文献名1道之大本
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第23章よみ(新仮名遣い)
著者出口瑞月
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ページ82
目次メモ
OBC B117100c23
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本文
一、本教は暗夜の灯火なり。この光輝き渡りなば、世界打揃ひて高天原となるべし。喜びと栄えに充てる神の国となるべし。
二、道人を広むるにあらず。人道によりて道を広むるなり。教役者よ。世の為め道の為めに勉め励めよ。
三、天に口なし人をもつて言はしめ諭さしむ。取次よ、道の為めに奮ひ励めよ。
四、天が下四方の国々広しといへども、神の在まさぬ処なし。生民今や地上に十五億七千万人ありといへども、神の御旨に叶ひて、天国に救はるるものはいと稀なり。
五、神の御国に救はれん事を祈るものは、瑞の霊の救ひ主の言葉をよく守れ。救ひの門は自ら開けん。
六、されど汝らよ、よく思ふべし。救ひの門を開く処の鍵は活きたる信仰の力に依るものなる事を。
七、行為の揃はぬ信仰は死したる信仰なり。
八、高天原に救ひ上げらるるものは、生きたる信仰をなすものぞ。
九、死したる信仰は、根の国底の国の門を自ら開くものぞ。
一〇、苦しみをもつて喜びとせよ、喜こびををもつて悲しみとせよ。喜びの時こそ諸々の罪を作り、災禍の種子を蒔くものぞ。
一一、苦しみてある時こそ、心に戒しめ慎しみの心の出づる時なり。ゆゑに幸ひの種子を蒔くはこの時と知るべし。