文献名1霊界物語 第57巻 真善美愛 申の巻
文献名2第2篇 顕幽両通よみ(新仮名遣い)けんゆうりょうつう
文献名3第16章 犬労〔1466〕よみ(新仮名遣い)けんろう
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日----
あらすじデビス姫はワックスの話から、父がまだ存命で如意宝珠もひとまず戻ったこと、妹も生きていることを知ってやや安心していた。三千彦とケリナ姫がやってきて問いかけた時には眠りについていた。デビス姫はスマートの吠え声で目を覚ました。三千彦は強力にまかせて錠前をねじ切り、デビス姫を救い出した。二人とも足が立たなかったので、三千彦はまず二人を館に背負って送り届け、その後また戻って求道居士を助け出すことにした。小国彦は昏睡状態であったが、三千彦が天の数歌を歌って祈願をこらした結果目を覚ました。小国別は娘たちとの再会をひとしきり喜んだあと、再び昏睡状態に陥った。三千彦は求道居士を救い出すべくスマートとともに館を飛び出した。受付のエルはふと目をさまし、姉妹が帰ってきたこと、三千彦がテルモン山の岩窟に向かったことを知り、三千彦の後を追って飛び出した。エルは先回りして、数十人の荒くれ男たちを指揮して三千彦を捕えようとしたが、スマートが飛び出して駆けまわり、足をくわえて将棋倒しに倒してしまった。男たちはいずれも草の中に四つ這いになってふるえている。三千彦は求道居士とヘルが囚われている岩窟に近づいた。二人は数十人に棒きれで叩きつけられて血を流して倒れていた。三千彦は大声で呼ばわって群衆を止めた。群衆は棍棒、竹槍をもって三千彦に迫ってくる。三千彦は求道居士をかばいながら敵の刀を奪って守っている。スマートがまたもや駆け回り、悪酔怪会員の男たちの足をくわえ、手にかみつき、一人残らず草の中に投げ倒した。三千彦は求道居士とヘルに呼びかけると、二人とも返事があった。三千彦は二人を安堵させた。求道居士を背負い、ヘルはどうにか歩けたのでスマートに補助させて神館に帰って行った。三五教の魔法使いがまた現れたというので、悪酔怪会員や宮町の老若男女は戦々恐々として、魔法使いと狂犬を撲殺すべく相談会をあちこちで開いていた。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年03月25日(旧02月9日)
口述場所皆生温泉 浜屋
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年5月24日
愛善世界社版208頁
八幡書店版第10輯 335頁
修補版
校定版217頁
普及版100頁
初版
ページ備考
OBC rm5716
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