文献名1三鏡
文献名2玉鏡よみ(新仮名遣い)
文献名3産後の為によみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日----
神の国掲載号1933(昭和8)年05月号(八幡版)?1933(昭和8)年03月号(愛世版)
八幡書店版471頁
愛善世界社版301頁
著作集
第五版364頁
第三版365頁
全集
初版313頁
OBC kg836
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本文の文字数274
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本文
王仁の生母は、心掛けの良い人で、妊娠したといふことが判明すると同時に、毎日炊ぐ米のうちから一握りづつをよけておいて之を貯めておく。毎日のことであるから十ケ月の間にはかなり沢山の量となる。之を産後の食料に当てるのだ。産後の養生は女にとつて非常に大切なものであるといつて此の期間は農家の常食たる麦飯を食べず、上記米飯を食べて悠々養生するのである。
経済的にも一寸した心掛けによつて誰に迷惑を掛けるでもなく、ユツクリと保養が出来るのである。かうした心掛けをもつ生母は婦人病等の悩みをかつて知らないで、八十六歳(昭和八年)の今日迄壮者を凌ぐ強健さである。