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文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子
文献名2第3篇 白梅よみ(新仮名遣い)しらうめはな
文献名3第11章 神浪〔1561〕よみ(新仮名遣い)しんろう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2019-12-29 18:53:53
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月03日(旧03月18日) 口述場所 筆録者鮮月 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版145頁 八幡書店版第11輯 75頁 修補版 校定版157頁 普及版60頁 初版 ページ備考
OBC rm6111
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本文
  第一〇二

    一

 天津御空は捲き去られ  大地は沈み崩るとも
 堅磐常磐に高知らす  伊都御霊は唯ひとり
 変らせたまふことぞなし  仰ぎ敬へ神稜威。

    二

 只一息言霊に  冠島沓島荒風や
 伊たけり狂ふ高浪を  鎮めて珍神島へ
 安く穏ひに渡りたる  美都御魂神力は
 今猶ほ変らせ玉ふなし  仰ぎ敬へ神稜威。

    三

 そむける教司等も  憐れみ捨てずいつくしみ
 まどへる信人を導きて  助けたまへる神柱
 深き恵は永遠に  流れて尽きぬ由良
 来りてすすげ汚れし魂を。

    四

 罪とけがれに沈みたる  あまた子ことごとく
 愛しき吾子と生したて  育みたまふ瑞御魂
 仁慈無限御心は  千代に八千代に変りなし
 慕ひまつれよ神稜威。

  第一〇三

    一

 みづみづし教御姿は
  空照り渡る月かんばせ。

    二

 春朝露にほころぶ白梅
  花にもまして美しき貴美。

    三

 秋御空に澄める月かげも
  貴美姿に見惚れたまはむ。

    四

 清々しく夏夕べ風よりも
  冬雪にも勝れたる貴美。

    五

 瑞御魂神栄光を身に浴びて
  吾等ために天降り玉ひぬ。

  第一〇四

    一

 神御栄光御功績は  高く広けく限りなし
 黄金琴をかきならし  天津御使と相共に
 うたひ調を競はまし。

    二

 天地百罪人を  生かせたまひし瑞御霊
 千座置戸いさをしを  八雲小琴をかき鳴して
 天津使と相共に  心限りうたはまし。

    三

 まことに充ちて御恵み  溢るる貴美を言
 かぎりを尽し御さかえを  天津使と相共に
 小琴に合せてうたはまし。

    四

 清め主によろこびて  見ゆる日こそ近づきぬ
 限りも知らぬ幸はひを  授けたまへる嬉しさを。
 八雲小琴に合せつつ  調も清くうたはまし。

  第一〇五

    一

 日かげも清く大空は  いや広らかに澄わたり
 霜を送りし木枯やみて  常世春は生れ来ぬ
 草木は若芽を吹き出し  花いろいろに咲き匂ふ
 勇みよろこべ五六七神は  綾高天に現れましぬ。

    二

 叢雲おこりて大空ふさぎ  雷轟き稲妻
 東空より西はて  ひらめき走り降る雨は
 いかに激しくありとても  五六七現れし上は
 恐れもなやみもあらざらむ  いさみ歓べ諸人よ。

    三

 高き尊きいと美はしき  みいづを纒ひてめぐみ
 身につけ乍ら降りたまふ  五六七御栄光を
 いさみて仰げ神代は近し。

    四

 誠貴美はあらがね  地に降りて世を守る
 古りにし悪は根絶し  聖きよろこび茂るらむ
 粟如す司とく来れ  神は日に夜に待ち玉ふ。

  第一〇六

    一

 木枯すさび  万木枯るる
 悪魔如き  冬去りゆきて
 希望に充てる  春日は来たる
 森羅万象  挙りて勇め
 瑞御霊ぞ  現はれたまふ。

    二

 悲しきこ  旅人たちよ
 勇みよろこべ  清め主は
 月御神  栄光に充ちて
 綾高天に  現はれましぬ
 神本宮  聖エルサレム
 淤能碁呂島  真秀良場に。

    三

 神御国  御許を放れ
 四方にさすらふ  珍民草よ
 五六七  再降臨を
 迎ふる時こそ  近づき来りぬ
 よろこび勇め  神御民よ。

    四

 五六七神代は  早近づきて
 こ世は日に夜に  あらたまり行く
 そ瑞祥を  あがめまつりて
 歌へよ舞へよ  四方子。

  第一〇七

    一

 瑞御魂更生主  東空に現はれて
 塩八百路浪を超え  舟に乗りつつ神司
 あまた引連れエルサレム  神都城にしづしづと
 降り玉はむ時は来ぬ  万人草は
 貴美御栄光御恵み  露にうるほひ勇みたち
 天地も動ぐ言霊  水火を合せて伏し拝む
 其光景眼前に  現はれ来るぞ楽しけれ。

