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文献名1出口王仁三郎全集 第5巻 言霊解・其他
文献名2【随筆・其他】よみ(新仮名遣い)
文献名3大本神諭に就てよみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例2021/4/14底本(全集5)と照合して校正 データ最終更新日2021-06-02 14:40:23
ページ625 目次メモ
OBC B121805c280
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本文の文字数3570
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本文  大本開祖御神諭文中に幾度と無く、明治二十五年以来『艮金神は世生神であるぞよ。昔神代に余り神力が強過ぎて八百万神に嫌はれて艮隅へ押込められて居りたから、物質世に成りて了うて強い者勝ち畜生世になりて居りた世を、時節参りて艮金神世に成りたから、是から表に現はれて三千世界を一つに致して外国天竺も一つに丸めて、天下泰平に世を治めて,人民を安心さすぞよ云々』
 大本開祖神諭は極東日本国事を記されたではありませぬから、下津岩根綾部霊地から、東北に当る丹後国冠島沓島へ大神退去して居られたと云ふ事は、実際は譬へやうなもであります。併し乍ら大神御威霊一部分は確かに此両島に潜伏されて、天運循環時機を待つて居られたであります。要するに艮両島は日本国縮図として示教であります。抑も艮と云ふ意義大要は、艮め、艮め、艮め、意義でありまして、我地球東北即ち艮に位する日本神国は、天地創造最初に大神修理固成せられた御国でありますから、艮は艮めとも艮めとも申すであります。此尊き日出づる艮神国は世界を統一し、世界万民を愛護すべき天職を天賦的に保有せる国でありますから、艮めを刺す可き国であります。亦此日本神国に出生せる顕幽身魂は残らず神界にては艮大神御子であります。艮大神を国常立神言と申す訳は『国は世界各国意義』で『常立とは万世一系天壌無窮意義』『神言とは神勅』でありまして、皇祖御遺訓神典日本書紀明文に詔らせ給へる
天照大神===皇孫に勅して曰く
『豊葦原千五百秋之瑞穂国(地球)は、是吾子孫王たるべき地なり、宜しく爾皇孫就て治せ、行矣、宝祚隆えまさむこと、将に天壌と窮まり無かるベし』
 即ち右天照大神依さし給ひし御神勅は、世界和平統一天権を我皇孫命に付与し給うたであります。国常立神言とは天津日継天皇御天職を発揚し奉る神勅なるを知ることが出来るであります。
    ○
 御神諭に現はれたる『艮へ押込められて神力が薄くなりて居りたぞよ』とあるは所謂皇祖聖訓たる国常立神言御稜威地上全体に光被せられず、僅に東北島国、現在日本国に極限されて、未だ海外に御神勅実現を見る能はざりし事意義であります。然るに、今や天運循環神律に依り我皇国君民一致して世界統一、天下経綸時機到来に接近せし事を『暁烏に近よりて日守護になるぞよ云々』と仰せられたであります。日守護と仰せられたるは我天津日御子に坐します我天皇が地球全体を統治し給ひて、皇祖御遺訓に奉答し給ふ時代を示されたであります。実に今日までは三千年長年月、歴代聖皇は隠忍以て和光同塵神策を踏襲し給ひ、皇運発展時機到来を待たせ給うたは、実に畏れ多き事でありまして『艮金神国常立神言は永らく間、口惜しい残念を堪忍り堪忍りて茲まで来たぞよ』と仰せられしも此事を示し給うたであります。
    ○
 日本を神国と申しますも、カは火、霊、日意義、ミは水、体、月意義でありますから、火水国、霊主体従国、日月国であります。斯│、─即ち│─国中心に、丹、波即ち丹波国がありまして│と─を文なして十御霊となる。故に綾部地名が起つたでありまして,此霊地に神代から神様天地へ昇降遊ばさるるも、惟神的に具備したる場所であります。故に大本は十丸を教神旗としてあります。十はナと同霊であります。おほもと声は、言霊学上から天浮橋と云ふ事に成ります。大本開祖御名が惟神に、ナオと謂ふも深き意義存する事であります。
 是霊地に霊系神と体系神とが出現して、皇道維新、世界統一経綸を遊ばしたも、深遠なる神誓神約御在します事と信ずるであります。又言霊学呼吸より調ベますれば、
[#図 此御霊中より片仮名を現はす]
