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文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3人相と其性質よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
神の国掲載号1926(大正15)年02月号 八幡書店版409頁 愛善世界社版190頁 著作集306頁 第五版200頁 第三版200頁 全集445頁 初版192頁
OBC kg157
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本文の文字数1057
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本文  ツンと尖つた節ある鼻は、攻撃性を現はす。かかる鼻持主は、人と衝突し易く、兎角我意を通さんとする傾きがある。鼻先が平たくて尖つて居るもは、鼻柱がつよくて猪突する傾向があるが、てんと行き詰まつて仕舞ふ。曲り鼻持主は、親分になり度い、頭になりたいと兎角人上になりたがる傾向があるが、先が曲つて引込んんで居るで、てんと明かん、猶太人鼻がそれである。鼻としては、小鼻が大きいが、よい鼻である。
 耳は後頭にぴたとくつついたがよい、これは天に聞く耳と云つて、一番よい耳である。耳色が、顔色よりも白い人は、天下に名を顕はす人である。立つてる耳はよくない、人事に聞き耳立てる人で、立聞きなんかしたがる傾向がある。耳方が立つて、覆りかかるやうになつて居るは、一番悪い、天を塞いで居るだから、神様事など聞かしても、斯ういふ耳持主には殆んど分らぬもである。耳朶膨れて居るは福相である。
 唇厚きは淫欲深きを示し、薄きは饒舌、へ字なりに下に向つて曲つて居るは、根性悪いを示す。上唇出たはチヨカな性質であつて、下唇出たは意地悪相である。
 口は小さくて口腔広く、大きいがよい、口が大きくても、口腔が大きく広くさへあればよいである。
 目奥深いは知慧深い證拠である。かういふ目持主は内流が強いから、深く慮りて事を処するから、間違ひがない、目飛び出てる人は、一寸目先が利いて利口さうに見えるが、外部状態をみ見る人で、奥がない、かういふ人に阿呆が多い。茶色目人は長生をする、性質が清廉潔白で、道徳心強く、自制念が深いから、情欲為めに失敗を招く事がない、黒目勝人は、見た所綺麗だが、情欲が強く、情事為めに身を危くする恐れがある。男目は細長い一重目がよい。丸い目は悪相である。女は二重目パツチリとした丸いが円満を表象してよい。女細い目は淫乱な相である。「女目には鈴を張れ、男目にはしんしはれ」と諺は本当である。三白眼は根性悪い證拠。
 私目?、ボンヤリして居て、時に鋭く光ると人が云ふ。見るが如く、見ざるが如き中に人心を読む。
 額は広いほどよい、狭いは貧相である。頤四角張つたは悪相、下頤しやくつたやうに出て居るはデレ助で、軽率な人である。顴骨秀でたは善い相で、鼻長いは、世間で云ふ通り馬鹿象徴だ。
 眉は三ケ月が最上で、些し下にさがつたがよい。上に向いて居るは険悪な相である。毛虫やうな眉は殊にいけないである。
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