文献名1霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻
文献名2第5篇 金言玉辞よみ(新仮名遣い)きんげんぎょくじ
文献名3第20章 三五神諭その一〔1545〕よみ(新仮名遣い)おおもとしんゆ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2021-11-08 17:21:06
あらすじ明治二十五年旧正月…日三ぜん世界一度に開く梅の花、艮の金神の世に成った。梅で開いて松で治める神国の世になった。この世は神が構わなければ立ち行かないが、今は強いもの勝ちの獣・悪魔ばかりに世になってしまっている。邪神にばかにされて眼が覚めない暗がりの世である。これでは世が立ち行かないから、神が表に現れて、三千世界の天之岩戸開きを致すのである。三千世界の大洗濯、大掃除を致して、天下泰平に世を収めて、万古末代までつづく神国の世にするのである。上ばかり良くても行けない、かみしも揃わなければ世は収まらない。不公平では治まらないのだ。かみしも揃えて人民を安心させ、末代潰れない神国の世に致すのだ。天使は綾部に出現されてある。世界をこのままおいたなら暗黒に成る。この世の鬼を往生させ邪神を戒めなければ世界は神国にならない。昔の大本からの神の仕組が成就致す時節が廻ってきたから、苦労はあっても埒を付けるのだ。判った守護神は一柱なりとも早く大本へ出て参って、神界の御用を致して下され。世界中の事であるから、何ほど知恵や学があっても人民では判らないことである。だから生まれ赤子の心に立ち返らないと見当が取れない。綾部は昔から神が隠しておいた真誠の仕組の地場であるのだ。世界国ぐに所どころに岩戸開きを知らせる神柱はたくさん現れる。高天原へ諸国の守護神を集めて、それぞれの御用を申し付ける。何をしても大本の教えを守らなければ九分九厘でひっくり返る。皆吾が吾がと思っていても、艮の金神が化かして使っているのである。仕組の判る守護神は世の本の御用を致さすから、これまでの心を入れ替えて、大本へ来て肝心の事を聞いて、御用を勤めてくだされ。神と悪魔との戦いがある。このいくさは勝ち軍、神が陰から仕組が致してある。神が表に現れて善へ手柄をさせる。邪神の国から始まってもう一と戦がある。あとは世界の大たたかいで、これは段々判ってくる。この世は神国であるから、世界を一つに丸める。そこへ成るまでにはなかなか骨が折れるけれども、三千年余の仕組であるから、上に立っている守護神にちょっと判りかけたら神が力を附けるから大丈夫である。世界の大峠を越すためには、素直にしてどんな苦労も致す人民でないと、世界の物事が成就しない。この事を明らかにする身霊は東から出てくる。このお方がお出でになったら、さっぱり日の出の守護と成るから、世界中の神徳が光り輝く神世になるのだ。いったん戦いが治まっても、後の悶着はなかなか治まらない。神が表に現れて神と学との力くらべを致す。学の世はもう済んだ。神には勝てないのだ。明治二十六年…月…日世界に大きな事や変わった事が出てくるのは、皆この金神の渡る橋であるから、世界の出来事を考えたら神の仕組が判ってきて誠の改信ができる。一人でも改信させて世界を助けたいと思い、艮の金神は昼夜、天地の元の大神様へお詫びをいたしている。これから世界中の大洗濯をしてこの世を治す。信心強き者は助ける。信心なきものは気の毒ながらお出直しになる。根本から世を立て直すから、世界が一度に動く。この世は神国であるから、善き心を持たなければ、悪では永くは続かない。金神の世になればどんな事でも致すから、珍しい事が出来る。明治二十七年旧正月三日綾部は世の本の太古から神の経綸が致してある結構なところである。このことを知っている人民は独りも無い。本宮坪の内の出口竹蔵・お直の屋敷には金の茶釜と黄金の玉が埋めてある。これを掘り出して三千世界の宝と致す。黄金の玉が光り出したら世界中が日の出の守護となる。大地の金神様を金勝要の神様と申す。この神様を陸地表面にお上げ申して、結構なお祭りをなさないとこの世は治まらない。神は厳しく、人民は穏やかになる。これを誠の神世という。神世になれば人民の寿命も長くなり、世界中勇んで暮らすようになる。明治二十九年旧十二月二日天地の神々のお蔭で段々と住家も立派になり、衣類も食物も結構に授けていただくようになった。みなこの世をこしらえた元の活神の守護である。元の活神の苦労を忘れて利己主義のやり方ばかりをして、神の居るところも無いようにしてしまった。このままでは世界が潰れて餓鬼と鬼の世になるから、岩戸を開かねばらない事に世が迫ってきた。神が表に現れて、神力を現し、三千世界を日の出の守護と致して世界を守る。神が永らく艱難苦労を致していたことを知る人民はほとんどない。それでは神の経綸は延びるばかりであるから、大本へ立ち寄って神のお話を聞かせてもらった人民なりとも改信して、元の水晶魂に立ち返ってくだされ。世が迫ってきたから、解った人民から改信しないと世界の人民が三分になってしまう。
主な人物
舞台
口述日1923(大正12)年04月25日(旧03月10日)
口述場所
筆録者北村隆光
校正日
校正場所
初版発行日1925(大正14)年8月12日
愛善世界社版273頁
八幡書店版第10輯 689頁
修補版
校定版287頁
普及版
初版
ページ備考
OBC rm6020
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