王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1宣伝使心得
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3宣伝使よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ126 目次メモ
OBC B195600c23
本文のヒット件数全 98 件/ノ=98
本文の文字数1802
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文 昭和四年二月五日
 今まで既成宗教はすべてこれに教正とか教師とか講義とかいろいろ名をつけて居りますが、すべてこ教というもは──学校で教えて居るは教育であり、人間持って生れた慣性を真直な方に育てて行く、これが教育である──しかし「教」ということは今日人間知識をもってして知るべからざることを、或は天啓により、神示によりて教うるということが初めて「教」意になって来るであります。
 こ宗教といい、教というて居るも、そ祖師が天啓を受け、神教を受けて、世中へそれを伝達したもであります。それで大本方では教師という言葉は──人間分際として、人間が人間に教えるということは出来ない──非常に僭越なように感じるで、神様教を伝達する、つまり宣り伝えるお取次即ち宣伝使と呼んでいます。自分心で、自分勝手に教えるでなくして、一定神様から教えられた、神様規定されたそ御旨を人に伝える──祝詞中にも「宣伝使が教業に己が向々有らしめず」とあり、己が向々ということは、自分が自分勝手ことを教えるであります──こ大本宣伝使は宣り伝える、神様教ばかりを伝えるであるから、自分我意は少しも用いられません。それが為に教師とか宣伝使という名はなくして「宣伝使」という宣り伝える使と、師匠「師」でなくして「使」という名がついたであります。
    ○
 それから沢山宣伝使中にも地方々々によって選出され、推薦された人がありますが、こ宣伝使というもは決して階級でもなければ名でもない。勲何等とか、位階何位というとは違います。ただ神様御旨をまじめに宣り伝える人が宣伝使であります。けれども今日宣伝使中には、これを階級ように感じて宣伝使になることを喜んで、そして宣伝をしない人も沢山あるように私は見受けます。それでは名実相反するであります。宣伝出来ぬ人は、やはり宣伝使という名はない方がよいように考えます。宣伝使になった人は、やはりいろいろ方面から宣伝をすることが必要であります。しかしながらこ大本宣伝使はそればかり専門にかかって居る人はないであります。
    ○
 ど宗教も仏教であろうが、神道であろうが、寺を建てるとか、教会をこしらえて、そしてそれを営業ようにして営業宗教になって居る。それで喰うて居る宗教が多いでありますが、大本では、綾部と亀岡は特別に御用があるからそればかりにかかってくれる人が選抜して置いてはあるけれども、全国に亘って分所、支部一カ所といえども、それを商売にして居る人はありません。みんな自分職業を持って──百姓なり、何なり、或は恩給があって遊んで居る人とか、そういう方が大本では宣伝使となって居る。よそ宗教とは非常に変って居る点であります。よそ宗教は教導職になるに、義務金とかなんとかいうて金を出して買うがある。商売鑑札ように思って居る。
 大本はそうでない、ただ神様に奉仕する、国家ために人類ために、神まこと正しい道を我が同胞および世界同胞に伝えたい。こういう真心から支部なり、分所なりが出来て居るであるから、支部なり分所なりによって生活して居る人は、今ところでは一つもありません。これは大本として世界宗教界に誇るべきことであります。
 しかしながら如何なる宗教といえども創立際、初まり時は正しう、そういう具合になって居りますが、これが年とともに堕落してそればかり商売にして行くようになる。そうなればこ大本生命はなくなるであります。
 吾々も神様御用をして信者に食わして貰うて居るようなことでは大きな顔をしてお話が出来ませぬ。それがために自分家族食うだけ百姓はして居ります。亀岡は亀岡でそういう具合にして、皆、人が寄附されたは大神様ため、宣伝ためにされただからそ方に使う、そしてたとえ一銭でも、人から貰った金で食うことが出来ないというが神様お戒めであります。それが大本他と変ったところであります。それを大本は実行して居る。また支部も、私が回って見るに、どこ支部も皆そうなって居る。これは大本として誇るべきことと心強う思うて居る次第であります。
 どこまでもこ精神を継続して、既成宗教ような営業宗教にならないように御注意願って置きます。
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki