文献名1霊界物語 第53巻 真善美愛 辰の巻
文献名2第4篇 神愛遍満よみ(新仮名遣い)しんあいへんまん
文献名3第23章 純潔〔1386〕よみ(新仮名遣い)じゅんけつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2024-03-26 17:41:34
あらすじ治国別は城内の庭木に縛られていたハルナを助け出した。ハルナは治国別一行を殿中の王の居間に案内した。刹帝利をはじめ、左守、右守、タルマンは一生懸命に神前に祈願をこらしていた。ハルナは刹帝利に、治国別一行のおかげで救われたことを報告した。治国別は刹帝利に丁寧にあいさつした。そして、お礼を述べる刹帝利や重臣たちに、厳の霊・瑞の霊の御神力によって悪魔が敗走したのであるから、神様にお礼を申し上げるようにと諭した。治国別は、テームス峠で修業をしていた折り、神素盞嗚尊の御神勅によってビク国に急ぎ、刹帝利の危難を救うよう命を受けて、急ぎやってきたことを語った。そして祠の森には三五教の国治立大神様のみならず、盤古神王様、大自在天様もお祭りしているので、三五教の教えを聞いてはどうかと一同に勧めた。刹帝利をはじめタルマンも賛成し、城内一同そろって三五教に帰順することになった。治国別をはじめ、一同は祝いの歌を交わし合った。そこへヒルナ姫とカルナ姫が駒にまたがって表門に戻ってきた。居間に入ってきた二人を見て刹帝利は涙を流して感謝の意を表した。左守とヒルナは驚喜した。ヒルナ姫は、シメジ峠で摩利支天が獅子を引き連れてバラモン軍を狼狽させ、そのために逃げてくることができたと経緯を説明した。刹帝利は神の御加護に感謝し、ヒルナ姫とカルナ姫に、宣伝使たちのおかげでベルツの反乱軍を撃退することができたことを語った。ヒルナ姫は治国別に挨拶し感謝の言葉を述べた。治国別は、ヒルナ姫がベルツを召し捕ったことを知っていた。そこへ、敵の副将・シエールも生捕ったとの報告が入っていた。一同は敵軍の壊滅に沸き立った。治国別、左守、刹帝利は神に感謝する歌を歌った。ヒルナ姫は涙を抑えながらこれまでの述懐を歌い、大神に感謝をささげた。これより治国別一行は刹帝利の願いにより三五教の教理や儀式を城内の重役たちに教導し、神殿や教殿を新たに創立した。夏の中ごろになって、一同は鬼春別軍の後を追って、エルサレムを指して進んで行った。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年02月14日(旧12月29日)
口述場所竜宮館
筆録者加藤明子
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年3月8日
愛善世界社版281頁
八幡書店版第9輯 607頁
修補版
校定版290頁
普及版140頁
初版
ページ備考
OBC rm5323
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