 即ち丑寅中心より天地人呼吸を発くで、日本国天地人は皆丑寅に位置を占めて居り、其真中心は丹波国で、丹波亦中心が綾部でありますから、艮金神出顕遊ばされたも理由が在るであります。日本国は艮に位置を占めて居るから、世界根本国であります。木は気である。木に艮は根であります。
 また目は日月並称で、目に艮は眼でありまして、世界一切を照観する国具つてある意義であります。
 艮大神神諭に『斯神は世界先祖で在るに、昔神代に悪神に押籠められて少し許り地を頂き(極東日本国)て神力を隠して口惜残念を隠忍て来たぞよ云々』とあるは即ち活動場所を限局されて、充分神力を発揮し給ふ事を得なかつたで、実に恨めしく思うたと御意義であります。限と云ふ字は小里に艮と書き、恨めしいといふ字は心に艮と書くも、皆斯深遠なる意義から出たであります。
 また御神諭に『昔神代に世を戻すぞよ。神が表へ現はれて三千世界を神国に致して天下泰平に世を治めるぞよ』とありますも、艮を艮と読み、艮を艮と読むを見ても世界東北日本国既往なり、将来天職が明かになるであります。
 また莫にウシトラを艱むと読み、亦ハバムともトコシバリとも読む意義は、地球東北に位する日本神国天津日継天皇は、三千年を通じて天歩艱難を凌がせ給ひつつ時機到来を待たせ給ひたるも古き神代より御経綸存し給ふ事であります。
 全世界統主万世一系天壌無窮之神政成就大神勅が天晴全地球に顕現太初大経綸を完全具足し給ふは即ち霊能発揚皇運発展守護となるであります。

 大本神諭に『綾部は世界中心であるから、天地神が昇降りを致して三千世界機を織る尊い神界経綸場所であるぞよ云々』前述如く皇国は地球東北であるに、何故に神は世界中心であると詔り給ふかと疑問が十人が十人まで起りませうが、地理学上よりは地球東北即ちウシトラ国土であります。併し地質学上から見ても、言霊学上から見ても、日本は地球大中心と成るであります。現今唱道されつつある天体学上から略解して見ます時は、此全大宇宙中心に大太陽が存在して、斯大太陽を中心として億兆無数恒星即ち太陽は回転運行して居る。其中で真中心位置に存在するが、吾々肉眼に日々視る所太陽であります。又我太陽系天体中心として水星、金星、地球,火星、木星、土星、天王星、海王星等、八個遊星と及び是等遊星を中心として公転する約二十二個衛星、並に火星と木星と間に存在する小遊星(約八百箇)及び多く彗星、流星とを以て之を組織されてあります。
 また地球軌道と太陽と間に在りて太陽を回転するが下遊星で、其外部に在つて太陽を回転するもを上遊星と称へて居ります。
 我地球は即ち我太陽系天体中心に位し、此地球地質学上中心に日本国がありますで、神典にては中津国と称へてあります。
 また豊葦原中津国中心に丹波国があります。丹波国を上古は田庭国、又は丹波国と称へましたが、世界中心を人身に縮写する時は下津磐根、即ち臍下丹田なる身体中府であり高天原であります。丹波といふは霊体、赤白、火水.日月、陽陰、幽顕等意義となり、旦波旦は日と一即ち火又は霊並に神と云ふ意義でありまして、波と云ふは水又はナミ意義で、ナは火水を結びし義、ミは水、充つる等意義であります。亦田庭国田はロ中心に十を現はし、ロは固まる事なり、十はナと同じく火水結びし象であります。庭はニハで、ニ言霊は矢張り日月、火水、天地、陽陰、顕幽意義で,ハ言霊は開発、顕現、拡張意義であります。故に斯丹波国言霊は陰陽二神顕現して天下を統一する国魂である事が判るであります。そ亦丹波国中心に綾部大本があるであります。オホモト霊返しはオに約ります。オ声は天浮橋でありますから、天地神霊昇降される言霊であります。大本を中心として十里四方面積が延喜式祝詞に在る下津磐根でありまして、神々集ひに集ひ給ひて神律を議定し、至善至美至真神政を行はせ給ふべき霊地で、所謂四方国中であります。
 延喜式八巻祝詞に曰く
『前略
四方国中と大倭日高見之国を安国と定め奉りて、下津磐根に宮柱太敷立て、高天原に千木高知りて、皇御孫之命美頭御舎仕へ奉りて、天之御陰日之御陰と隠り坐て安国と平けく知食さむ云々』
 斯神文に示されし如く、天下統治中心は下津磐根高天原にして、地球中枢、人体にては臍下丹田に位し、世界無比神霊地に天に聳ゆる日御子宮居即ち神宮を建設し、地球を平安に統治し給ふべき神界現界策源地たる事を知り得るであります。
(大正七・七・一号 神霊界誌)
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