王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1霊界物語 第3巻 霊主体従 寅
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-04-27 15:39:32
あらすじ金神出現以降三十年立替は、明治五十五年、すなわち大正十一年にいよいよ、三全世界一度に開く梅機運に達した。明治三十三年九月八日神筆には、次ようにある。出口直は三全世界根本因縁から末世までことを書かせる御役である。海潮はそれを細かく説いて聞かせる役である。こように筆先ことは、どうしても変性男子・女子でなければ真に解することはできないであるが、神示とおりに女子が霊界消息を後述し始めると、審神をしなくてはそまま受け取れない、という鼻高がたくさんに出てきている。筆先に言う明治五十五年教示三月三日:三ツ御魂である月大神示顕が、天地人三体に輝き渡る日、ということであり、暦上三月三日ことではない。五月五日:三十年間たってようやく男子筆先真意が了解し始められ、また道に従って二十五年になる女子神界経綸解釈にも、ようやく耳を傾ける人が出てきた。五(イツ)は出づる言霊である。すなわち月光世に出でて万界暗を照破す、という意味である。つまり、霊界物語を読んではじめて、神愉解釈に対する疑念は一掃される。霊・体・力に光輝が備わり(三月三日)、歓喜と了解日月が出現する(五月五日)。そしてこ瑞祥を神人ともに祝することになるである。物語うちに「大自在天」とあるは、神典にいわゆる、大国主之神ことである。武力絶倫神で矛を天孫に奉り、君臣大義を明らかにした神である。こ物語では大自在天、または常世神王と申し上げている。皇祖神は、平和象徴である璽と、知恵表徴である鏡でもって、世を治め給うが御真意である。盤古大神塩長彦は、善良なる神であるが、こ神を奉戴してあらぶる神人らがいろいろ計画を立て、国治立命神政に対抗し、種々波乱を巻き起こしている。そこでこ世界を救うべく、諾(なぎ)冊(なみ)二神がわが国土を中心として天降り、修理固成神業を励ませたまうことになった。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年01月03日(旧12月06日) 口述場所 筆録者王仁 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月3日 愛善世界社版前付 1頁 八幡書店版第1輯 255頁 修補版 校定版前付 1頁 普及版前付 1頁 初版 ページ備考
OBC rm030001
本文のヒット件数全 155 件/ノ=155
本文の文字数2583
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文  艮金神出現以後三十年立替は、いよいよ明治五十五年、すなはち大正十一年、三千世界一度に開く梅機運に到達したである。つぎに坤金神出現以後二十五年、桃李も言はずして桃李もとなりし神教示も、いよいよ開く桃春、五十二歳暁に、月光に照らされて、霊界探険物語り、もも千草も、百鳥も、百言問ひ言止めて、三月三日五月五日経綸を詳細に、悟る神代魁となつたも、まつたく時力といふべきである。明治三十三年九月八日神筆に、
『出口直は三千世界根本因縁から末ことまで書かす御役なり、それを細かう説いて聞かせるが海潮役であるから、一番に男子が現はれて、次に女子が表はれたら、大本役員も、あまり思ひが違ふてをりたと申して、きりきり舞をいたして喜ぶ人と、きりきり舞をして苦しむ人と、力一杯われ目的ために、男子女子を悪くまをすもとができるぞよ。神を突込みておいて我で開いて、まだ悪く申して歩行く、取次がたくさんにできるぞよ。云々』
 大本筆先は、どうしても男子女子でなければ真解することはできぬは神示とほりである。しかるに各自守護神御都合悪いことがあると、「女子筆先は審神をせなそままとつてはいかぬ」と申す守護神が現はれてくる、困つたもだ。九月八日にいよいよ神示とほり女子役となり、隠退して霊界消息を口述するや、またまた途中鼻高がゴテゴテ蔭で申し出したである。女子帰神筆を審神者する立派な方が沢山できて、神様も御満足でありませう。
