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文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子
文献名2第1篇 常磐よみ(新仮名遣い)ときわまつ
文献名3第5章 神山〔1555〕よみ(新仮名遣い)しんざん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-05-23 11:29:51
あらすじ
主な人物 舞台 口述日 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版61頁 八幡書店版第11輯 49頁 修補版 校定版66頁 普及版60頁 初版 ページ備考
OBC rm6105
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本文の文字数3566
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本文
  第四二

    一

 天津御国神人も  大空にかがやく日かげも
 夜守り月かげも  きらめき渡る星さへも
 元津御祖大神を  たたへまつりて仕ふなり
 こ上に住むもは  上なき権力を初めとし
 青人草に至るまで  神御稜威をほめたたへ
 御前にひれ伏し畏みて  愛善徳身にひたし
 信と真と光明に  かがやき渡りて天津神に
 あななひ仕へたてまつれ  人はこ世にあるかぎり
 神より外に力とし  柱となして頼るべき
 もは一つだにあらじかし  ほめよたたへよ神いづ
 したへよ愛せよ伊都神。

    二

 世界太初に言葉あり  言葉は道なり神に坐す
 すべては言霊  清き御水火にもとづきて
 造られ出でしもぞかし  現しき此世は言霊
 幸ひ助け生ける国  天照り渡る貴
 すべて法規も更生も  言葉をはなれて外になし
 あゝ惟神言霊  幸ひ助くる神国に
 生れ出でたる嬉しさよ。

    三

 瑞御魂に身も魂も  捧げて仕ふる信徒は
 ほろびと罪まが神に  苦も無く勝ちて世に栄ゆ
 神めぐみをいつまでも  まご子末まで語りつぎ
 かならず忘るる事なかれ  神にしたがひあるうちは
 つねに歓びと楽しみ  花も絶間なく匂ふなり
 よろこび祝へ神徳  慕ひまつれよ神愛。

    四

 伊都御魂教をひらき  世人を導き許々多久
 罪をあがなひ清めます  瑞御魂いさをしを
 諸人声を一つにし  謳へよ称へよ心かぎり
 三五いときよく  日に夜に神をたたへかし。

  第四三

 限り知られぬ天はら  伊照りかがやく日
 清けく明き霊光は  元津御祖はてしなき
 貴神力を顕はせり  すべて祖とます
 真神業は  日々に新たに天地に
 かがやき渡るぞ畏けれ。

  第四四

    一

 海内外隔てなく  万子よ
 天地万有主宰なる  元津御祖大神
 広き尊き大稜威  言霊きよく唱へつつ
 よろこび歌ひたてまつれ  清き言霊善き祈りは
 神に捧ぐる御饌津もぞ。

    二

 神はわれ等を育てたる  真誠御祖にましませば
 現世事悉く  捨てて御仕へたてまつれ
 人は神子神民  神より外に頼るべき
 力も柱も世にあらじ  ほめよたたへよ神恩。

    三

 花咲き匂ふ弥生空  蝶舞ひ遊ぶ天津国
 善言美辞歌をうたひつつ  神御門にすすみゆく
 人は神子神民。

    四

 伊都大神瑞御魂  恵みは豊かに愛は絶えず
 八洲河原に溢れたり  汲めよ信徒まごころ籠めて
 生命清水を飽くまでも  人は神子神民。

  第四五

    一

 あやにかしこき伊都神  教御祖とあれまして
 万人草に  恵み光投げたまふ
 仰ぎ敬へ御祖徳を  人は神子神民。

    二

 凡ては皇神  厳言霊に生出でぬ
 人は神子神宮  伊都言霊さづけられ
 こ世に生きて道ため  尽す身魂と造られぬ
 心を清めて朝夕に  生神言を宣り奉り
 生成化育神業に  身も棚知らに仕ふべし。

    三

 こ栄ゆも言霊ぞ  滅び失するも言霊ぞ
 舌矛先に  神も現れまし鬼も来る
 あゝ惟神々々  謹むべきは言霊
 水火一つにありといふ  真教をかしこみて
 かならず罵ることなかれ  人は神子神宮。

    四

 神は吾等を生み成せし  誠御祖にましませば
 朝な夕なに大前に  ぬかづきひれ伏し神恩を
 感謝なさずにあるべきや  御徳を仰がであるべきや
 吾等は神子神宮。

    五

 天津御空より恵みは広く  稜威は須弥より猶高し
 仰ぎ奉れよ父徳  慕ひ奉れよ母
 堅磐に常磐に皇神  定めたまひし大神律は
 月日輝き渡るかぎり  亡びず失せじ惟神
 神いさをぞ畏けれ。

    六

 百千万生言霊  変れる国々もいとひなく
 誠一つを楯となし  神御ため世ために
 厳教を伝へ行く  誠人こそ神御子
 神は汝等と倶にあり  勇みて立てよ道ため
 振ひ立て立て御代ため  権力主とあれませる
 神は守らせ玉ふべし  あゝ惟神々々
 神御子達奮ひ起て  もはや神代は近づけり。

