王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1霊界物語 第56巻 真善美愛 未
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ瑞月王仁が横臥したままこ物語を神示にしたがい口述するを見て、大本人中にいろいろ批評をする人がいる。謹厳な霊界ありさまを発表するに行儀が悪い、真実事は伝えられまい、一読すべき価値ないもだ、と。もちろん神様としては、口述者肉体を端座させてお伝えされたきはもっともである。しかし瑞月は一昨年以来非常に健康を害し、日夜病気に苦しみ、とうてい一時間と座っていることができない状態であった。しかし思想悪潮流が天下に氾濫するこ際、口述者が健康に復するを待っていることはできないと、神様はやむを得ず変則的方法を一時おとりになったということである。王仁は二六時中、たくさん信者が病気平癒を覚知で祈る声が耳に聞こえてきて、そ苦痛幾分かを助けているである。瑞月王仁が病魔と戦いながら、孜々として神業一端に奉仕する苦衷を察せない人が、右非難や攻撃をさるるはむしろ当然であろう。昨年、キリスト教信者某氏が、神典を寝ながら口述するは不都合ではないか、と詰問された。瑞月は、社会潮流が横道ばかりを行っているで、俗界人に交じって共に活動するためには、神意に反しなければならないこともある。また横臥して静かに宇宙真理を考えて誠解釈をなしているである。また、横臥して目をつぶるというは、現界はとても見て居られない有様であるという謎でもある、と答えておいた。これは一種詭弁でもありましょうが、実際に事を言えば、今日世態を傍観することができないため、やむを得ず病躯を駆って世ため道ために犠牲的に立ち働いているである。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年03月14日(旧01月27日) 口述場所竜宮館 筆録者口述者(出口王仁三郎) 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年5月3日 愛善世界社版前付 1頁 八幡書店版第10輯 143頁 修補版 校定版前付 1頁 普及版前付 1頁 初版 ページ備考
OBC rm560001
本文のヒット件数全 75 件/ノ=75
本文の文字数1571
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文  瑞月王仁が横臥したまま、こ物語を神示に従ひ口述せるを見て、大本人中に色々批評を下して居る方々があります。役員も信者も又長屋主人までも、口を揃へて……神様とも在らうもが、謹厳なるべき霊界有様を発表するに際し行儀悪い寝そべつてどうして真実事が伝へられるもか。斯如き手続に由つて成りし著書は一読すべき価値無いもだ……と謂つて一口に毀つて居る人もあります。勿論神様としては口述者肉体を行儀よく端坐させておいて御伝へ遊ばされ度きは最もで在りませう。然し乍ら瑞月は一昨年以来非常に健康を害し、日夜病気に苦み悩み到底一時間と坐つて居ること出来ない状態でありました。こ肉体健康に復するを待つて居やうもなれば何時になるか判らない。夫れでは数多信者や世界人々に対して神様御仁慈御思召を宣伝する事は出来ませぬ。思想悪潮流は天下に氾濫し殆ど泥海と化せむとするこ際一日も猶予する訳には行かない。仁慈深き大神は世界万民を救ひ至治太平神代を一日も早く築き上げ、万有一切を天国楽園に遊ばしめ、地獄惨状より救はむと御考へより、止むを得ずして、変則的方法を一時お採りになつたであります。神仁慈は到底人間計り知るべき限りではない。中には……瑞月は神に仕ふる身なれば二六時中極めて壮健にして病気などに犯さるべき道理が無い、それに日夜病気に苦しんで居るは何か御神慮に叶はない事が有るに違ひない。そんな神慮に叶はない人口から喋つた寝言を聞いて何にするか……と言つて居る人もチヨコチヨコあるやうに聞いて居りますが、王仁は二六時中沢山信者病気平癒を各地に於て祈る声が耳に聞え来ると共に、そ苦痛幾分かを助けて居るだから、大本信者に病人絶滅せない限りは、瑞月王仁肉体は断じて健康体に復する事はありませぬ。瑞月王仁が病気病魔と戦いながら、孜子として神業一端に奉仕するそ苦衷を察せない人々は右様批難や攻撃をさるるは寧ろ当然でありませう。昨年未信者併も基督教信者某氏が瑞月に向つて……霊界物語を寝ながら口述するは不都合ではないか……と詰問された事がありました。瑞月はそ時左記やうな事を答へて置きました。
……現代立派な人間様は何れも大道を直立して歩行活動して居ながら、蟹やうに神意に反せる横道ばかりを行つて居るぢやありませぬか。社会潮流は滔々として横流して居る、河水も潮水も皆横に流れて居る。夫れ故、俗界人々に交つて共に活動せむと思へば神意に反したる行動を取らなければならぬ。かう謂へば余り消極的だと又言はるるかは知らぬが、横臥して静に宇宙真理を考へ神意に背かざる誠解釈をなし、神教宣伝使として公平なる判断を為し、社会活動者を大神愛護下に立派に能く立ち働かしめむとする為である。又横に寝て王仁が働くと云つたは、眼を塞ぎ眠ると云ふ謎である。体主霊従現代人行動は正しき人間としては真面目に眼を開けて見ては居られない。一切自我心を捨て安静安眠境地に立つて些しも偏せず、宇宙精神真髄を探つて之を世人に伝へむ為に、霊界物語を著はして居るである。地上を横流する河水は滔々として些しも淹滞せない。併し士農工商に従事する活人は、無論立つて働かねばならないは当然であることを心得て貰ひたい……
と云つた事がある。要するに之は一種詭弁でもありませうが、実際ことを言へば今日世態を見て吾々は傍観する事が出来ない。止むを得ず、病躯を駆つて世為道為に犠牲的に立ち働いて居るであります。何程寝物語だと謂つても其内容は決して眠つては居ないことを茲に告白しておきます。惟神霊幸倍坐世。
 蟹が行く横さ道を歩むより
  横に立ちつつ道をたて行く

   大正十二年三月十四日
      於竜宮館
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki