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文献名1霊界物語 第75巻 天祥地瑞 寅の巻
文献名2第1篇 玉野神業よみ(新仮名遣い)たまのしんぎょう
文献名3第4章 千条の滝〔1898〕よみ(新仮名遣い)ちすじのたき
著者出口王仁三郎
概要
備考
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あらすじ
顕津男の神と真言厳の神の生言霊により、国土は震動し暴風雨吹き来たり、ついに玉野丘一帯は次々に広がり膨れ上がって、驚天動地の光景を現した。

神々は感嘆し、それぞれ国土造りの神業を祝う歌を歌った。

玉野比女は神業の結果に驚嘆し、生代比女は玉藻山で御子生みをする決意を詠んだ。

美波志比古は、新しい国原を雨風が洗い清める様を詠み、玉藻山をたたえた。

産玉の神は、顕津男の神・真言厳の神の生言霊をたたえ、真言厳の神が天之道立の神の御樋代であると悟った。そして、生代比女の御子生みを守る自分の役割を明らかにした。

魂機張の神は、御子の生命、また新しい国土のすべての生命を守る自分の役割を歌った。

宇礼志穂の神は、国土造りのすばらしさをうれしみたたえる歌を歌った。

美味素の神は、味わいがあってこそ、すべてのものが生きることができる、と自分の役割を歌った。

結比合の神は、厳と瑞の言霊(顕津男の神=瑞と、真言厳の神=厳)の結び合わせ、また玉野比女と生代比女の結び合わせによって、この国土生み神生みができた、と祝い歌を歌った。

待合比古の神は、最後に、長らく待った後ついにこの日を迎えることができた喜びを歌った。

再度に一同は、遠く広がった真鶴国を喜び祝い、頂上の玉野大宮に感謝の神言をのり上げた。
主な人物 舞台 口述日1933(昭和8)年11月03日(旧09月16日) 口述場所水明閣 筆録者林弥生 校正日 校正場所 初版発行日1934(昭和9)年2月3日 愛善世界社版 八幡書店版第13輯 305頁 修補版 校定版60頁 普及版 初版 ページ備考
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本文  瑞の御霊顕津男の神並に真言厳の神の生言霊に、真鶴の広き国原は天地震動して前後左右に揺り動き、暴風雨頻に臻り、遂に玉野丘を中心とする一帯の地は、いや次々にふくれ上り拡ごりて、驚天動地の光景を現じたれば、神々は言霊の威力に感歎措く能はず、各自生言霊の御歌を詠みて、国土造りの神業を寿ぎ給ひぬ。
 玉野比女の神は御歌詠ませ給ふ。

『主の神の神言畏み此処に来て
  この神業を初めて見るも

 ときじくの香具の木の実に生り出でし
  吾は主の神の分霊なるかも

 二柱天津高宮ゆ降りまし
  この神業を助け給ふか

 久方の天は轟きあらがねの
  地は揺りて国土固まりぬ

 久方の空に閃めく稲妻の
  はやきは神の神業なるらむ

 雷のとどろき強し曲神は
  恐れ戦き消え失せにけむ

 罪穢れ過ち洗ふと玉泉
  滝と流れて世を生かすなり

 神生みの業に後れし吾にして
  国土生みの場に立つぞ嬉しき

 月読の御霊と現れし顕津男の
  神の功のたふときろかも

 玉泉清くあふれて玉藻山の
  尾の上ゆ高く落ちたぎちつつ

 落ちたぎつ滝の響に言霊の
  水火籠らひて世を生かすなり

 年月を玉野宮居に仕へつつ
  かかる目出度き神業を拝むも

 真鶴の国の栄えを目のあたり
  吾は玉藻の山に見るかな

 久方の天に伸びたつ玉藻山の
  生ける姿は神にぞありける

 天地の総てのものは主の神の
  清けき水火の固まりなるかも

 万世の礎固め給はむと
  現れ出でますか瑞の御霊は

 厳御霊宣らせ給へるまさごとを
  普く神に宣りて生かさむ

 いきいきて生きの果なき天界に
  生きて栄えむ身の楽しさよ

 真言厳の神の尊き言霊に
  玉野の湖水も乾きたるかな

 もうもうと湯気立ち昇り玉野湖は
  底ひの水も次にかわける

 真鶴の国の柱となりませる
  顕津男神の姿いさましも』

 生代比女の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『真鶴の山の御魂と生れたる
  わが神生みの神業を畏む

