文献名1道之大本
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第32章よみ(新仮名遣い)
著者出口瑞月
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ページ116
目次メモ
OBC B117100c32
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本文
一、道とは惟神の大徳の宇宙に瀰漫し生々化々止まざるを謂ふなり。
二、天地の大原は道に在り。
三、ゆゑに鬼神も道に依りて而して立ち、人民も道に依りて而して活き、万物また道に依りて而して憩ふ、
四、道は単一にして無雑なり。
五、道は悠久にして不滅なり。
六、道は神聖にして公私の別なし。
七、道は大小あり、しかして事に公私あるなり。
八、道は上天子より下庶人に至るまで同じ所名なり、道立ちて而して事行はる。
九、天地人同道なり。彼の天道といひ、地道といひ人道といふ者、各自形体の大小軽重あるをもつて、その命名を異にする而己。
一〇、道は至美至直にして神理の因りて出づる所なり。ゆゑに四魂を以てこれを制する事を得ざるなり。