    二

 まこと一つ瑞御魂  メシヤ神は舟に
 神エルサレム  再び御姿あらはして
 今まで神大道を  嘲り破り御使を
 傷つけ殺しし曲人を  審判たまへば罪人は
 恐れをき平伏して  嘆き悲しむ時は来ぬ
 あゝ諸人よ諸人よ  一日も早く眼を覚せ
 五六七御代は近づけり。

    三

 こ世を洗ふミカエル  面は月日と輝きぬ
 千座おき戸を負はせつつ  囚獄中に苦しみし
 貴美恵は幸はひて  日出づる神代と成りにけり
 よろこび祝へ人子よ。

    四

 天と地とは新しく  生まれ来りし心地せり
 広きこ世をしろしめす  メシヤ御座は定まりぬ
 ハレルヤ ハレルヤ神御国。

  第一〇八

    一

 心きよめて仰いで待てよ  東空を輝かし
 栄光に充てる舟にり  やがて輝く日下に
 あまた御使を伴ひまして  仁慈露にうるほひ光る
 眼を照し降りまさむ  夢々うたがふこと無かるべし
 東雲空茜さして  やがて日出は近づき来らむ。

    二

 こ世を照す皇神は  厳御燈明油なり
 清めために瑞御魂  弘誓舟に身を任せ
 神に親しむ氏子を  慰め安んじみちからを
 あたへむために来るべし  勇みよろこびまごころを
 こめて貴美をば迎へまつれ。

    三

 光と権威に充たせる主よ  大地を包みし黒雲を払ひ
 まちこがれたる誠民を  救はむために三千年
 忍びたまひし其有難さ  しひたげられし大日
 清き神民を初めとなして  万民草らをば
 神御国に生かせ玉はむ  あゝ惟神々々
 御霊幸へ坐しませよ。

  第一〇九

    一

 こ終末はちかづきぬ  瑞御魂ミカエルは
 八重たな雲をかきわけて  東エルサレム
 ヨルダン河上流に  千座を負ひて生れましぬ
 浮世泥に染みながら  諸なやみを身にうけて
 普く世人にあざけられ  いばら冠を被せられ
 笑みを湛へて言霊  大道を開き玉ひつつ
 再び舟に打ちりて  天と地と中空を
 黄金棹をさしながら  大日エルサレム
 都をさして降ります  時こそ近づき来りけり
 万国人勇ましく  音楽かなで花かざし
 清め再臨を  仰ぎよろこび迎へかし。

    二

 伊都御魂御をしへを  信ひまつり美都御魂
 清め御手に取りすがり  御言まにまに謹みて
 まこと道によみがへり  天津御国にぼりゆき
 上なき喜悦に充ちあふれ  天津御神おんもとに
 つかふる身魂となれよかし

    三

 罪にけがれし人眼は  仁慈御顔も
 いかりおもてとながむべし  神は愛なり仁なれば
 かならず人を捨てまさじ  一日も早く罪を悔い
 神御前にひれ伏して  そ来るを待てよかし。

    四

 こ終りとなりにけり  仁慈神は瑞御魂
 清め主とさだめまし  栄光舟にらせつつ
 日下国へ現れまさむ  聖き月日は迫りきぬ
 さばき御声いと高く  聞ゆるまでにたましひを
 研き清めてそなへせよ。

  第一一〇

    一

 つみ人をさばかせたまふ時は来ぬ
  悔いあらためよ魂をきよめて。

    二

 わが名をば洩らし玉はず神書に
  しるさせ玉へ伊都大神。

    三

 うたがひや恐れ雲を吹きはらひ
  みちびき玉へ神ます国へ。

    四

 えらまれし人をあつむる笛
  耳に入るまでみがかせたまへ。

  第一一一

    一

 更生主降らせ玉ふ日は近し
  心燈火とりて迎へむ。

    二

 皇神清きしもべ誉をば
  受けさせ玉へわれを導きて。

    三

 村肝清くして
  神柱となるぞ尊き

    四

 思はざる時に思はず降ります
  神栄光に入る人ぞ尊き。
(大正一二・五・三 旧三・一八 出口鮮月録)
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