 また、明治五十五年三月三日五月五日といふ神抽象的教示にたいして、五十五年は大正十一年に相当するから、今年は女子御魂にたいして肉体的結構があるとか、大本経綸について花々しきことが出現するかやうに期待してをる審神者があるやうにきく。されど、神御心と人間心とは、天地霄壌相違があるから、人間智慧や考へでは、たうてい、そ真相は判るもでない。五十五年といふことは、明治二十五年から三十年間神界経綸表面に具体的にあらはれる年いひである。
 三月三日とは三ツ御魂なる月大神示顕が、天地人三体に輝きわたる日といふことである。日は「カ」と読む、「カ」はかがやくといふことである。今まで三十年間男子筆先真意が充分に了解され、また従道二十五年に相当する女子御魂光が、そろそろ現はれることを暗示された神諭である。二十五年間、周囲障壁物にさまたげられた女子御魂神界経綸解釈も、やや真面目になつて耳をかたむくる人が出現するを、「女子にとりて結構な日である」と示されたもである。あたかも暗黒天地に、日月東天を出でて万界を照らすがごとき瑞祥を、五月五日といふである。五は言霊学上「出」であつて、五月五日は出月出日意味である。二十五年天津風、いま吹きそめて経緯、神教示も明らけく、治まる御代五十五年(出神出念)、いよいよ神徳出現して、神慮深遠なるを宇宙に現出すべき時運にむかふことを慶賀されたる神示であります。
 月光世に出でて万界暗を照破す、これ言霊学上五月五日となるであつて、けつして暦学上月日でないことは明白である。三月三日と五月五日に、変つたことがなければ信仰をやめるといふ無明暗黒雲が、遠近天地を包むでゐるやうに思はれましたから、一寸略解をほどこしておきました。これでもまた女子御魂言は審神者をせなくてはいかぬと、唱ふる豪い人々が出現するかもしれませぬ。これが暗黒中といふでせう。
 神諭に「女子にとりて結構な日である」云々は微々たる五尺肉体にたいして言ではない。神霊そ大目的開き初むるを慶賀されたる意味であることを了解すべきである。千座置戸は、瑞御魂天賦的神業たることを承知してもらひたい。
 霊界物語を読ンで、初めて今日まで神諭解釈にたいする疑雲は一掃され、心天たちまち晴明日月をうかべ、霊体力に光輝をそへ歓喜と了解日月出現していはゆる三月三日五月五日瑞祥を神人ともに祝することになるである。
 五月五日は男子祝日、菖蒲節句である。三月三日は女子祝日で、桃節句である。女子御魂聖地に出現してより二十五年間桃李物言はず自ら蹊をなせしも、ここに目出度く世にあらはれて苦、集、滅、道を説き、道、法、礼、節をはなばなしく開示することとなつたも、神界経綸神業成就曙光をみとめ、旭光照破瑞祥にむかつたで、神人界ともに祝福すべき年であります。

    ○

 こ物語うちに大自在天とあるは、神典にいはゆる、大国主之神御事であつて、大国彦命、八千矛神、大己貴命、葦原醜男神、宇都志国魂神など御名を有したまひ、武力絶倫神にましまして国平矛を天孫にたてまつり、君臣大義を明らかにし、忠誠道を克く守りたまふた神であります。本物語にては大自在天、または常世神王と申しあげてあります。
 大自在天とは仏典にある仏名であるが、神界にては大国主神様御事であります。こ神は八代矛威力をふるつて、天下を治めたまうた英雄神である。皇祖神は、平和象徴たる璽と、智慧表徴たる鏡とをもつて、世を治めたまふが御神意である。故に我皇孫命世界統御御神政は、飽く迄も道義的統一であつて、武断的ではないである。故に天津日嗣天皇世界御統一は、侵略でも征伐でもない、併呑でも無い、皇祖大神大御心を心とし玉ふたである。劍を用ゐ玉ふは、変事に際してみ其神聖不可犯御威力を発揮し玉ふで、是又止むを得ざるに出でさせ玉ふ御神業であります。決して大自在天的武力統一ではない、御仁慈御政治であります。
 また盤古大神塩長彦は一名潮沫彦と申し上げる、善良なる神にましますことは、前篇に述べたとほりであります。こ神を奉戴して荒ぶる神人等が色々計画をたて、神界に活動して国治立命神政に対抗し、種々波瀾をまきおこしたことはすでに述べたとほりである。そこでこ世界を救ふべく、諾冊二神がわが国土を中心として天降りまし、修理固成神業を励ませたまふこととなつた、ありがたき物語は篇を逐うて判明することであらうと思ひます。惟神霊幸倍坐世
  大正十一年一月三日
      王仁識
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki