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文献名1霊界物語 第61巻 山河草木 子
文献名2第4篇 風山雅洋よみ(新仮名遣い)ふうざんがよう
文献名3第16章 神英〔1566〕よみ(新仮名遣い)しんえい
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-05-24 03:52:14
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月06日(旧03月21日) 口述場所 筆録者隆光 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版209頁 八幡書店版第11輯 95頁 修補版 校定版229頁 普及版 初版 ページ備考
OBC rm6116
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本文の文字数2350
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本文
  第一五二

    一

 左手にて施与するを右手にて
  知らせざるこそ神に叶へり。

    二

 川瀬に落ちて流るる種子さへも
  何れ岸にか生ひたつもを。

    三

 惟神神まにまに何事も
  務め行く身に過失はなし。

    四

 荒風に裂き折られしと見えし木
  木蔭にさへも人は寄り来る。

  第一五三

    一

 常暗夜は明け行きて地上に
  住む人子も眼さましぬ。

    二

 御教を聞いて涙に咽びつつ
  犯せし罪を悔ゆる尊さ。

    三

 大八洲八十国人悉く
  御前に畏む時近づきぬ。

    四

 千万人草心より
  御空仰ぎて恵を慕ふ。

    五

 いと清し由良流れに罪を洗ひ
  神御国に行くぞかしこき。

    六

 瑞御霊現はれ玉ひ御恵
  潤ふ日まで忍ばせ玉へ。

  第一五四

    一

 世界を繞る氷山も  照る日にやける真砂浜も
 神恵を求めつつ  叫ぶ声こそ響きけり
 艱み鎖解けよ放てよ。

    二

 皇神恵み露は草にすら
  豊にかかり月日は宿る。

    三

 厳恵みは足曳  山にも野にも充ちたらふ
 万司なる  人をば見捨て玉はむや
 慕ひまつれよ神愛  上なる神御智慧に
 暗き心を照されし  吾れ等はいかで御光を
 暗きに迷ひ苦しめる  世人に照さで秘め置かむや。

    四

 瑞御霊世を治らす  五六七御代来る迄
 身魂を磨き生命  光御旗掲げつつ
 四方国々照せかし。

  第一五五

    一

 天津日照す限りは皇神
  御国となりて永遠に栄えむ。

    二

 厳御魂瑞御魂御名により
  捧ぐる祈祷は安く受けまさむ。

    三

 諸々国々民皇神
  御名を称ふる時は来にけり。

    四

 囚人は罪は赦され貧しきは
  富みて恵み雨に潤ふ。

    五

 天ケ下万物は皇神
  御名を謳ひて歓ぎ楽しむ。

  第一五六

    一

 地総ては神に服ひしと
  天なる神は喜び玉ふ。

    二

 高山も低山も皆皇神に
  仕へて御名を称ふる神代。

    三

 五六七世現はれ来る日を待ちて
  祈る吾等誠を聞こしめせ。

  第一五七

    一

 夜守り日御守りと朝夕に
  恵光照らす皇神。

    二

 山端に輝く星光見れば
  旅いとど楽しき。

    三

 東空に輝く星かげに
  信徒永遠希望を仰ぐ。

    四

 永久につきぬ恵も御教も
  今はさやかにきらめきにけり。

    五

 いと寒き露をばあびて夜を守る
  業勉めも果つる日近し。

    六

 世道に悩みて旅行く人々
  憩ふ時こそ近づきにけり。

  第一五八

    一

 国々に輝き渡る御恵み
  光は瑞御霊なりけり。

    二

 日に月に弥益幸を得よかしと
  光神を祈りこそすれ。

    三

 ほろびしと世に思はれし三五
  神業焔またも燃えつつ。

    四

 常世行く暗を照らして厳
  罪根城を砕かせ玉ふ。

    五

 日下に天降りましたる御使を
  慕ひて来れ世悉は。

    六

 厳御霊瑞御霊力ならで
  誰か此世を清め得べしや。

    七

 手毬なす雲も忽ち大空を
  塞ぐが如き三五道。

    八

 地在り悉潤はむ
  恵み降りしきる世は。

    九

 一粒粟種子蒔きて万倍
  実を結ぶなる三五道。

  第一五九

    一

 厳御霊や瑞御霊  穢れを清め世を生かす
 よき訪れは久方  天にも地にも雷
 轟く如く鳴り響く  山河草木相共に
 五六七御代を称へつつ  調を合せ御栄光を
 謳ひ楽しむ時は来ぬ  朝日如く輝きて
 御空に上る皇神  光を共に仰げかし。

    二

 万戦ひ治まりぬ  百国人生命
 御旗下に馳ついて  平安と栄光を祈るべし
 憂ひ艱み雲はれて  恵み月日空に照り
 弥永久にやすむべき  目出度き日こそ来りけり
 厳御魂御教  瑞御魂御誓ひ
 充つる時こそ来りけり  待ち焦れたる再臨
 月日を喜び謳ひつつ  喜び見るべき時は来ぬ。

  第一六〇

    一

 風荒み波は逆巻く海上に
  船を操る人ぞ危き。

    二

 いと安く港に進む御力を
  授け助くる神ぞ恋しき。

    三

 黄昏れて嶮しき山に迷ふ身も
  誠神は照らし玉はむ。

    四

 吾思ふ心ままに貧しきを
  賑す宝なきぞ悲しき。

    五

 形ある宝を持ちてつくすより
  誠教に身魂洗へよ。

    六

 星光洩れ来る伏屋に住むとても
  喜び多き神教へ子。

    七

 秋田に立ち出て厳八束穂を
  集むる人ぞ楽しかるらむ。

    八

 神国神苑に種をおろしなば
  弥まさりたる収穫あるべし。

    九

 心なき田人うとく残したる
  落穂拾ひて道にささげむ。

    一〇

 雨漏る賤ケ伏屋軒にさへ
  菫は香ひ蒲公英は咲く。

    一一

 蟇頭にさへも夜光る
  玉潜める例ありけり。

    一二

 真砂にも黄金混る物ぞかし
  心をとめて探り求めよ。

    一三

 何処にも人為すべき神業
  開かれあるを人は知らざり。

  第一六一

    一

 天津日届かぬ国さへも
  神恵み雨は降るなり。

    二

 三五教は常世行く
  暗を分け行く月日なりけり。

    三

 目見えぬあはれ果敢なき人身を
  神は宿りて守り玉ひぬ。

    四

 世悩み苦しみ患ひを
  憐れみ清むる瑞大神。

    五

 吾生命永遠に与ふる皇神は
  身魂燈火照し玉ひぬ。

    六

 現世暗路に光与へつつ
  神御国へ進ませ玉ふ。

    七

 瑞御魂命主よ海原
  みたさせ玉へ厳恵みを。

    八

 惟神神知ろしめす世中は
  心一つで曲神もなし。
(大正一二・五・六 旧三・二一 北村隆光録)
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