 天も地も澄みきらふ中にそそりたつ
  玉藻の山に御子を生まむか

 厳御霊瑞の御霊の水火凝りて
  御子わが腹に宿らせ給ふか

 真言厳の神の言霊幸ひて
  四方の国原いや拡ごりぬ

 言霊の水火の力を目のあたり
  見つつ尊き神世をおもふ

 天界に気体のかろき身をもちて
  御子生む神業の難きをおもへり

 さりながら主の大神の言霊の
  功を見つつわが胸やすけし

 安々と御子の生れます日を待ちて
  この神国につくさむと思ふ

 目路の限り湯気むらむらと立ち昇るは
  水火のいきの燃ゆるなるらむ

 見渡せば四方の国原に湯気立ちぬ
  国土生みの神業あざやかにして

 立昇る湯気に御空の月も日も
  うすら霞めり真鶴の国は

 玉野森の聖所は膨れ拡ごりて
  御空に高く聳えたるかも

 玉藻山の名を負ひまししこの峰に
  われ謹みて玉の御子生まむ

 玉の御子の生れますよき日を楽しみて
  朝夕宣らむ生言霊を

 朝夕を玉藻の滝に禊して
  国魂神を育みまつらむ

 時を追ひてわが腹膨れ拡ごりぬ
  真鶴の国の生れしに似て

 玉野比女の清き心にほだされて
  われ怯気なく聖所に立つも』

 美波志比古の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『ときじくに科戸の風は天地の
  塵を払ひて清しき国原よ

 地の上の百の汚れを悉く
  水分の神は洗ひ給ふも

 科戸辺の神と水分の神まして
  真鶴の国は罪穢れなし

 雷鳴神は天に轟き天地の
  曲を払ひて新しき国原

 永久の闇と曇を照すべく
  かがやき走る稲妻あはれ

 瑞御霊国土生み神生みの神業終へて
  鎮まりゐませこの神国に

 永遠にこの神国に鎮まりて
  𪫧怜に委曲にひらかせ給へ

 主の神の聖所と現れし玉藻山は
  幾千代までも動かざるべし』

 産玉の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『玉泉に瑞の御霊は禊して
  今日の神業を興させ給ひぬ

 玉泉の面にうつりし月かげを
  見る心地すも岐美の面は

 雄々しくてやさしくいます瑞御霊の
  生言霊はわれを泣かしむ

 味ひの良き言霊を宣らす岐美の
  功は遂に国土生ましける

 真言厳の神の御霊は久方の
  天之道立神の御樋代よ

 道立の神の御樋代と悟りけり
  宣り給ひたる言霊の光に

 主の神のよさし給ひし玉藻山に
  厳と瑞との霊生れましぬ

 道立の神の御樋代と吾知らず
  居たりし事を恥づかしみ思ふ

 生代比女の御腹の御子を安らかに
  生ませまつらむ産玉われは

 生代比女神よ安けくおはしませ
  産玉神は御子をまもらむ

 大なる神業に仕ふる吾ならず
  貴御子守ると生れし神はや

 玉泉の汀に立たせる生代比女の
  神のすがたは光なりける

 真鶴の山より生れし神なれば
  生きの生命の永かれと祈る

 生れまさむ御子の生命を永久に
  われは守らむ真言をこめて

 此処に来てわが神業の一端を
  仕へむことの嬉しかりけり』

 魂機張の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『天清く地明らけくなり出づる
  この目出度さを如何に称へむ

 真鶴の国土生みはなり生代比女の
  神は国魂神を孕ます

 真鶴の国土は𪫧怜に生みをへて
  国魂神を生ますたふとさ

 たまきはる御子の生命を永久に
  守ると吾は現れにけり

 見るからに気高くなりし玉藻山の
  常磐の松は色まさりつつ

 玉野森のあなたこなたに湧き出でし
  泉は残らず滝となりける

 万丈の高きゆ落つる玉藻滝の
  外に千条の滝現れにけり

 神々は朝な夕なに謹みて
  禊なすらむ千条の滝に

 言霊の幸ひ助くる神世なり
  如何で禊を怠るべきかは

 朝夕に心清めて禊する
  神の常磐の生命守らむ

 主の神のよさしに吾は魂機張
  生命の神となり出でしはや

 久方の天にも地にも神々にも
  木草にも皆生命あれかし

 わが魂線を総てのものに分配りて
  永久の生命を守らむと思ふ

 八十日日はあれども今日のいく日こそ
  真鶴国の創始なりけり

 玉藻山尾の上に立ちてをちこちの
  国形見れば湯気立ちのぼるも

 むらむらと湯気立ち昇る国原を
  はらし固めむ水火の生命に』

 宇礼志穂の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『嬉しさの限りなるかも玉藻山
  天津御空にそそり立ちぬる

