文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3他神の守護よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1932(昭和7)年05月号
八幡書店版99頁
愛善世界社版108頁
著作集
第五版273頁
第三版274頁
全集
初版232頁
OBC kg714
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本文の文字数526
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本文
私は常に「上帝一霊四魂ヲ以テ心ヲ造リ、之ヲ活物ニ賦ス。地主三元八力ヲ以テ体ヲ造リ、之ヲ万有ニ与フ。故ニ其霊ヲ守ル者ハ其体、其体ヲ守ル者ハ其霊也。他神在ツテ之ヲ守ルニ非ズ。即チ天父ノ命永遠不易」と説いてゐる。「他神在ツテ之ヲ守ルニ非ズ」といふことは、自分の天賦の霊魂以外に他の神がかかつて守護するといふ事はないといふのである。よく狐や狸が憑つて守るといふけれども、それは守るのではなくて肉体を害するのである。祖霊さんが守つて下さるとか或は産土の神が守られるとかいふのは、自分の精霊が祖霊或は産土の神と相感応してさう思ふだけのことである。私の幼時、囲炉裏に落ちたときに祖父さんが現はれて私を助けて下さつたといふのは、私の霊が祖父さんと見せてゐるので、私が祖父さんと感じて見てゐただけである。
悪霊は人の空虚に入つて害悪を及ぼす。つまり滝に打たれたり、或は断食の修行などをすれば、肉体が衰弱して空虚が出来るから、そこに悪霊が感応するのである。空虚があつては正しい人といふことは出来ない。四魂即ち天賦の勇親愛智を完全に働かすことが大切である。産土の神が守るといふのは、村長が村民の世話をするやうなもので、決して人間に直接産土の神が来つて守るといふことはない。