文献名1三鏡
文献名2水鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3御神霊を鎮める時よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1927(昭和2)年07月号
八幡書店版252頁
愛善世界社版96頁
著作集
第五版236頁
第三版236頁
全集
初版230頁
OBC kg201
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本文
御神霊をお鎮めする時、今迄は燈火を消して暗くしてやつて居たが、もう岩戸が開いたから今後は燈火を消すに及ばぬ、明くしておいてやらねばならぬのである。祖霊さんも同じ事である、明くしておいてせないと、邪霊などが、暗に乗じて祖霊さんの鎮まる先に鎮まつて仕舞ふ事がある。某所で某氏が祖霊様をお鎮めすると、霊舎が動いたと云ふて大変に喜んで居たが、私がいつて調べて見たら何の、祖霊さんは鎮まらないで動物霊がすまして鎮まつて居た。私が鎮めたのは一向動かないと云ふて、大先生よりもお弟子さんの方がお鎮めなさるのはお上手である。お弟子さんが鎮められた時には、神様は喜び勇んで動き出されるけれど、大先生のはちつとも動かぬと云ふて不平を並べられた事もある。「弟子は祖霊さんを鎮めないで、狸を鎮めた」とも云へないし「私はどうも祖霊さんをお鎮めする事は仕つけないから下手である」と云ふて逃げて帰つた事がある。