のペン持ちにけり
(昭和十年六月二十三日)〈第18章(再)〉
和知川の水浅みつつ鮎あさる
人影とみに多くなりけり〈第19章(再)〉
小雲川に舟を浮べて遊びたる
人かげ稀になりし今日かな
(昭和十年六月二十三日)〈第19章(再)〉
朝日影見えつかくれつ梅雨の空
鶴山の朝啼きすがし家鶏の声
製糸場煙直ぐなり梅雨の晴れ
(昭和十年六月二十三日)〈第21章(再)〉