文献名1霊界物語 第27巻 海洋万里 寅の巻
文献名2第3篇 神仙霊境よみ(新仮名遣い)しんせんれいきょう
文献名3第10章 太平柿〔792〕よみ(新仮名遣い)たいへいがき
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-10-30 18:33:39
あらすじ若彦は常楠と共に熊野で修行中、木花姫命の託宣により、琉球の島に渡って竜神と言霊戦を行うことになっていたのであった。一行がハーリス山に登る途中、国依別は空腹に耐えかねて、山腹の断崖絶壁に見事に生っている太平柿を常楠に所望した。常楠は、島人の一人に柿取りを依頼した。島人チャールは、あの柿は竜神の持ち物であり、食った者は腹が膨れて苦しみ、遂には大蛇の子が腹を破って絶命する恐ろしい柿だと語ったが、国依別が竜神の化身ならば大丈夫かもしれないので取ってこようと請合った。しかし島人ベースはいくら竜神が懸っていたとしても、食べるのは国依別の肉体だからやめた方がよいと忠告した。国依別は自分は肉体も完全に竜神の化身なのだからと適当なことを言って、柿を取ってくるように命じた。命を受けたチャールとベースの両人は、あまりに柿がうまそうなので、使命を忘れて自分たちが食べ始めてしまった。仕方なく国依別は自分も断崖の柿の木に登って、むしって食べ始めた。たちまち腹が布袋のように膨れて来た。国依別は慌てて木を降りようとしたが、相当に大きな大蛇が木を登ってきた。国依別は天の数歌を唱えたが、大蛇は登ってくる。辟易した国依別は、断崖の下の谷川の深淵に飛び込んだ。チャールとベースも国依別の後を追って飛び込んでしまった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年07月25日(旧06月02日)
口述場所
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年6月20日
愛善世界社版169頁
八幡書店版第5輯 304頁
修補版
校定版175頁
普及版76頁
初版
ページ備考
OBC rm2710
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