  第四六

    一

 愛善徳天地に  かがやき渡りて現世
 雲きり四方に吹き払ふ  後にきらめく日月は
 信真なる力なり。

    二

 皇大神葉は  スメール山動きなき
 高き姿にさも似たり  八千万劫末までも
 堅磐常磐にゆるがまじ  仰ぎ敬へ神教。

    三

 天地万有遺ちもなく  神御手以て造られし
 もにしあれば限りなき  恵み泉は湧き充てり
 汲めよまめ人心をきよめ  神に習ひて生命水を。

    四

 月御神恵み露は  天地四方に限りなく
 雨ごとくに降りそそぐ  清き身魂盃持ちて
 尽きぬいつくしみ汲めよかし  生命を維ぐ真清水を。

    五

 生命は深山谷水如く  いや永久に湧き出づる
 瑞御魂清ければ  汚れを洗ひ世をめぐみ
 清水となりて人を生かす  神いさをを称へかし
 人は神子神民。

    六

 瑞御魂誓約によりて  青人草は日に月に
 八桑枝如して栄えゆく  罪に汚れし人子よ
 来りてすすげ八洲河  集ひて飲めよ由良川
 清き生命真清水を。

  第四七

    一

 厳御魂御ひかりは  至らぬ隈なく世を照らす
 罪に曇りてさまよへる  人よ来りて御光あびよ。

    二

 瑞御魂は月にしあれば  寝れる夜間も守らせ玉ふ
 東雲近く朝日空も  蔭に坐まして恵ませ玉ふ。

    三

 瑞御教を心にかけて  日々業務いそしみ励み
 神栄光を世に広く  あらはし奉らむ道ため。

  第四八

    一

 神めぐみは天地  はてしも知らぬ御国まで
 広けく高くましまして  そ神業は日に月に
 いや新しく現れませり。

    二

 天と地とを抱きつつ  霊御国には月と化り
 天津御国には日と化りて  天津使や信徒
 霊魂をいともねもごろに  恵まひたまふぞ有難き
 海とあらはれ山と成り  河野となりて物皆に
 生命を授くる伊都神  瑞御魂ぞいと尊し。

    三

 八束生髭抜き取られ  手足爪まで除かれて
 血潮に染りし瑞御霊  天津国人地
 青人草になりかはり  千座置戸を負ひませし
 更生主ぞ誠母に坐す  われら死せるたましひに
 生命清水そそがせて  呼び生け浄め大神
 貴御柱となさしめ玉へ  あゝ惟神々々
 瑞御魂ぞ慕はしき。

    四

 瑞御霊おんめぐみ  われらに降らせ玉ふ上は
 厳御楯を前におき  戦ふ如き思ひして
 身もたなしらに道ため  御神ために仕ふべし
 守らせたまへ瑞みたま。

  第四九

    一

 真誠一つは荒磯に  並べる千引ごと
 逆捲きかみ付き襲ひ来る  浪にも動がぬ神国魂よ。

    二

 神めぐみは由良河  真砂ごとくいつまでも
 数へつくすべき時もなし  大海なせるみづ御魂。

    三

 世は紫陽花七変り  さだめなき身果敢なさを
 命神にまつろひて  永久栄光を楽しまむ。

    四

 山と積みてし身罪や  ふかき心けがれをば
 みづ御魂真清水に  洗はれ清く世に生きむ。

  第五〇

    一

 遠き神代昔より  末末まで吾魂を
 守り玉ひし伊都神  瑞御魂ぞ御祖神。

    二

 天と地と別れざる  前より坐ます皇神は
 斯世を造りし御祖なる  大国常立大神ぞ。

    三

 千年八千年万年も  神御眼より見たまへば
 川水泡か草露  短き夏如し。

    四

 空蝉身は  消えて跡なき草
 水泡となりて亡ぶとも  永久に滅びず栄えます
 まこと御ひかりを  身魂に浴びて限りなく
 天津御国に栄えかし  人は神子神民。

    五

 天と地とは変るとも  永久に動かぬ神
 伊都御座ぞ尊けれ  われらが御魂住む家は
 高天原国  夜と冬なき神

  第五一

    一

 伊都大神瑞神  深き恵みをうかがへば
 人言葉に尽し得ぬ  尊きひろき限りなき
 計り知られぬ姿なり。

    二

 暗き浮世にふみ迷ひ  道を忘れし人身に
 聖き光をあたへつつ  安きにすくふ神稜威
 こころおごりし時にまた  慈悲鞭を加へつつ
 眼を覚まし生魂  力を振り立て給ふこそ
 実にも尊き神恩。

    三

 いやしき吾等身にあまる  厚きめぐみを限りなく
 幼き時よりたまひつつ  山より高く海よりも
 深き仁愛御守り  うれしみ畏み仰ぎまつる。

    四

 月と現れます瑞御魂  あつき恵露あびて
 うつし世かくり世隔て無く  神功績を称ふべし。
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