文献名1三鏡
文献名2月鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3海岸線と山岳よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1929(昭和4)年01月号
八幡書店版403頁
愛善世界社版
著作集275頁
第五版31頁
第三版31頁
全集469頁
初版12頁
OBC kg259
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本文の文字数302
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本文
国が広いと云うて富んだ国とは云へない。海岸線の長い国、即ち海岸に凹凸の多い国は漁業などが多いから、大に富を得られる、日本の国は狭いけれど、海岸線が非常に延長して居るから領海が多く大層広い国となる。又富と海岸線の延長とは、常に正比例するものであるから日本は又富める国である。山岳の多い国も亦広い国富める国であつて、山岳を平面積に直すと非常なる広袤を有する事になり、産出物も亦多大の価格に値することになるから、富と山岳との関係も、海岸線のそれの如く正比例して増進するものである。海を領し山を領する事の極めて多い日本国は、小さい国であつても其実は極めて広い国、富める国である。実に一千二十億円の財産国である。