 そそり立つ玉藻の山にひかされて
  玉野湖水は山となりけり

 天地に例も知らぬ目出度さを
  眺めて嬉し涙にくるるも

 喜びの満ち足らひたる神国に
  何を歎かむ宇礼志穂の神

 空見れば嬉したのもし地見れば
  わが魂線はよみがへるなり

 愛善のこの神国に喜びの
  魂線配りて総てを生かさむ

 天も地も嬉し嬉しの神の国に
  生れし神の幸をおもふも

 歎かひの心起れば主の神の
  生言霊によりてはらはせよ

 歎くべき何物もなき神国は
  嬉し嬉しの花ぞ匂へる

 白梅の花の薫りにあこがれて
  神世をうたふも迦陵頻伽は

 鳳凰も玉藻の山に下り来て
  世を祝すべく翼うつなり

 真鶴はこれの神山により集ひ
  神世をうたへる声の清しも

 神世よりかかる目出度きためしあるを
  吾は嬉しみ待ちゐたりける

 喜びの極みなるかな真鶴の
  国の栄えと御子孕ませり

 何事も喜び勇め喜びの
  満ち足らひたる神国なりせば

 天地の真言の水火に育てられて
  われは生命の嬉しさをおもふ

 顕津男の神の尊き瑞御霊
  潤ひに生くる真鶴の国よ

 月読の露の雫のしたたりて
  玉の泉は湧き出でにけむ

 玉泉溢れ溢れて滝となり
  この国原を清めたまはむ

 天も地も喜びに満つる神の国
  常世にませとわが祈るなり』

 美味素の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『言霊の水火幸ひて真鶴の
  国は𪫧怜に生れましける

 国原に味ひなくば如何にせむ
  百の木草も生ひたつ術なし

 神々の心に味はひなかりせば
  貴の神業如何でなるべき

 美味素の神と現れ天地の
  総てのものの味を守らむ

 玉泉湧きたつ水も味なくば
  すべての生命を守る術なし

 主の神のよさしのままに美味素
  神は永遠にあぢはひ守らむ

 言霊の水火の濁れば天地の
  味はひ消ゆるも是非なかるらむ

 言霊の味はひありて天地の
  すべてのものは生き栄ゆなり』

 結比合の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『厳と瑞の生言霊を結び合せ
  玉藻の山は固まりにけり

 厳と瑞と結び合せの水火をもて
  笑み栄えゆかむ真鶴の国は

 山と河を結び合せて真清水を
  いや永久にわかせ生かさむ

 真清水の露の味はひなかりせば
  百の木の実もみのらざるべし

 吾は今この神国に天降りして
  岐美の神業をたすけむと思ふ

 玉野比女生代の比女の御心の
  味幸ひて国土は栄ゆも

 なりなりてなりの果てなき言霊に
  この天地はめぐり栄ゆく

 大空に轟き渡りし雷も
  音やはらぎて御空はれたり

 見渡せば目路の限りは真鶴の
  つばさかがよふ神の国はも

 白梅は玉藻の山の尾の上まで
  咲き満ちにつつ辺りに匂へり

 白梅の清き薫りに包まれて
  国形を見る今日の楽しさ』

 待合比古の神は寿ぎ歌詠ませ給ふ。

『瑞御霊来まさむよき日待合せ
  今日の目出度きよき日にあふも

 玉野丘の聖所は厳の言霊に
  雲井の空まで飛び上りつる

 鳳凰は翼を並べ真鶴は
  この国土生みを寿ぎてなくも

 幾年を待合せたる吾にして
  清く生り出し国形見るも

 月も日も御空に高く輝きて
  玉藻の山をてらし給へり

 今日よりは玉藻の滝に禊して
  瑞の御霊の神業を守らむ』

 かく神々は真鶴の国のいやひろに、いや遠に膨れ上り拡ごりしを喜び寿ぎ、歌をうたひをへて、頂上なる玉野大宮に感謝の神言を宣らせ給ひしぞ目出度けれ。
(昭和八・一一・三 旧九・一六 於水明閣 林弥生謹録)
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