文献名1霊界物語 第36巻 海洋万里 亥の巻
文献名2第1篇 天意か人意かよみ(新仮名遣い)てんいかじんいか
文献名3第4章 無法人〔992〕よみ(新仮名遣い)むほうにん
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2022-10-05 15:40:56
あらすじ左守のタールチン夫婦はサガレン王派であり、竜雲の横暴を快く思っていなかった。なんとかしてケールス姫の側から排除しようと相談している。すでに王派の忠臣・ユーズとシルレングは竜雲のための獄に投ぜられてしまっていた。タールチンの妻・キングス姫は、実は竜雲から艶書を受け取っていた。タールチンはこれを利用して竜雲をおびき寄せ、亡き者にしようと画策した。キングス姫は竜雲に色よい返事の内容の手紙を書き、藤の森に竜雲をおびき寄せた。タールチンは森の中に落とし穴を掘って竜雲を待っていた。はたして、竜雲はのこのこと夜中に森にやってきて落とし穴にはまり、タールチンに生き埋めにされてしまった。このとき偶然エームスは藤の森に月をめでに二三人の部下と共にやってきていた。エームスは落とし穴を埋めたやわらかい土に足を踏み込んでしまい、下に誰かが埋められていることに気付いた。エームスたちが穴を掘って助け上げてみれば、それは日ごろ敵対している竜雲であった。エームスは自分が命を助けたのは竜雲だと知って後悔した。竜雲はエームスに軽く礼を言うと、城に帰ったら自分の居間に来るようにと伝えてさっさと先に帰ってしまった。エームスはやや不安にかられて竜雲の居間を訪ねた。竜雲は、右守の役職にあり城中きってのサガレン王派であるエームスを疎んじており、この機に追い落としてしまおうと考えていた。竜雲はエームスを反逆者呼ばわりして捕り手に捕えさせ、獄につないでしまった。また竜雲を生き埋めにした左守のタールチンとキングス姫夫婦も投獄してしまった。何とかこの難を逃れたサールは、ゼムとエールの館に駆け込み、竜雲が重鎮たちを次々に投獄してしまったことを報告した。ゼムとエールはすぐさまサガレン王の館に参じて竜雲の暴状を上奏した。サガレン王は大いに驚いて、ケールス姫と竜雲を召し出した。サガレン王は怒りはなはだしく、ケールス姫と竜雲に、この国からの追放を言い渡した。姫と竜雲はまったく動じず、竜雲は逆にこのような暴言を吐く王は発狂したのだと言い放ち、近習たちに王を拘束するようにと命じた。王は竜雲の配下たちによって捕えられ、座敷牢につながれてしまった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年09月21日(旧08月1日)
口述場所
筆録者松村真澄
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年12月30日
愛善世界社版31頁
八幡書店版第6輯 594頁
修補版
校定版32頁
普及版15頁
初版
ページ備考
OBC rm3604
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