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文献名1霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじいよいよこ十六巻より、太古における日本国内物語となります。十五巻までは、天教山と大台ケ原山を除いて、すべて外国物語でした。神素盞嗚大神八人一人・英子姫は、メソポタミヤ顕恩郷から邪神によって舟に流され、日本海に至って丹後国天橋立付近竜燈松根元に安着します。しかし大江に割拠するバラモン教鬼雲彦手下らによって種々辛酸を嘗め、由良秋山彦館に逃れます。そして父・神素盞嗚大神および国治立命御分霊なる国武彦命に面会し、大江山白狐・鬼武彦らに救われます。そ他、ウラナイ教棟梁高姫・黒姫ら大活動によって、剣尖山麓大修行や、皇大神御舎建設が成る物語や、悦子姫ら一行が天真奈井嶽に向かって豊国姫命ご降臨地を訪ねる一幕など、厳御魂、瑞御魂大神が、綾高天原蓮華台上に、神秘的経綸基礎を開き給う深遠なる経緯大略を述べました。引き続き数巻に渡り、内地物語が続きます。数十万年前神代物語ですが、神様意思を表白するために、便宜上近代言語を用いていますで、ご諒承ください。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年04月16日(旧03月20日) 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年12月25日 愛善世界社版前付 1頁 八幡書店版第3輯 399頁 修補版 校定版前付 1頁 普及版前付 1頁 初版 ページ備考
OBC rm160001
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本文  いよいよ本巻より、古称自転倒島すなはち現代日本国内における、太古霊界物語となりました。十五巻までは天教山および大台ケ原山を除く外すべて海外諸国物語です。
 本巻には、神素盞嗚大神生みませる八乙女御一人、英子姫が、メソポタミヤ顕恩郷より、邪神ために老朽船に乗せられて海原に流され、漸くにして日本海を横断り、丹後国天橋立附近竜燈松根元に安着し、大江山に割拠せるバラモン教大棟梁鬼雲彦部下悪党どもに出会ひ、種々辛酸を嘗め、遂には由良人子司秋山彦館に身を遁れ、ゆくりなくも、父素盞嗚大神および国治立命御分霊なる国武彦命に面会し、大江山に鎮まり給ふ鬼武彦一派白狐に救はれ、或はウラナイ教棟梁株、高姫、黒姫死者狂大活動より、剣尖山麓谷川における御禊修業、皇大神御舎建設ならびに天真名井嶽に向つて、悦子姫は四五従者と共に進み入り、豊国姫尊御降臨地を探ぬる一条や、厳御魂、瑞御魂大神が、綾高天原蓮華台上に、神秘的経綸基礎を開き給ふ深遠なる経緯大略を述べて置きました。猶引続き数巻に亘り内地物語であります。
 数十万年前神代物語にも抱はらず、近代言語又は出来事などを引証して有りますから、懐疑念を以て迎へらるる読者もありませうが、神々様意思を表白する便宜上用ひられたでありますから、悪しからず御諒解を願ひます。
  大正十一年旧三月二十日
      於瑞祥閣 王仁識
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