王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1霊界物語 第57巻 真善美愛 申
文献名2第3篇 天上天下よみ(新仮名遣い)てんじょうてんか
文献名3第17章 涼窓〔1467〕よみ(新仮名遣い)りょうそう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ小国姫は三千彦たちを出迎え、求道居士とヘルには一室をあてがい、ケリナ姫が看病することになった。そして三千彦をどこまでも救い親としてどこまでもついていく覚悟を示した。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年03月26日(旧02月10日) 口述場所皆生温泉 浜屋 筆録者加藤明子 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年5月24日 愛善世界社版223頁 八幡書店版第10輯 341頁 修補版 校定版231頁 普及版107頁 初版 ページ備考
OBC rm5717
本文のヒット件数全 92 件/ノ=92
本文の文字数1729
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文  色と欲とに囚はれし  家令倅ワックスは
 日頃野望を達せむと  悪友二人を唆かし
 神館に納まりし  如意宝珠を盗みだし
 其監督を任されし  小国別を陥れ
 無理往生に最愛  デビス姫を手に入れて
 神館を占領し  栄耀栄華に暮さむと
 悪逆無道企みをば  今や遂げむとする時に
 三五教宣伝使  神三千彦が
 旭如くに下り来て  旧悪忽ち暴露され
 身おき処なきままに  種々雑多奸計を
 巡らし遂に三千彦を  魔法使と云ひ触らし
 姫危急を救ひたる  求道居士を初めとし
 憐れや二人姉妹を  白狐化身と強弁し
 数多町人詐りて  雁字搦みに縛り上げ
 テルモン山奥深く  醜岩窟に叩き込み
 時を窺ひ夜な夜なに  岩窟前に忍び行き
 恋炎を燃やしつつ  口説き立つれど魂
 据りきつたる姉妹は  何容赦もあら涙
 怒りて手もなく撥ねつける  恋奴隷となり果てし
 頓馬息子ワックスも  手を下すべき余地もなく
 遂には自暴自棄となり  鋭利な竹槍引き扱き
 デビス姫を一突きと  構ふる折しも草を分け
 飛鳥如く飛び来る  神使スマートに
 右利腕一噛ぶり  アツと悲鳴を上げながら
 少時其場に倒れしが  痛さを耐へて起き上り
 恋恨を晴らさむと  悪酔怪荒武者を
 煽動なして引き来り  求道居士を閉ぢ込めし
 岩窟前に押し寄せて  鉄門を手もなく打破り
 二人を外へ引き出し  各自に槍や刀をば
 携へ二人を責つける  身に数十創を受け
 露落ちなむと  する時もあれ三千彦が
 猛犬スマート引き連れて  求道居士を救はむと
 来りて見れば案定  数十人荒男
 三千彦目蒐けて攻め来る  少しも騒がぬ三千彦は
 天津祝詞を奏上し  生言霊数歌を
 唱へ居たりし真最中  猛犬スマートは右左
 獅子奮迅勢で  大活動を始め出し
 何容赦も荒男  バタバタバタと小口から
 将棊倒しに苛めば  遉無謀若者も
 これや敵はぬと吾先に  草生茂る野中を
 たと四這ひに  思ひ思ひに逃げて行く
 其光景ぞ可笑しけれ  三千彦思はず吹き出し
 アハハハハと笑ふ間も  容赦嵐に吹かれつつ
 求道居士傍により  言葉優しく慰めつ
 手負を背に負ひながら  ヘル諸共に神館
 人目を忍び帰り行く  アア惟神々々
 神助けぞ有難き。
 小国姫を初とし  デビス、ケリナ姉妹は
 求道居士を背に負ひ  スマート、ヘルを従へて
 神裏口に  悠々帰り来りたる
 三千彦司を待ち迎へ
小国姫『神宣伝使  其神徳も三千彦
 誠一つ救主  いかいお世話になりました
 サアサア早く奥間に  お進みなさつて一休み
 醍醐味なりときこし召し  疲れを休め下さんせ
 数多手創を負ひ給ふ  求道居士やヘルさまは
 ケリナ姫が付添うて  厚く看護を致します
 先づ先づ安心なさいませ  娘二人が大変な
 厚いお世話になりました  貴方は二人助け神
 三千彦さまと相並び  経と緯と神柱
 そ神徳高きをば  尊び敬ひ奉る
 朝日は照るとも曇るとも  月は盈つとも虧くるとも
 仮令大地は沈むとも  誠在す限り
 テルモン山此館  如何なる曲攻め来とも
 如何でか畏れむ敷島  誠心を振り起し
 破邪剣を振り翳し  快刀乱麻を断つ如き
 無限神徳現はして  迷へる百人々を
 誠御教に  救はにや置かぬ吾心
 守らせたまへ惟神  国治立大御神
 其外百大御神  救ひ司と現れませる
 三千世界救世主  三千彦司や求道居士
 守らせたまへ吾々が  親子運命を
 アア惟神々々  清き心を現はして
 神に誓ひて願ぎ奉る』
と歌ひ、双手を拍つて三千彦無事帰館を祝し且つ将来覚悟を述べた。三千彦は小国姫案内につれて奥一室に通りデビス姫と四方八方話に時を移した。求道居士、ヘル両人は見晴しよき一室に担ぎ込まれ窓を開け放ち、涼しき夜風を浴びながら創所痛みも打ち忘れ、親切なケリナ姫介抱もとにソファー上に横はつた。ヘルも亦枕を並べて横はり、ケリナ姫親切な介抱を受くる事となつた。
(大正一二・三・二六 旧二・一〇 於皆生温泉浜屋 加藤明子録)
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki