文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3天国霊国と花壇よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1926(大正15)年10月号
八幡書店版120頁
愛善世界社版72頁
著作集
第五版57頁
第三版57頁
全集357頁
初版44頁
OBC kg035
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本文の文字数414
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本文
天国にも霊国にも花園が無ければならぬのだ。それで私が昔、花を植えると、訳の分らぬ役員達が抜いて捨てて仕舞ふ。だから綾部に中々天国が建設せられなかつた。幸ひ亀岡の役員達は、私を比較的よく理解して居て呉れるので、霊国の一大要素たる花苑や花壇が段々に出来て来て結構である。今私は温室を造つて居るが、冬になつて花が無くなると霊国の資格が欠けるから、それで私がこしらへて居ると、今に訳の分らぬ人達が「この経費多端の秋に当つて、贅沢な温室などをこしらへて、聖師様はどうするお積りであろうか」などと云ふ、今も昔も忠義ぶつて神の経綸の妨害ばかりする守護神が多いのは困つたものである。神諭に「九つ花が咲きかけたぞよ、九つ花が十ようになつて咲く時は、万古末代萎れぬ生花であるぞよ」とある。一未信者の設計になつた天恩郷の花壇の形が、十曜の神紋であつた時に、私はいよいよ時節進展と喜んだ。綾部の神苑にも花壇が出来るやうにならねば天国は開けぬのである。