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文献名1霊界物語 第55巻 真善美愛 午
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3総説歌よみ(新仮名遣い)そうせつか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ大正十二年三月三日、旧正月十八日、奇しき尊き神代顕幽神物語を守らせたまう神家に、言霊車も軋る音、ただ一言も聞き漏らすまいと息を凝らして、松村、加藤、北村ら筆録者たちが、いよいよ五十五巻坂を上り来った。綾聖地竜宮館、四ツ尾霊山、桶伏山を左右に眺めながら写すは、印度国ハルナ都にわだかまる八岐大蛇悪霊を、神御稜威に守られて言向け和す宣伝使物語である。治国別(亀彦)が、松彦、竜彦らと共に、波斯猪倉山に割拠するバラモン教司・鬼春別、久米彦、スパール、エミシらを、神言霊に助けて、玉木司テームス二人娘らと、敵に捕らわれていた道晴別やシーナまで救い出して立ち帰る。徒弟万公に妹スガールをめあわし、姉スミエルをシーナ妻と定め、ここにめでたく結婚儀式を済ませ、一同に神教えをよく諭し、松彦と竜彦を従えて、神まにまに月国ハルナを指して進んで行く。後に残ったバラモン鬼春別、久米彦、スパール、エミシらは悔悟念に堪えかねて髪を剃って比丘となり、ビクトル山谷間に庵を結んで三五教に真心を捧げ清く仕えた、という尊い神代物語である。述べ始めた今日は心も楽しき春空、四方山辺も雪は解けて和知流れも滔々と水かさが増し、みづ御魂が心を洗うごとくである。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年02月26日(旧01月11日) 口述場所竜宮館 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年3月30日 愛善世界社版3頁 八幡書店版第10輯 34頁 修補版 校定版3頁 普及版1頁 初版 ページ備考
OBC rm550002
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本文  待ちに待つたる三月三日  三ツ御魂開け口
 大く正しき正月  中六日朝日影
 東空を彩りて  書斎窓を射照らしつ
 奇しき尊き神ツ代  顕幽神物語
 守らせたまふ神家  言霊車軋る音
 只一言も漏らさじと  息をこらして松村加藤
 いよいよ五十と五坂を  スタスタ登り北村
 隆く光れる日  国真秀良場畳並はる
 青垣山に包まれし  綾聖地竜宮館
 四ツ尾霊山桶伏  山を左右に眺めつつ
 写すも嬉し印度国  ハルナ都に蟠まる
 八岐大蛇悪霊を  神稜威に守られて
 言向和はす三五  神宣伝使
 治国別亀彦が  常磐心より
 五六七御代を松彦や  教を四方に竜彦
 珍波斯国  猪倉山に割拠せる
 婆羅門教宣伝使  軍司を兼ね居たる
 鬼春別や久米彦  醜ゼネラル始とし
 スパール、エミシカーネルを  神言霊に
 助けて玉置村司  テームス首陀愛娘
 二人を救ひ救援に  向ひて敵に捕はれし
 道晴別やシーナまで  救ひ出して立ち帰り
 万公徒弟にスガール姫  配し姉スミエルを
 シーナ妻と定めつつ  茲に目出度結婚
 儀式をすませ一同に  神教を克く諭し
 松彦竜彦従えて  神まにまに月
 ハルナを差して進み行く  後に残りしバラモン
 マーシャル鬼春別司  久米彦スパール、エミシ等が
 悔悟念に堪えかねて  髪を剃して比丘となり
 ビクトル山谷間に  庵を結び三五
 珍教に真心を  捧げて清く仕えたる
 尊き神代物語  述べ始めたる今日こそは
 心楽もしき春空  四方山辺も雪解けて
 和知流れも滔々と  水量増るみづ御魂
 心を洗ふ如くなり  ああ惟神々々
 御魂幸倍ましませよ。
大正十二年三月三日 旧正月十六日
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