文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治26年旧7月12日よみ(新仮名遣い)
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データ凡例
データ最終更新日2022-07-22 14:32:52
年月日1893(明治26)年8月23日(旧7月12日)
神霊界掲載号大正6年6月1日号(第48号) 3頁
神霊界八幡書店復刻版第1巻 223頁
七巻本第1巻 97頁
五巻本未調査
三五神諭なし
東洋文庫天の巻74頁
東洋文庫火の巻なし
連合会水の巻なし
大本史料集成未調査
庶民生活史料集成なし
OBC os017
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本文
艮の金神、出口直の手を借りて、世界の事を知らせるぞよ。明治の人民は、昔の剣より今の菜刀と申して、金さえ有りたら何も要らぬと申して、欲ばかりに迷ふて、人に憐みといふことをチットも知らずに、田地を求め、家倉を立派に建て、我物と思ふて居れども、世が元へ還るから、昔の日本魂でないと、此先きは一寸も行けぬ世になりて、昔の剣が世に出るぞよ。昔の剣が世に出ると申すのは、日本魂の誠の人民の光りが現れて、世界の間に合ふ様になる事であるぞよ。艮の金神が表面に現れて、世を構ふやうになると、今迄の様に我善しの世の持方はいたさせんから、思いの違ふ人民が多数に出来てくるぞよ。金銀を用ゐでも、結構に地上から上りたもので、国々の人民が生活るやうに、気楽な世になるぞよ。衣類食物家屋倉庫までも変へさして、贅沢な事はいたさせんぞよ。世界中揃ふて喜ぶ様の政治にいたさねば、神国とは申されんぞよ。今迄世に出て居れた神々様も、守護神も、人民も、何も判りもせむのに、世を持ち荒して了ふて、此世はさっぱり畜生原になりて居るのに、何ふする事も出来ん様な経綸では、万古末代の世は立ちては行かんぞよ。金銀を余り大切に致すと、世は何時までも治まらんから、艮の金神の天晴守護になりたら、天産物自給其国々の物で生活る様にいたして、天地へ御目に掛る仕組がいたしてあるぞよ。昔の根本から世に落ちて、何んな苦労難難もいたして来て、世界の物事は、隅々まで調査ておいて、三千年余りての経綸であるから、一分一厘の間違も無い、動かぬ仕組がいたしてあるから、一日も早く元の日本魂に立復りて、神国の御用をいたして下されよ。日本は神国、神の守護の厚き国であるから、日本の人民が先きに改心いたして下さらんと、世界へ鏡を出さねば成らぬ国であるから、余り愚図々々いたして居ると、外国の方が、改心が、速くなりて、日本は世界へ耻かしき事が、出来いたすから、神が昼夜に出口直の手を借り口を籍りて、気を付けるので在るから、疑ひを止めて、生れ赤児の精神になりて、神の申す事を聞いて、霊魂を研いて、神国の行い、いたして下されよ。後にも前にも末代に一度より無い、大望な霊魂界と現世界との大革正であるぞよ。神の申す事は、毛筋程も違はぬ事ばかりであるぞよ。是が違ふたら、神は此世に居らんぞよ。